先週に引き続き 関西学院大学教育学部の2回目の授業で講義をさせて頂きました

今回は 前線の影響と台風の接近が重なり 気圧の急激な変化で 過去最高の体調不良で週明け月曜日27日位から所用がない限りは寝込んでいる状態でした  めまいや頭痛 吐気が酷く 31日まで回復させるために最低限の行動に留めていました

 

31日になっても体調不良が改善されず 授業の予定も組み込まれている為 ふらふらフワフワ感の状態の中で 当日講義を向かう為に 根性で大学へ出かけ授業にて講義をさせて頂きました

 

先週と同じく 阪急の西宮北口駅で下車 そこからタクシーに乗車  大学の正面入り口で降車し 先週と同じ位置で 写真を撮影しました

 

今回は白地のジャケットを羽織りました

 

 

 

 

体調不良の中での写真撮影 記憶のハッキリしていない中だったので 表情がフワフワ感が

 

そして 非常勤控室へ

 

 

今回は 講義の教室が前回と同じ場所と言う事で 自分で教室の場所へ向かった

授業開始5分前位に到着

 

そして 11時になり 講義の開始  先生が前もって 資料を事前配布しなかった理由を今回は簡略的に説明 資料デジュメを見るのではなく 当事者の生の声を聞いて授業を受け感じ取って欲しい旨をお伝えして下さりました

 

そして 私にバトンタッチ

講義内容は先週と同じ

 

 

授業の講義内容は 1回目の授業と同じなので同じ内容を記載します

 

私自身が学生時代に経験した「性別違和と学校生活」のテーマとしてエピソードを紹介し

現在 性的少数者の扱いと 私の時代の扱いなどを比較してお話をさせて頂きました

変わった所

変わらなかった所

良くなった所

悪くなった所

の気づきを持ってもらえたのではないかと思います

 

 


登壇の流れは

幼少期
小学生時代
中学生時代
高校生時代

と分けそれぞれ経験したエピソードを紹介させて頂きました

その後

学校生活で辛かった事
無意識に傷ついていた事
同級生から気付いて欲しかった事

を当時の心の内を明かし そして現在の学生と比較して当時何が違っていたのかを絡めて伝えさせて頂きました




そして・・・

最後に

区別は差別の始まりである
特別扱いを望んでいなく
皆と同じように生きて行きたいだけを伝えました

区別する事で分断が生じ紛争が起こる

現在 区別する方向へ向かって活動を勧めている当事者団体や活動家 更に反トランスジェンダーの行き過ぎたバッシング ルッキズムを利用一部の性犯罪事件多数取上げ 健全な多くの当事者で真剣に悩んでいる事実を無視し湾曲 悪意を持って印象操作を行い嘘やデマを拡散させることにより陥れ 何も知らない方々へ不安や恐怖を与え トランスジェンダー全体を性犯罪者であるように仕掛ける事に対し 私自身非常に憤りを感じている

LGBT理解促進法や昨年10月静岡地裁や最高裁の審判によって追い打ちをかけ炎上してしまい区別の強化になってしまっている現状


区別する事で 全ての人が生きやすくなると思われがちだが 実は 生きにくくさせている現状が有る


性別や人種国籍、障害疾患などで区別するのではなく

全ての人が お互いにマナーやモラルなどの道徳観と持ち あらゆる人に対して 思いやりや優しい気持ちを持つ事が 性別以前に人として当たり前の事を1人1人持ってもらいたい

その心が有れば 区別する必要がなく
全ての人が生きやすくなると感じている

 

当団体は あらゆる場所にて 講義や研修をさせて頂いています 殆どは どのように配慮すればよいの? 対応対策は? と異常なぐらい質問され トランスジェンダーは特別扱いを望んでいると勘違いされ ケッタイな邪魔くさい人たちと間接的に思われている

 

そもそも  配慮や気を遣うなどの心遣いはトランスジェンダーだけではない 

男性も女性も 配慮や気を遣うなどの心遣いは必要ではないでしょうか?

 

男も女もトランスジェンダーも同じ人であり人間であります

 

人として接するのはどんな属性であれカテゴリーであれ当然

男女と言う区別から物事を考えるから差別が生じ 優勢と劣勢が分かれ差別が生まれるのではないでしょうか? 区別によって差別が生じても優勢の方が劣勢を支援するサポートする事が本来あるべき 正しい区別であり 社会的に正しい区別をしないと行けないのではないかと私は感じています

 

 

 

 

ただ 今回は体調不良も有り 力強く伝えれなかったり 伝えたかった内容が言い忘れ伝えきれなかったりで 一部学生さんに届かなかった部分が有った

 

それは区別の部分である事 

大まかに区別を無くし全ての人が生きやすくするのは社会構造であり 影響のない必要のない部分まで区別している問題を丁寧に言えなかった

 

ただ最低限区別しなくてはいけないもの

(身体に関わるトイレ温泉医療など当事者の実生活や社会的な人との関わりなどで考慮は必要)を伝えるのを忘れてしまった為 今問題になっている トイレ、温泉などやスポーツなどの問題点をレポートにて記載してあったのは当然だと感じた

 

しかし 多くの学生は  幼稚園のエピソード、当事者は特別扱いを求めていない事、区別は差別になりうる、1人の人間として接して欲しいと言う話について多くの学生がレポートで触れていたので 6人の一部分を紹介します

 

  • お話を聞いて、私が印象に残ったことは、幼稚園に行くのが苦痛だったけど、保育士さんのおかけで幼稚園に行く楽しみがあったとおっしゃっていたことです。自分の好きなことができない、違和感を持ちながら楽しくないところへ行くというのは、とても辛いことだったと思います。しかし、自分のことを理解してくれる人が1人でもいるということ、周りに自分を理解してくれる人がいるということは、大切だと感じました。
  • 私が今日の授業で印象に残ったのは「特別扱いをしない」ということです。今までは性的マイノリティの方には特別な配慮をしなければいけないと思っていました。例えば、男らしく、女らしくという言葉を使わないことや他の友だちと関わり方を少し変えたりするなどです。しかし、今回山崎さんの話を聞いて、性的マイノリティの人という視点で見るのではなく1人の人間として他の人と変わらない関わり方をするように気をつけることや当事者がいない場でも同じように対応しようと思いました。また、「コミュニケーションをとる」ことも印象に残りました。私の周りには性的マイノリティの方がいないので講義で知識を身につけるだけでした。頭だけの知識ではその人に先入観を抱いてしまったり、傷つけてしまうかもしれません。だから、積極的にコミュニケーションをとって関わってみようと思いました。
  • 初めの方から、自分や当事者のことを知ってほしいというような一つ一つの言葉の重みを感じました。
     私が特に印象に残っていることの1つ目は、自分のことを理解されないがために無理に周りに話や趣味を合わせていたり、できるだけ女の子の気持ちを抑えようと男子校を選んで通ったり、様々な感情を押し殺して頑張って過ごそうとしていたことです。どうしても多数派の人の価値観を自分に合わせることは難しいことだと思います。でも、少しの価値観の違いがいじめなどにつながってしまっていた事実はあってはならないことだと思いました。
     2つ目は、 無意識に傷つけてしまっている行動のことです。当事者は普通のひとりの人間であるのに、少し感じ方や考え方が自分と違うことを正直私も、変に意識してしまっているなと思いました。最近、LGBTQなどの話をよく耳にして、もしそのような人と出会ったらどう接しようと考えていました。でも、今回の話を聞いて、普通にいつも通り接すればいいだけなのだなと思いました。
     とても貴重なお話ありがとうございました。
  • 私が特に印象に残ったお話のうち、1つ目は、山崎先生の身近な当事者の方々のコミュニティでは「最近あの人が自殺した、亡くなった」という会話がしょっちゅうあるという事です。ついこの間亡くなられた方もいるとお聞きして、衝撃が走りました。日本は世界的に見ても戦争もなく平和な国であると言われていますが、今日のこのお話をきいて、確実に日本が平和であるということは言えないと思いました。こんなにも日本生きづらい国であるということにショックを受けました。徐々に性的マイノリティーについての理解が深まっていると思っていたのですが、まだ個性否定し皆同じように統制する文化が根強く残っている日本は、様々なマイノリティー、個性を認め合う考えが浅く、良い国民性ではあったものの、それが本当に良くない方向に向いていると感じました。
  • 今回のお話で印象に残ったことは、「区別をなくすべきだ」というご意見と「特別扱いではなく、一人の人として扱って欲しい」という二つのご意見が印象に残りました。 一つ目のご意見なのですが、私は物理的な面で「区別」は必要だと思っております。男性の体は筋肉質で女性の体は脂肪率が高い傾向があります。したがって、体育祭といった身体活動ではどうしても男女に力差が生じてしまうと思います。また、排便の仕方も男女で異なっておりますし、女性の体に対して性的興奮を抱く男性による痴漢被害も発生しております。そういった面で、男女で区別する必要はあると思います。 二つ目のご意見は、とても当然なことだと普段から思っており、とても共感しました。例えそれがジェンダー問題だけではなく、普段自分の周りにいる人にも当てはめるべき考えだと思っております。今回のお話を機に、上記のようなことがこれからも意識できるようにしていこうと思います。 今回はお忙しい中、講演をしていただけたことに感謝を申し上げます。もしも、この文章を読んで不快に感じるようでしたから、謝罪します。
  • 男女の区別は男と女と分けているとこから差別がされてると言われたことから、男女の区別は性器や外見的なところから区別がされているわけで、それから差別ということにはならないのではないかと考えた。他の動物、犬や猫でも同じように男性特有の性器があればオス、女性特有の性器であればメスというふうに区別されている。そのため、男女の区別は差別とはならない。 2つ目は、お風呂や男女の部屋が別れているのが学生時代不愉快であったとありましたが、ここでも同じように規律などを踏まえた結果部屋が別れているということです。男性器があり外見的な性別区別は男となっていることから男性部屋に振り分けられるのは仕方がないことであり、この場合は受け入れなければならない社会常識なのではないかと考えた。 外見は男でも中身は女だから~という意見がまかり通ってしまうと、外見も中身も男性がそれを免罪符として悪用され、犯罪が増えてしまう可能性が大きい。そのため区別は差別にはならない。
 
5月23日 5月31日の授業で レポートの中に質問質疑を記載して回答について後日別途まとめて担当の先生あてに1か月後以降をめどにお伝えさせて頂きます
 
 

2024年5月23日 1回目の授業の講義レポートを紹介ご覧になって下さい

 

 
昨年 2023年6月30日 授業での講義レポートを紹介ご覧になって下さい

 

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