
トランポリントレーニングの1回目、無事に終了しました。
参加して下さった皆さん、お疲れ様でした!
地面の上では、足元に掛けた力を地面が受け止めてくれるのに対して、トランポリンで同じことをすると足元が沈んだのちに、反発力として返ってきます。これが地面とトランポリンとの本質的な違いであり、スキーとの共通点になります。これがトランポリンでトレーニングする主旨です。
また、今回はスタジオにある様々な機材も使わせて頂けるということで、それを利用したコーディネーション種目にも取り組みました。
トランポリンで、頭の高さを変えずにバウンド=トランポリンを沈ませる練習。連続するためにはタイミングも重要ですし、反発力に対応するために身体を積極的に使うことも忘れてはいけません。
エアーマットの上でバウンディング。強く踏み切るためには体幹を安定させないといけませんし、連続するためにはリズム感も大切。スポンジブロックを担ぐとパワーポジションが安定します。
コーディネーション能力には色々な説明がなされており、なかなか一言で言い表すのは難しいのですが、私は、「体力と技術を橋渡しするモノ」として理解しています。うえの2種目について、「タイミング」とか「リズム」を大切な要素であると書きました。これらはコーディネーション能力の一つです。
機材を上手く使えば、色々なメニューに同時多発的に取り組めます。
興味の赴くままにメニューを選んで、遊びの延長みたいになっていますが、それが大切。運動能力の向上・開発のため、様々な動きを経験することの重要性はあらゆる方面で語られています。しかし、自戒の念を込めて書きますと、それを言葉通りにトレーニング現場で提供するのは難しいこともあり、その「代替品」のメニューが提供されていますが、結局はスキルトレーニング(その種目を上手くこなすためのトレーニング)になってしまうことが多々あります。
今日のトレーニングは、「できるようになること」ではなく、「やってみること」が目的となるように心掛けました。ポジティブな雰囲気になるとチャレンジ精神も出て、アグレッシブな動きに繋がり、結果として、できなかったこともできるようになる、という理想的なサイクルが生まれていました。素晴らしい時間でした。
全体トレーニング後は、ちょっとだけ自由時間。時間いっぱい楽しむことができました。
初めての試みとなりましたが、手応えのある内容でした。トランポリンを押す(沈ませる)動きは、その筋力発揮方法がスキーをたわませるのと同質であることは何度も書いているメリットですが、押した後には反発力が発生します。トランポリン上で求められた体力をスキー技術に転嫁することを考えた時に、この反発力は大きな意味があります。次回は、この反発力にも注目することで、よりクオリティの高いトレーニングを目指したいと思います。
次回のトランポリントレーニング(ジムトレ)は7月11日(日)、それ以降は8月8日(日)、9月12日(日)に実施。そして、10月10日(日)も追加実施する方向で検討しています。
参加希望の方は要項をご確認のうえ、武政までご連絡下さい。トレーニングは写真の通り、子供から大人まで、どなたでもご参加頂けます。なお、スタジオのキャパシティの都合上、定員を設けております。参加スケジュールが決められる方は、ご予約も承ります。
リベルタレーシングキャンプ&チーム 武政守
090-5514-4247
tasa@topaz.plala.or.jp