こんにちは、リブラです。今回は、ナポレオン・ヒルの「悪魔を出し抜け!」第12の解説です。

 

ヒル「7つの原則もとうとう最後になりましたね」

 

悪魔「最後の原則は警戒だ。

人間にとって『流される』習慣の次に危険なのは警戒を怠るということだ」

 

ヒル「何に警戒するのが1番有効ですか?」

 

悪魔「友人の選び方と友人の付き合い方だ。

 

友人の影響によって、自分が『流される』人間になるかそうでないかが決まる。

 

成功と幸福を手に入れようと思ったら、慎重に選択された友人ほど重要なものはない。

 

『流される』ことのない人間は、友人の選択にも慎重で、何らかの形でよい影響を与えてくれる人間としか親しく付き合わない

 

ヒル「友人の選択に慎重になることが、人間の成功や失敗にそれほど関わっているとは思ってもみませんでした。

 

成功する人間というのはみな、ビジネスにしろ、それ以外の付き合いにしろ、友人の選択には慎重になるものなのですか?」

 

悪魔「友人の選択に慎重でない限り、どんな分野においても成功ということはあり得ない」

 

ー「悪魔を出し抜け!」第12章よりー

 

これまで「ヒプノティック・リズム(集合意識による集団催眠)の法則」の威力を再三再四悪魔から聞かされてきましたから、関わる人間関係の影響がどれほどのものか想像がつくと思います。

 

人が無意識に放射する感情の波動の違いによって、人は関係することが心地よかったり、悪かったりします。

その結果、「類は友を呼ぶ」という現象が起きるのです。

 

人生を肯定的に捉える人と悲観的に捉える人とでは、どうしてもコミュニケーションはかみ合いません。

その結果、人生を肯定的に捉える人同士のグループは将来の夢を語ったり、それに必要な情報を交換するようになるでしょう。

 

一方、悲観的に捉える人同士のグループは将来がもっと悪くなる話をして、さらに暗くなるのでしょう。

 

「ヒプノティック・リズムの法則」が働くことにより、同じ感情の波動は引き寄せ合い波になり、その波に文字通り「流されて」いくのです。

 

ここで大切なことは、「自分がどんな感情と共鳴しやすいのか?」「どちらに向かいたいのか?」ということです。

 

人生を肯定的に捉えて夢を語る人間が鬱陶しいと感じるならば、人生に前向きになれない副人格が心にいます。

 

それをそのままにして肯定的な仲間と共にいると、ギャップを感じて批判したい気分に駆られます。

 

こんなときは、同じように批判したい人々といると心地よく感じます。

 

でも、そこに落ち着いてしまうと、批判することにエネルギーつぎ込む人になってしまうのです。

 

もちろん、それがお望みならばそれもいいでしょう。

 

けれども、周囲を見渡して「わたしはこんな風になりなくないなあ」と思う人ばかりがいたとしたら、無意識レベルで「ヒプノティック・リズムの法則」に巻き込まれ始めています。

 

「その感情を共有したくない」「その方向に引きずり込まれたくない」と思っているにも関わらず、その場に合わせている自分がいるとしたら、それは関係性を改める潮時です。

 

一緒にいても心の距離を離すことは可能です。

 

相手の考え方を非難する前に、「それは自分の中ではNGだけどその人の中ではOKなのだろう」と考えるのです。

 

「わたしは知る」がモットーのみずがめ座は、いろいろ新しい情報・新しい考え方に触れたいと思うので、「善か悪か」とか、「正しいか、間違っているか」という観点で捉えません。

 

「その理屈は自分の中では通らないが、この人がこだわる何らかの理屈があるのだろう」と思うのです。

 

「人は人、自分は自分。頭で考えることは一卵性双生児でさえ違うのだから、意見が合う方が珍しいのだ」と考えます。

 

みずがめ座的視点で見ると、親しい関係の人が自分と異なる意見を言っても、対立する考えを持っても、自然なこととして受け止められるのです。

 

それは、「人は人、自分は自分。考えることは違っていい」と思えるだけの心の距離を誰に対しても取るみずがめ座だからこそできるのです。

 

1月21日から冥王星はやぎ座からみずがめ座に移動しました。

冥王星はとことん潜在能力を引き出す働きをします。

 

みずがめ座に土星が滞在していた2020年~2023年3月までは、コロナウィルスのパンデミックで世界中が密になることを避ける現象が起きました。

 

トランシットの冥王星は20年近く滞在するので土星よりも影響力が強いでしょう。

一人一人が自分の頭で自分に合った生き方を探る時代になっていくでしょう。

 

だから、「その感情を共有したくない」「その方向に引きずり込まれたくない」と思っているのに、その人間関係に無自覚に染まっている場合ではないのです。

 

現在、うお座にリアリティ担当の土星と、スピリチュアリティ担当の海王星が同居していますから、ヒプノティック・リズムの影響も極大です。

 

強い感情を蓄えた集合意識の集団催眠にかかると、その感情が想定する現象を引き起こすのも早いでしょう。

だとしたら、共鳴する人々と交流し、向かう方向が同じ人々と共に夢を語る方が具現化を促進するはずです。

 

みずがめ座冥王星時代はドライでフレンドリーな人間関係を推奨し、一人一人がユニークな個性を自由に発揮して、自分らしい人生を生きるよう後押ししているのです。

 

人間関係の影響は自分で選択可能であることを自覚しましょう。

 

次回は「悪魔を出し抜け!」の解説を予定しています。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

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新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。