ガーデンズシネマで見た映画
神宮希林 わたしの神様 一昨年の伊勢神宮の式年遷宮の話でしたが、予告編の希林さんの
ロッカーは風呂に入っちゃダメなのよのセリフに、大笑いして楽しみに待っていた映画でありました。
希林さんの生活がなんとも丁寧で、きちんとしている人だなぁと改めて感じました。
女性の願い事をひとつだけ叶えてくださる、海女さんの守り神・石神神社では
希林さんが、私はいいですとあっさりと断る。
無欲というか、自分の分を弁えていらっしゃる姿が、柔らかい言葉で
でも根っこの芯のところがわかる様子だった。
なんだか、涙腺が壊れたみたいにつーっっと・・
映画の中で、岡野弘彦さんの短歌が、琴線に触れて
ひっきりなしに涙がでていたのも一因なのだけど。
その短歌が
あまりにもしづけき神ぞ
血塗られし 手もつなぐなふ
術をおしへよ
戦時中、浜で人一人隠れる穴に爆弾を敵の襲撃に備えて行う訓練に明け暮れる毎日だったそうだ。
戦後、伊勢神宮に詣でる。幾度も幾度も通い、こたえを求めようとするが・・
伊勢神宮では感謝のみでお願い事をしてはいけないんだそう。
神社の作法なんて知らないことだらけでしたが、
今回再上映でした。
良かった。
言葉の持つ意味がすとんと・・