WIN(ウイン)には大きな後悔があり謝りたい。彼を引き取り、動物病院で検査や予防接種後に「去勢手術はしますか?」と尋ねられ、詳しい説明が無く、リスクはマーキングと言われ、家が汚れるだけなら掃除をすれば良く、引き取ってすぐに可愛さに魅了され、痛いことは可哀想と思い、去勢はしませんでした。前の子を忘れる事は無く、でもまたウインとの楽しい生活が始まりました。約8年位経った頃に、お尻の左下部が大きく膨らみヘルニアと診断され、手術。約3ヶ月後に反対側も膨らみ、また手術。1回目の手術後から、自力排便が出来なくなり毎日、動物病院で獣医師にプラ手袋を嵌めた指を肛門に入れられ、便を取り出す「便摘」をしてもらいましたが、下手な獣医師にあたった日には苦しく痛そうなのと、通院が彼に与えるストレスが大きく、帰宅すると疲れ切った様子。私は看護師をしていたので院長に申し出て、自分で行う事にしました。約5年半続けましたが、彼にはその方が良かったと今も思います。 散歩に行き、便意を感じると一応は自力でしようとしますが、ほぼ出来なくて顔を私に向けて訴える表情。声を出さなくても解るので「オウチに帰ってオシリおかあさんする?」と話しかけると尻尾を振り、早足で家に帰ります。テーブルに載せて左腕で体を抱きプラ手を嵌めた指で肛門辺りにグリセリンを塗り、少しマッサージしてから指にもグリセリンをたっぷり塗り肛門にゆっくり深く入れ、ウインはウーンッ、ウーンッと呻きながら我慢している中、5〜8回位にも分けて指に触れた便を掻き出します。その後、仰向けにして寝させますが何をされるか判っているから目を閉じて待っています。浴用タオル3枚を電子レンジで温めオナカと胸に当てて、冷めないようにバスタオルをかけおなかを中心に20分近くマッサージします。手ってやアンヨもマッサージ。乾いたタオルで擦る用に撫で乾かし、新しい蒸しタオルで肛門周りもキレイにします。1日2回になる事も有ります。 その後は、普通に元気でチャーミングな世子、セジャ様です。マッサージは人と同じで大好きみたいで、私の判断ミスで彼を苦しめたのだから、懺悔でもあり、一緒にいて彼にしてやれる1番喜んでくれた時間かとも思います。手術は初診と違う病院でして、そこの獣医師はダックスは胴が長く、起こりやすい病気であり、♂は必ず去勢しておくべき。そうすれば、こうはならなかった、と言いました。私も、それを知っていたら当然、手術は受けさせた。今はここまで…