秋田の郷土料理 だまこ | ヘルシーとジャンキーの間 Libaston Programs

ヘルシーとジャンキーの間 Libaston Programs

自然でヘルシーな物と不自然でジャンキーな物との間を揺蕩う日々の食。何の専門家でも何処のアンバサダーでもない。 YouTubeのチャンネル登録をお願いします。記事内のURLからおいでください。

セリを見ると作りたくなる


ごくたまに書いていますが、僕は秋田出身です。

秋田といえば高齢化の進み具合が全国有数だそうな。

高校を卒業して進学や就職で県外に出た若者が戻らないんでしょうね。

郷土愛というものが足りないんでしょうか?


  …人の事は全く言えない。

僕もほぼ無いんで (苦笑)

で、今は名古屋にいます。


ところで、もう一つ秋田といえば きりたんぽ

ご飯を竹輪みたいにしたやつですが、厳密に言うとあれは “たんぽ” というもので、あれを真ん中から斜めに切って “きりたんぽ” となります。

ご飯をすり鉢で潰して太い串に握り付け、囲炉裏で表面を炙ってから串を抜けば出来上がりというもので、小さい頃、祖母の手伝いでやった記憶があります。

因みに、たんぽは鍋にしなくても、味噌を付けて更に焼いて食ったら絶品です!


とはいえ、現代の家庭でそんな事をきりたんぽ鍋の度にやるのは不可能。

そこで、スーパーでたんぽを買っても良いんですが、潰したご飯を丸めて使う だまこ という簡単で美味いものがあります。


こんな具合です。


盛り付け

土鍋で作ってから取り皿に盛り付けました。
具材は、だまこ餅、鶏肉、セリ、舞茸、ゴボウ、油揚げ。
この6種類のうち、油揚げ以外は絶対入るもので、油揚げは僕が好きで入れるんですが、多分入れる人は多いと思います。
他に入れるとしたら、しらたきかなぁ?
大根やニンジンも合わない事は無いですが、とにかく味の決め手は鶏肉と舞茸と、何よりもセリなので。

だまこ鍋

鍋はこんな感じです。
セリの葉を入れた状態で撮影しましたが、この瞬間、完成です。
セリの葉の加熱は汁の余熱で十分。

動画は、ご飯を潰してだまこ餅を作るところからです。




ご飯は あきたこまち 、鶏肉は 比内地鶏 というのが理想でしょうけど、残念ながら米も鶏肉も近所のスーパーで買った普通のやつで、ご飯は炊き立てでさえありません (笑)

レンチンしたご飯でも一応こんな風に出来て、そこそこ美味しかったですよ。

あと、今回はただの水に酒を入れて始めましたが、1〜2時間くらい鶏ガラで出汁を取ります。

まあ、具材から出た味だけで結構なものですけど。



ご飯をどれくらい潰すかというのはその人の好み次第です。
粗く潰すと汁の中で崩れやすいですが、染み込みが良くてすぐに美味しい味が付きます。
細かく潰すと染み込みは遅いですが、もちもち食感が楽しめます。翌朝まで汁に浸しただまこを楽しみたい時は、細かめにした方が良いと思います。
因みに、僕はいつもかなり粗めです。
どうせ残さない (残せない) ですから (笑)


このだまこやきりたんぽをやりたくなるのは、スーパーでセリを見つけた時ですね。

他の材料はいつでも手に入りますが、セリはあまり目にする事が無いので、売っていると「あ、だまこやろう」と思ってしまいます。

少し前まで、近所のスーパー タチヤ 平針店 ではセリは根が切り落とされた状態で売られていたのですが、最近は根付きの物を仕入れている様で有り難いです。


では、今回はこの辺で。

また次回もよろしくお願い致します。



ランキングに参加しています。

こちらをクリックしていただけると有り難いです。→ 人気ブログランキング



もう一つのブログも覗いてみたください。→ Life Music & Stories