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こんにちは、リブラです。
今回も１１章「苦しみの鎖を終わらせるためのステップ」に
ついてのお話です。
《「苦しみの鎖」を終わらせるためのステップ⑤》
「サラとソロモン」第１１章
あらすじ；サラは「どうすれば＜苦しみの鎖＞につながらないでいら
れるの？」とソロモンに尋ねます。
「そのための方法はたくさんある。
でも僕が気入っている方法で、一番効果があるのはこれだ。
『味わい愛でる気持ちを感じさせてくれるようなことを考える』
ということだ。
物事や人々について考えながら、君に最高の気分を感じさせて
くれそうな考えを見つけるんだ。
物事や人々を、いつでもできる限り味わい愛でるんだ。
それが＜喜びの流れ＞につながる最高の方法だ」
「第１ステップは何だったか覚えている？」
「わたしが欲しくないものは何か知ること」
「第２ステップは？」
「わたしが欲しいものは何かを知ること」
「第３ステップは？」
「ああ、ソロモン、忘れちゃった」
「第３ステップは、自分の欲しいものがどんな感じがするかという
実感を見つけること。
既に欲しいものが実現したように感じるまで、それについて自分に
話し続けること」
「ソロモン、第４ステップが何かは教えてくれてないよ」
「第４ステップは、欲しいものが手に入るときだ。
第４ステップは、この物質界で君の願いが実現することだ。
サラ、今まで話してきたこと全部を覚えていようしなくていい。
ただ、味わい愛でることを練習してごらん。
それが鍵だ」
ソロモンが鍵だという「味わい愛でること」は、原文のほうでは
“Appreciaiton”（真価を認めること）という言葉が使われています。
わたしたちが普段からやっているようでやっていないことだと思い
ます。
もっとわかりやすい言葉で表現するなら、「本質を見つめて価値を
知った上でそれが与えられていることに感謝する」という感じでし
しょうか。
例えば八百屋さんで買った完熟トマトを何も考えずに、食べ物とい
う価値だけで食べてしまうと「美味しかった」という口の中の感動く
らいしかないかもしれません。
でも、苗から育てて実を収穫するまでトマトと関わって、トマトの本
質を少しでも理解した上で、買ってきた完熟トマトを食べたとしたら
どうでしょう。
自分の口に入るまでに、農家の人の手、陽の光、雨、大地、そして
そのトマトの実が熟すまで育んでくれたトマトの樹のイメージが自
然に湧いてきませんか。
自分のところにたどり着くまでに、こんなにもたくさんのプロセスを
経たトマトは、なんだか自分のところに来るために育った特別な
トマトのような気がしませんか。
日常の「やらなければいけない様々なこと」に時間を追いまくられ
て生活していると、この「味わい愛でる」ということがやれそうでや
れなかったりします。
その日やらなければならないことや、娯楽の方が優先されてしま
って、縁あってあるいは無意識の引き寄せで身の回りに集まって
きた人や物事や環境の真価を見つけていなかったりするのです。
だから、それらが与えてくれるエネルギーを受け取れなかったり、
感謝が自然に湧いてこなかったりするのです。
人が苦しみを感じているときの原因を探っていくと、未来の不安や
過去のネガティブな体験の記憶にまつわることが大半を占めます。
それらに邪魔されて、「いま、ここ、この瞬間」でだけ体験できる、
知ることができるほんとうの人生の意味を見失うのです。
「いま、この瞬間」にいて、縁あって現れた物事を「味わい愛でる
こと」をしたならば、なんでそれらが与えられ、自分がここにいて
生かされているのか、想像絶するほどの深く見えない愛で支え
られているかがわかって、感動の連鎖反応が起きるのを感じま
す。
そのときは、まさに＜喜びの流れ＞につながった瞬間です。
完全に＜苦しみの鎖＞を自らの意思で終わらせた瞬間なのです。
自分が知らないうちに引き寄せた事象や物事の本質を知って
いくと、自分がつねに発振しているものがなんであるか見えて
きます。
この世はキバリオンの照応（投影）の法則 によって、成り立って
いますから。
次回もこの続き、第１２章についてのお話を予定しています。
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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。