こんにちは、リブラです。
今回は、キバリオン 第４極性の法則についてお話したいと思います。
キバリオン 第４ 極性の法則
「あらゆるものに二つの面がある。
あらゆるものに二つの極がある。
あらゆるものが正反対の性質を併せもつ
似たもののと非なるものは同じ。
正反対のものの本質は同じで、違いは度合だけである。
二つの極は一つに交わる。
すべての真実は半分だけ正しい。
すべての逆説は調和する」
“Everything is dual; everything has poles;
everything has its pair of opposites;
like and unlike are the same;
opposites are identical in nature,but different in degree;
extrems meet; all truths are but half-truths;
all paradoxes may be reconciled.”
極性の法則は「The All」（神、ソース）の秩序のなかで１番よく目にする現象であり、1番わたしたちが無視しがちな法則です。
わたしたちはあらゆるものが極に分かれたこの世界に誕生したため、極の半分だけ見て「善か悪か」、「真理か嘘か」、「良いか悪い」かを判断してしまう癖がついてしまったのです。
物事の1面しか見ないで判断を下す癖は、エゴがわたしたちを分離に向かわせるためのコントロールなのです。
「争いごと」の発端を探っていくと、必ず「対立する相違点」が出てきます。
「自分と違うものは、危険なもの」と判断するので、支配して同化させてしまうか、破壊して消してしまおうという心理が働くのです。
この「争いごと」を「調和」させるためには、お互いが片面を正しいと主張し合うのではなく、全体を視る視点で「なんだ自分たちは半分だけしか見てなかっただけなんだ。同じものの違う側面を見ていたに過ぎないんだ。こんなことで争うなんてバカらしい」と気づかないといけないのです。
全体を見ようとしないで判断を下すと、バランスに欠けた偏った現象を生むのです。
これを「願望の現実化」というテーマで考えてみましょう。
巨万の富を得たような人のサクセスストーリーを聞くとき、「最初から小金持ちで、年齢とともに金持ち、大金持ちになっていきました。完。」というのはあまり聞かないですよね。
「金持ち父さん、貧乏父さん」で有名なロバート・キヨサキ氏だって、子供の時からお金の勉強をしていたけれど、大きな成功の（大金が入ってくるシステムが稼働する）直前には車の中で生活していたと書かれてました。
「豊かさ」というイメージを「The All」（神、ソース）に向けて発信すると、「The All」はその願望の規模に応じて「裕福さと貧困さ」の現実をワンセットで送ってくるのです。
わたしたちは「豊かさ」を望んだのに、「貧困さ」がさらに引き寄せられてくると「神様はわたしのお願いなんか聞いてくれないんだ。むしろ、意地悪かも」と望みを捨ててしまう人がいるかもしれません。
しかし「The All」の極性の法則のなかでは「豊かさ」＝「裕福さ+貧困さ」なのです。
なぜなら「The All」がわたしたちに与えてくれるのは「豊かさのしくみ」だからです。
魚が欲しいというわたしたちに、天から魚を降らせて与えるというやり方は、「The All」らしいやり方ではありません。
「The All」もこの世を創ったときは、単品として、欲しいものをバラバラに具現化したのではなく、「あらゆる生命が自然に発生するしくみ」を創ったのです。
「巨万の富が得たい」という思考を現実化したい人は、「貧困の極み」を学ぶ覚悟もいるということです。
また、視方を変えれば、今貧困を経験している人は「豊かさのしくみ」の側面を学んでいるのだ、ということです。
「貧困」の状態でないと味わえない「恐怖」や「欠乏感」などの嫌な感情は、極みまで行くと反転して「もう、ヤダ！こんな人生」という思いとともに、「豊かさの極み」に向けての強力なモチベーションになります。
極性の法則は自身の受け取れる器によって、「思考の現実化」の規模を考えよ、と警告しているように思えます。
次回はこの続き「キバリオン第５リズムの法則」についてお話する予定です。
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