1人は「遊びたい」って気持ちが勝ってしまい、6年で断念してます。
48Gって中学受験してる子、わりといるんですよね。
有名どころだと、
宮脇咲良さんとか、向井地美音さんあたりですかね。
宮脇さんは医者になりたくて、地元でトップクラスの中学に進学したのですが、HKTの活動との両立が難しく、転校してます。
非常に賢いんだろうなというのは、755や、発言を聞いていても垣間見れますね。いまや、AKB48Gのセンターもこなすし、AKBドラマの主役も任される一人です。
自分が推してる(た)2人の中学受験経験者は、
元AKB48島田晴香さん、SKE48山内鈴蘭さん(二人ともAKB48の9期生、山内さんがSKEに移籍)。
途中で断念したのは、
NGT48清司麗菜さん。
この3人の受験体験談は、これから中学受験を考える保護者様には、一度考えてほしいなと思う部分がそれぞれあります。
公のプロフィール等に記載されてない内容もあります。
握手会で、メンバーさんから聞いた話し(OKもらってます)や、フォトブックなどに記載のある内容もあります。
まずは、SKE48山内鈴蘭さん。
彼女は幼少期からプロゴルファーになることを目標とし、お父様と二人三脚で、レッスンに励んでいました。
中学受験の学校選びは「ゴルフの練習が思い切り出来る学校」。
しかし、塾の勉強がかなり辛かったようで(^_^;)
当初は「勉強よりゴルフしたい」と思ってたそうで、
最終的には、「パパが言うなら受験はしよう」ってなったらしいです。
それでも最後まで、塾では一番下のクラスだったそうで(山内さん、笑顔でサラッというので)

中学受験自体は合格しています。中学3年でAKBに加入するまではゴルフ三昧。
勉強は全くといっていいほどやってません。握手会で、話が噛み合わないこと多々あります

ただ、「生きる力」という意味では、山内さんは飛び抜けています。
学校の勉強は出来ませんが、ゴルフを通して、人生の先輩方と関わることが多かったため、【礼節】というところは、年齢にあわないというか、
社会人になってから初めて知るようなことも、10代からやっていました。
それが、芸能界の先輩方に可愛がられ、個人での番組出演や、レギュラー番組をいただけるのに繋がっていると思います。
山内さんの場合、中学受験を飛び越えた先の目標がありました。
中学受験は目標のための手段でしかなかったのです。
中学受験を目指す、子供さんの中には、熱中できる何か(鉄道、スポーツ等々)を持っている人もいます。それを中高6年間楽しむために、受験をする。これも大事な理由です。
でも、保護者様はそこで止まらないでください。
目標通り、進み。それを大成してくれればいいですが、山内さんは、
途中で違う道へ行ってしまっています。
それでも、通用する人としての部分は山内さんにはAKBの活動をするなかで、お父様が見守りつつ、指導をされたようです。
志望校には入った。でも途中でお子様が転校を希望したとき、もしくはスポーツ等目標に入学したものの、怪我や人間関係で続けられなくなった時、どうしますか。
(おどかすつもりはありませんが、わりとよくあります。高校受験をするパターン)
二人目は元AKB48島田晴香さん。
日大三島は高入生です。
中学は女子校です。
軽く、人物像を紹介すると、
AKBではバラエティー班。
トーク力は高く、海外公演等では前乗りして一人で現地の番組出演を任されたりします。
選抜にはいることはありませんが(1回だけ選抜に選ばれてます)、メンバー、スタッフさんからの信頼は厚く、横山総監督体制の屋台骨を形成していたのは間違いないです。
ファンにプライベートを見せることはほとんどしません。謎な推しです。仲良しメンバーとかもあんまりわからない(^_^;)
キャラがめちゃくちゃ多いです。
さて、島田さんの中学受験ですが、
フォトブックより、抜粋します。
『小学校の担任の先生は、「晴香の性格的に女子中は会わないからお前は地元の中学行け」って言われてたにもかかわらず、塾に通わせてもらって私立の女子中学に合格できたのでそこに通うことにしました。そこはお嬢さま中学だったので、小学校からあがってくる組と、中学受験で入った子が一緒になる〜略〜』
島田さんは、この中学で【不登校】になります。小学校からあがってきた部活仲間に陰口を言われていることを知り、自分らしさを失います。
この当時のことは、お母様も番組インタビューで応えておられます。
「食べるのが大好きな子が、食べれない」
症状を心配し、病院にいくと、胃潰瘍の一歩手前だったそうです(島田さんは、AKB加入後にも握手会場から病院に運ばれストレスで胃潰瘍の一歩手前になってます)。
不登校は卒業まで続いたそうです。
ご家族の理解もあって、島田さんは、高校受験をし、日大三島高校に進学します。
そこで、自分らしさを取り戻せたそうです。
先程の山内さんと違い、少々重たい話しになってしまいましたが、
これは、滑り止めを決めるときに思い出して欲しい話です。
偏差値や日程だけで、選ばないで欲しい。
滑り止めも、お子様も保護者様も通うことのイメージが出来ている学校を選んでください。
毎年、合格したし、入学したけど、
1年で退学してしまう、または学校さんから肩叩きをされる生徒さんが一定数います。
多くは、面談の際に私達塾側として、あまり合わないと感じており、やんわりと否定している学校に進学された場合が多いです。
受験日程を組み立てるのは、とても大変ですが、
迷ったら塾の先生に相談してください。偏差値に惑わされないでください。
最後は、番外編的になります。
NGT48清司麗菜さん。
冒頭でも触れましたが、彼女は中学受験はしてません。
「遊びたい」が勝ってしまい、小学5年の1月(5年カリキュラム終了)で塾を辞めてしまっています。
5年最後の偏差値を聞いたところ、
U明や、S徳YNが狙えるレベルでした。
清司さん本人が何かのMCで言ってましたが、「中学受験してたらNGTにいないと思う」とのこと。
清司さんは、地元の中学に進学します。小学3年〜小学5年まで受験勉強をしていた反動でしょうか、
中学の成績は心配になるくらい悪いです。
中学2年でNGT48に加入し、新潟で一人暮らしをしています。家事に勉強に、芸能活動に大変だったと思います。
清司さんが中学3年のときに握手会で、期末試験について話したことがあります。1学期期末だったので、
今、平方根くらいをやってる?と聞いたのですが、「平方根って何?」とかえってきました

学校で今なにを学習してるかわからないと

そんな清司さんですが、高校に進学してから、心機一転勉強も頑張ってるようです(定期試験の度にしつこいぐらいに課題終わったのか、問題集終わったか聞きまくったのもあるけど)。
高校1年終了時点の評定は、この評定を3年1学期まで維持できれば、
KO大とか、ジーマーチクラスの自己推薦余裕で受かるレベル

不思議だと思いませんか?
中学の勉強がまったく抜けてるに等しい状態なのに、
高校の勉強は好成績を出す。
数学にいたっては、同い年のメンバーが教えてもらいにくる状態です。
一般的に数学や英語は積み上げの科目と言われます。
中学で基礎を学び、高校で専門的な、発展学習になる。
清司さんの場合、この基礎がないんです。にも関わらず、今は指数関数をすらすら説明してるし、
三角関数も余裕でこなしてました。
清司さんが中学受験を辞めた時期を思い出してください。6年のカリキュラムがスタートする時です。
すなわち、中学受験の基礎は全て終わった状態で辞めてます。
これが、高校で飛躍できたポイントです。中学受験では、方程式は習いませんが、数学に続く基礎の基礎は培われます。
基礎学力がしっかり完成してる状態に、高校では1年の1学期をまるまる中学数学の復習に時間がさかれたようで、要点だけ学習し、高校数学に入ったので理解も早く、定期試験でもそれなりの点数がとれています。
(でも、解の公式はと聞くと「なにそれ?」と真顔でかえってきます
)

中学受験における、5年のカリキュラムの重要性が伝わりますでしょうか。
中学受験の先でも土台となる基礎学力を学ぶ期間です。
それだけに、学習量も増え、難易度も高くなります。
なんとなくでこなせる量ではありません。受験に向けてご家族も一丸となり、サポートをしてあげてほしいです。
そして、5年は魔の時期でもあります。受験に向かって邁進する生徒さんと、
清司さんのように「遊びたい」が勝ってしまい、成績がずるずると下がって行ってしまう生徒さんに、
別れます。
後者の場合、転塾してもさらに悪くなるパターンが多いです。
中学受験をする覚悟を親子で真摯にお話ししてください。
キチンと向き合うと良いほうへ向かうものです。
長くなったし、あんまりまとまらない文章ですが、
参考になればいいなと思います。