こんにちは、リブラです。

「ミルトン・エリクソン心理療法<レジリエンスを育てる>」は、エリクソンの娘であるベティ・アリス・エリクソンとロキサンナ・エリクソンとエリクソン財団の副理事のダン・ショートにより書かれた本です。

 

いままで解説していた「わたしの声はあなたとともに」は終わりましたので、冥王星がやぎ座にいるうちに、ミルトン・エリクソンを題材にやぎ座研究をしていこうと思います。

 

やぎ座の「レジリエンス(回復力・耐久力)」は12星座でダントツです。

その星座に現在、底力や潜在能力を秘めた冥王星が滞在中です。

 

冥王星の公転周期は約248年ですから、わたしたちが生きている間にやぎ座に冥王星が巡ってくることは、来年11月20日を過ぎたら2度ないのです。

 

そして、今年も3月25日~7月11日までみずがめ座に冥王星が入座し、逆行して今やぎ座に滞在中で既に移行期間に入っています。

 

みずがめ座は古いものを壊して新しい風を吹き込む変革の星座です。おひつじ座から数えて11番目の星座で、12星座中唯一のマスターナンバーを背負った、枠越えを担う星座なのです。

 

そのみずがめ座に火事場の馬鹿力を振るうような冥王星が約20年も滞在することになるのですから、今までやってきたことが何一つ通用しない全く新しい世界に生きることが想定されます。

 

でも、この世の自然界の摂理に従えば、次に必要な道具はちゃんとその前に巡ってきて渡されるようになっています。

冥王星が巡っている星座の順番も然りです。

 

やぎ座に冥王星が滞在しているのは、わたしたちに「レジリエンス(回復力・耐久力)」を習得させるためだとわたしは思います。

 

やぎ座の1つ前のいて座は、楽観的に目標を捉えて的を絞れば欲しいところに矢が当たるという幸運に恵まれた星座です。

でも、悲観的になると運に見放されて、絶望感から抜けられなくなる欠点があります。

 

だから、やぎ座は逆境をテコに、悔しさをバネに、失敗を学びに変えて、夢の具現化に至る「レジリエンス(回復力・耐久力)」を備えた星座になっています。

 

やぎ座の「レジリエンス(回復力・耐久力)」は、みずがめ座冥王星時代を生き抜くための必須アイテムになるでしょう。

 

やぎ座はいて座のように「楽ちん」に「スムーズにスイスイ進む」ことを想定しません。

「楽ちん」に「スムーズにスイスイ進む」ことで得たものは、試練にさらされたときにあっけなく泡と消えるとを知っているからです。

 

そこにエネルギーを投入しても、自分のスペックが向上するわけでないから無駄とやぎ座は考えます。

だから、いて座のようなネガティブスパイラルに陥ることはありません。

 

やぎ座なら試練にさらされたとき、自分が既に持っているものを最大限に活用して危機を乗り越えようと知恵を働かせます。

 

こんな頭の働かせ方を鍛えるので、危機を突き抜けたときに次のみずがめ座的枠越え発想に至るのです。

 

言い換えれば、やぎ座冥王星滞在中に「レジリエンス(回復力・耐久力)」を鍛えれば、みずがめ座の枠越えの発想に手が届くということです。

 

エリクソンは、エゴマインドを表すアセンダントがやぎ座で、12室(潜在意識のハウス)にキロンと火星と土星と木星のやぎ座の天体を持っています。

 

11室(グループのハウス)にはいて座太陽と天王星を、1室(本人のハウス)にはみずがめ座金星を持っています。

 

エリクソンのホロスコープと彼の人生を見比べて研究すると、やぎ座の理解につながるだけでなく、いて座→やぎ座→みずがめ座のプロセスを経た天体の活用の仕方も見えてきます。

 

また、エリクソンのホロスコープはさそり座MCで10室(天職のハウス)にさそり座28度の水星、1室にみずがめ座0度の金星、6室(貢献のハウス)にかに座0度の海王星ヨッド(神の指;特殊な天才性を発揮するアスペクト)を作っています。

 

彼の仕事の実績を見ることで、どのようにさそり座水星とみずがめ座金星を使ってかに座海王星の特殊能力(エリクソンは催眠療法のレジェンドです)を働かせていたのか、複雑なヨッドのしくみを読み解く手がかりにもなります。

 

わたしはこの本の解説をエリクソンのホロスコープリーディングも混ぜながらしていきたいと思います。

 

この本の冒頭で、エリクソンの「レジリエンス(回復力・耐久力)」の凄さを垣間見るエピソードが書かれていたので、今回はそれをご紹介します。

 

エリクソンは18歳のとき小児麻痺に罹りました。医師がエリクソンの両親に「もって明日の朝まででしょう」と余命宣告するほど危篤状態でした。

 

生命の危機を脱した後も、目しか動かせない時期が続き、エリクソンは目で見える範囲のこと、耳で聞き分けられることに集中し、身体の動かし方を思い出す努力を続けました。

 

転機が訪れたのは揺り椅子にくくりつけもらったときでした。自分の意思に応えて筋肉が動き椅子が前後に揺れることに希望を見出したのです。

 

そしてエリクソンは指の1本を動かせるようになりました。

次に、ばらばらに指を動かせるようになりました。

 

ハイハイから二足歩行を始める時期の幼い妹を見習うことで立ち上がれるようになると、エリクソンはカヌーと松葉杖と2週間分の食料と教科書とテントと現金数ドルを持って、ミルウォーキーからセントルイスまでの川下りの一人旅を決行しました。

 

旅の途中、農夫や漁師の仕事を手伝ったり、川の旅人の食事を作ってやったりで稼いだので、帰途ついたときポケットにはまだ5ドル残っていました。

 

エリクソンは完全麻痺の状態から11か月には、松葉杖で行きたいとこに出かけ、明瞭に話ができるようになりました。

そして、2年後には大学生として通学できるようになりました。

 

ー<レジリエンス>を育てる-より

 

目と耳しか働かないことを嘆くのではなく、目と耳を最大限生かして何ができるかを考える。

 

揺り椅子ぐらいしか動かせないと嘆くのではなく、自分の意思で身体が揺り椅子を動かせたことに希望を見出し、その可能性に向け努力を注ぐ。

 

そうした「小さなできること」から積み重ねで育てた<レジリエンス>の自信により、体力的に到底不可能なカヌーの一人旅にチャレンジして、健常者でも難しいこと(川下りしながら食費を稼いで旅行する)を成し遂げて、エリクソンは身体障害に自分の夢を阻む力ないことを証明したのでした。

 

「小さなできること」にエリクソンのいて座太陽と天王星は明るい未来の希望を掲げ

彼のやぎ座キロンは努力によって勝ち取った小さな進歩を承認し、

彼のやぎ座火星はその小さな進歩にモチベーションを上げて原動力にして、

彼のやぎ座土星は「小さなできること」から「望み通りの現実」を具現化するまで<レジリエンス(回復力・忍耐力)>で支え、

彼のやぎ座木星は「小さなできること」から「望み通りの現実」を具現化するまで、それに必要なあらゆるチャンスを到来させ、成功に導きました。

 

だから、彼のみずがめ座金星は、不自由な身体の制限を超越して心の自由を獲得し、思い通りの場所に自分の力で行く喜びをもたらしたのです。

 

次回はミルトン・エリクソンの心理療法<レジリデンスを育てる>の解説を予定しています。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

詳しくはこちらをご覧ください。

 

新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。