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こんにちは、リブラです。
今回は２１章についてのお話です。
《怖いものへの対処の仕方》
「サラとソロモン」第２１章
あらすじ；サラは良いことに焦点を当てて考えることがどんどん
上手になっていきした。そしてそれに伴って悪いことよりも良い
ことが起きる方が多くなってきました。
そんなある日、弟とその友だちが帽子を押さえて猛スピードで
走り去って行く姿がおかしくて眺めていると、次の瞬間サラは足
元に大蛇を発見したのでした。
サラも一目散に走って逃げ、ソロモンにその話をしました。
「わたしがちょうど、わたしはなんて勇敢なんだろうと自分に言
っていたときに、ヘビを見つけて死に物狂いで走り出したの」
「サラ、不快な状況でとっさに感情が強く反応するのは、正常な
ことだ。
君にとっての吸引共鳴（引き寄せ）の焦点となるのは、最初の
とっさの反応ではなく、反応の後、それに対して君が何をする
かということが、後々影響を残すことになるんだ。
サラ、ヘビが君をそんなに怖がらせたのはなぜだと思う？」
「それがヘビだったからよ。
噛みつかれたら病気になっちゃうわ。
ヘビは人の身体に巻きついてあばら骨を折ったり、窒息させ
たりするのよ」
「サラ、君が今使っている言葉は、君をいい気持ちにさせて
いると思う？
それとも悪い気持ちにさせていると思う？
ヘビというもの全体についてのありとあらゆる悪いことについ
て延々と話続けている間、君はその波動の中に自分を閉じ込
めているんだ。
そうすると、ヘビに関する居心地の悪い経験を他にもどんどん
自分のもとに引き寄せてしまうようになる」
「２度あることは３度ある」「泣きっ面に蜂」「踏んだり蹴ったり」
と、ことわざの中にも悪いことに悪いことが重なる現象が言わ
れていたりしてますよね。
キバリオンのメンタリズムの法則 （思考は現実化する）は、良
いことも悪いこともその人が思考で強くイメージし、そのとき揺
れ動いた感情の発振する振動が共鳴するものを引き寄せます。
怖いことが起きたとき、とっさの反応で恐怖を感じて「怖い」と
思うくらいでは吸引共鳴現象は起きませんが、「怖い」ことへ
思いを巡らし考え続けると、「新たな怖い現象」を呼んでしまう
のです。
わたしの末の妹とその娘である姪は、いわゆる「霊感」というの
が強いらしく、よく幽霊を見た話を恐怖に満ちた感じで話して
いました。
わたしは幽霊という存在がいるのを感じたことが、なんとなく
あるのですがよく見てみようとすると気配が消えてしまって、
姿を見たことは１度もないのです。
いた、としてもそんなに怖い存在ではないと思っているから
かもしれません。
そんなに怖い存在だったら、病理解剖を見学した実習生時代、
「脳の組織のプレパラート標本を作りたいので、頭も開けてくだ
さい」とか頼んで、組織をもらってくるわたしはきっと祟られたに
違いないと思います。
でも、祟られることはなく、亡くなってからしか知らないその方
と、五臓六腑と脳の顕微鏡標本を作る間ずっと架空の対話を
していたような感じでした。
「けっこうタバコを吸う人だったのですね。タールを貪食して食
い倒れている白血球がたくさん見えますよ」とか、「この腎臓だ
とろ過機能に支障が出て、むくみがあったかなあ」とか。
発明家として成功していた祖父をもつ人から聞いた話ですが、
幽霊はなぜか家電の側（特に冷蔵庫？）近く出やすいらしく、
そのおじいさんは幽霊探知まで作って、出現したら捕まえよう
とがんばっていたらしいのですが、とうとう捕まえられずにその
生涯を閉じることになったそうです。
自分が幽霊になって、やっと謎が解けたと今頃喜んでいると
思うと、おじいさんの可愛いらしいエピソードを語ってくれまし
た。
幽霊も怖いと思う人の所へは、期待通りに怖さを演出して登場
し、特に怖いともいないとも思っていない人の所へは、姿を現さ
わさず、控えめにひっそり傍観者として存在し、捕まえようとゲ
ームを仕掛ける人には、最後まで逃げ回って遊び相手をして
くれるのです。
わたしたちがイメージし、思考して信じたものが現実化するの
です。
怖いことに遭遇したときは、「怖い」と思うのは最初の反応だけ
にして、後はなるべくその「怖いこと」へ、楽観思考で対処しま
しょう。
まだ、起きてもいないことにまで怖れを抱くのは、「怖れ」の現
象を未来に注文しているのと同じことです。
「ホラー好き」ならばいいのかもしれませんが、多くの人は「怖い
」体験より、「幸せ」な体験を望んでいると思います。
「幸せ」な体験を引き寄せたいなら、「怖い」考えから心がワク
ワクするような考えにシフトさせて行くことが必要です。
次回もこの続き、「怖いものへの対処の仕方②」についての
お話を予定しています。
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最後まで呼んでくださり、ありがとうございます。