サラとソロモン―少女サラが賢いふくろうソロモンから学んだ幸せの秘訣/エスター ヒックス
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こんにちは、リブラです。

今回は16章についてのお話です。


《引き寄せたくないものが、共鳴吸引されるとき》


「サラとソロモン」第16章

あらすじ;サラは日常の共鳴吸引(引き寄せ)の法則が働いて

いるものを次々見つけては、「同じ羽毛の鳥たちが集まる(類

は友を呼ぶ)現象」がそこここにあるのに気づきました。

お気に入りの雑貨店の冗談好きの店主と会話するチャンスも

現れ、サラは気の利いたユーモアで受け答えする自分自身に

驚き素晴らしい気分になりました。


確かにソロモンの言う通りに共鳴吸引力(引き寄せ)の法則が

あることを実感したサラでしたが、弟のジェイソンとその友だち

ビリーが自転車で近づいて水溜りの泥水を浴びせかけたとき、

素晴らしい気分は、一変して怒りに転じました。


「ソロモン、あの共鳴吸引力っていうのには、何か間違いがあるわ!

わたしは悪い子じゃないの。

泥水をひっかけたり、自転車で人にぶつかったりしないわ。

どうしてジェイソンとビリーは、わたしにいつもくっついてくるの?

わたしたちは『同じ羽毛の鳥たち』じゃないわ。」とサラはソロモン

に質問しました。


「そうだね、サラ、実はこういうことなんだ。

どの瞬間でも、君は、自分の望んでいることに注意を向けるか、

望んでいるものが無いことに注意を向けるかを選べるんだ。

君が望んでいるものに注意を向けているときには、ただそれを

見ているだけで、君自身も波動もそれと同じ波動になるんだ。

「悪い人を見ているだけで、わたしも悪い人になるっていう意味

なの?」

「いいや、そういう意味ではないんだ。

「クリスマス・ツリーに飾る小さな豆電球が、何千も表面から突き

出している光の板を思い浮かべてごらん。

君はこの光の1つだ。

君が何かに注意を向けるとき君の豆電球がついて、豆電球の

波動は注意を向けている対象と同じ波動になるんだよ。

そしてその瞬間、君の豆電球の波動と調和する波動をもつ豆

電球が全部同時につくんだ。

ついている豆電球全部が、そのときの君の波動で接近できる

人々や経験だ


「君の知っているすべての人々の中で、ジェイソンにいじめられ

ることに注意を向けてそれを1番いやがっているのは誰だと思う?」

「それはわたしだわ、ソロモン。

わたしはジェイソンを見て、ジェイソンに怒りを感じることによって、

ジェイソンがいやだという波動の豆電球をつけっぱなしにしていた

のね」

「そう、だからね、サラ、君が嫌いな何かを見ていて、それを押しの

けようと考えているとき、君は君の『光の板の豆電球』をつけてい

んだ。

それによって、同じいやなことをもっと経験するようになる」


「引き寄せの法則」の話が、スピ仲間の中で盛り上がると必ず今回

のサラのように「わたしは悪い人じゃないのに、なんで、悪い人たち

が周りにいっぱい現れるの?」という疑問を訴える人が出てきます。


たくさんの内的な気づきが起きて、良い波動に調和できるように

なってから、出会う人が素敵ないい人ばかりになってきたなんて

プラスの引き寄せの話が飛び交うから湧いてくる疑問なのでしょう。


良い波動で良い出来事や良い人々を共鳴吸引できるようになった

のに、その一方でなぜ、わたしは大嫌いな人々も引きつけてしまっ

ているんだろうという現象は、「わたしの中の困ったちゃん対策」

に目を向けましょう、というサインです。


良い波動に調和できる能力(いい気分がいい現実を引き寄せる

しくみを使う能力)がついてくると、当然ながら悪い波動にものす

ごく敏感になります。

ヘビースモーカーがいる家庭に育ったときは、タバコの煙で喉に痛

を感じたこともなかったのに、空気のきれいなところに暮らせる

ようになったら、誰かの服に染み込んだタバコの匂いで喉までヒリ

ヒリする感じを覚えたことがあります。


自分が整った良い波動の状態になってくると、前よりもいやな波動

のものに敏感になり、それを遠ざけたい、関わりたくない、汚染され

たくないという気持ちがいっそう強くなってしまうのです。


そこで出てくるのが、「わたしは悪い人(子)じゃない」という心の叫

びです。

これは周りの悪い人々に迷惑かけられたくない、染まりたくないと

いう防衛本能から出た言葉ですから、エゴの叫びです。


エゴの意図、エゴの言葉にコントロールされていやな人々のいやな

側面にばかりフォーカスすると、いやな気分になり、当然、いやな

現象を共鳴吸引してしまいます。エゴの思惑通りに。

エゴは引き寄せ(共鳴吸引)の法則のネガティブな面を現象化させ

ることによって、わたしたちが良いものを共鳴吸引するのを邪魔し、

いつまでのエゴの保守路線の枠組みに閉じ込めておこうというもく

ろみがあるのです。


この世の中で強力に働く法則のひとつに「キバリオン極性の法則

があります。

わたしたちは「The All 」(神、ソース、おおいなる源)と同質の存

なので、光も闇も、正も負も、陰も陽も、善も悪も両方兼ね備え

た存在です。

ですから、片方の極性だけをもってバランスを崩すと、もとの状態

に引き戻そうという力が必ず働くのです。


「わたしは良い人」(時々そうじゃないこともあるけれど・・・)という

宣言は、「わたしの中の悪い人(困ったちゃん)」とそんなに葛藤

しませんが、

「わたしは『悪い人(困ったちゃん)』ではない」と宣言してしまうと、

「良い人」の側面だけが肯定され、「困ったちゃん」は存在さえ否定

されてしまうのです。

こんなことを聞いたら、「困ったちゃん」(エゴ)は捨てて置けないで

よね。


ですから、いやな人、迷惑な人、理解しがたい人のいやな、迷惑な、

理解しがたい行動を見て、負のジャッジをしないことです。

「わたしは、あの人たちのようには絶対ならない」と宣言すると、

誰しも必ず存在しているエゴの猛攻撃に合います。


ソロモンのいうように、わたしたちは他人の行動を自分の思惑通り

にコントロールすることはできません。

やったとしたら、自然の摂理に逆らうことになるので闇側の奴隷

になって自由を失います。(自由選択は大いなる源の人類への無

制限の愛のギフトなので、それを横取りする行為は大罪なのです)


わたしたちには、「いい気分になることにフォーカス」するか、「いや

な気分になることにフォーカス」するかの自由選択が与えられてい

ます。


いやな人のいやな側面を見て、「わたしはああなりたくない」なんて

いう考えが過ぎったら、注意してください。

いやな面にフォーカスして、「困ったちゃん」の存在を否定していま

す。


いやな人のいやな側面に遭遇したら、

「わたしがいやだと感じるものは、かつてのわたしが通過して置い

てきたものなんだ。

わたしはそれをいやなことと思えるほど成長したんだ。

この人の存在意義は、それをわたしに気づかせてくれるため。

きっといつか、この人もこのプロセスを経ていまのわたしと同じ気分

になるのだろう」と、怒っている自身のエゴに向かって話してあげて

ください。

ゆるせることが広がるにつれ、自分にも他人にもジャッジすることが

減って、その分、自由になれます。


次回もこの続き、「引き寄せたくないものが、共鳴吸引されるとき②」

についてのお話を予定しています。


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