サラとソロモン―少女サラが賢いふくろうソロモンから学んだ幸せの秘訣/エスター ヒックス
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こんにちは、リブラです。

今回も17章についてのお話です。


《最悪な状況で最悪な気分になったら②》


「サラとソロモン」第17章

あらすじ;サラはスクールバスから飛び出してくる男子生徒たちに

次々ぶつかり、大事な作文の入ったカバンを地面にぶちまけ中身

を泥だらけにしてしまうアクシデントに見舞われました。

そんなサラを見て、学校の先生は「早くしなさい!」とけしかけるば

かり。サラはすっかり学校がいやになり、学校がある限り幸せにな

れないと、ソロモンに愚痴りました。


そんなサラにソロモンは「君がやるべきことは、君の望んでいるもの

だけが存在する完璧な場所を探すことではないんだ。君がやるべき

ことは、君の望んでいるものをすべての場所の中に見つけ出すこと

なんだ」と助言しました。


「サラ、《同じ羽毛の鳥たち》 のこと覚えているね。

《光の板》 のことも覚えているね。

君が嫌いな物事を見て、それについて考えたり話したりするとき、

君自身がそれと同じになってしまうんだ。

そして、どこにいっても、その嫌いなものもそこについてくるんだ」

「ソロモン、そのこと、わたし、いつも忘れてしまう」


「サラ、それについて忘れてしまうことはもっともなことだ。

なぜなら、君は、ほとんどの人々と同じように、現状に反応すること

を身につけてしまっているからね。

良い状況に取り囲まれているなら、『いい気分になる』という反応を

するけれど、悪い状況に取り囲まれているなら、「悪い気分になる』

という反応をする。

ほとんどの人々は、まず最初に完璧な状況を見つけなければなら

ないと考えている。

そして、完璧な状況を見つけたらやっと『幸せになる』という反応が

できると考えているんだ。

でも、こう考えているから人々はひどい挫折を感じてしまう。

状況をコントロールすることはできないと、すぐにわかるからだ。


君が学んでいることはね、サラ、既に完璧に出来上がっている

状況を見つけるために君がここにいるのではない、という点なん

だ。

君がここにいるのは、味わい愛でる(真価を認める)ことによって、

君自身の波動が、君が見つけようとしていた完璧な状況の波動

同じ波動になる。

そうしてこそ、その完璧な状況を自分に引き寄せられるんだ


この世も、わたしたち人類も、森羅万象も「The All 」(神、ソース、

大いなる源)が創った被造物は、「The All 」の性質を隠し持って

います。

だからキバリオン「照応(投影)の法則」 (上側のごとく下側も)が働

くのですが、それは見えないレベルのことなのでつい、わたしたちは

見えるレベルのことに反応して心をかき乱されてしまいます。


ソロモンが今回サラに助言している

君がここにいるのは、味わい愛でる(真価を認める)ことによって、

君自身の波動が、君が見つけようとしていた完璧な状況の波動

と同じになる」とは、

自分が引き寄せてしまった環境の中(最悪な状況の中で)で、味

い愛でる(真価を認める)ことができるものを見つけなさい。そう

ればその出来事の本質がわかり、望んでいた状況の波動を発

できるようになるからという意味です。


キバリオン「極性の法則 」(すべてのものには極性がある)によれば、

両極を理解あるいは体験することで、そのもののしくみを把握し、

質(波動)を得ることができると説明されています。

つまり、豊かさを完全に手中に収めるためには、豊かさの本質(波動)

を掴まなければならず、豊かさの本質は富と貧困という両極の起こる

くみを理解しないと、富が入ったときは喜び、貧困になると嘆くとい

反応を繰り返すだけになってしまうのです。


今回のサラの例で言えば「サラは幸せになりたいのに、苦しみの状況

を引き寄せてしまった」ということになります。

サラの「幸せ」とは、サラが味わい愛でる(真価認める)ことができる

ものに囲まれ、サラ自身も周囲から味わい愛でられる(真価を認めら

れる)存在になることです。


ところが学校にはサラが味わい愛でられるものがないばかりか、サラ

が味わい愛でられる場もありません。

ソロモンの教えを特別に受けられるようになって幸せな気分を感じられ

てからは、ハロルドをいじめるリンとトミー、サラにイタズラを仕掛け、小

動物を殺して楽しむジェイソンとその友だちビリーの所業に対して、

いやな気分が増しました。


今回のスクールバスの男子生徒たちの事件が起きる前に、サラは「

極のコントラスト」を体験していたのです。

「ソロモンの教えを受けられる幸せ」(サラが喜んで味わい愛でられるこ

と=サラの望む波動)と、「男の子たちの乱暴な性質」(サラがけして味

わい愛でる気になれないこと=サラの望まない波動)。


望むものと望まないもののギャップに苦しむとき、じつは大きなチャンス

が来ているのです。

両極の波動を手中に収めて本質を得るチャンスです。

出来事の本質を知ることで、サラは「幸せな気分」も「不幸な気分」も自分

で選択できることを学べるのです。

幸せな状況があるから幸せな気分になるのではなく、その前に幸せな気

分が幸せな波動を発振して、幸せな状況を引き寄せていたことを知るの

です。

ソロモンの言うように、目先の状況に反応して「気分の自由選択権」を忘

れさえしなければ、どんな状況の中にも隠れた<幸せ、喜びの波動>を

見つけて思い出し、そこから自分の力で<幸せ、喜びの波動>(気分)

を発振して、望む状況を引き寄せられるのです。

そうすることができたなら、もう、「幸せ」を脅かされる心配はありません。

学校の男子生徒たちも、サラの「幸せ」を脅かすふるまいを起こさなくな

るはずです。

この世では、意味のないことが無駄に起こったりしませんから。


小学生の女の子であるサラにとって、ソロモンの教えはかなりハードル

の高いものですが、サラは着実にソロモンの教えを吸収しようとがんば

ます。

その向こうに<幸せの流れ>があることを信頼できるからです。


次回もこの続き、「最悪な状況で最悪な気分になったら③」について

のお話を予定しています。


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