去年に引き続き 今年も関西学院大学教育学部の授業にて講義をさせて頂きました

ゲストスピーカーとして更に2回授業にて依頼をして頂いた先生に感謝しています 

 

去年は梅雨が例年よりも早くその影響で5月開催が6月に延期したと言う事がありましたが 今年は1回目の授業は曇りがちの天気でしたが 予定通り開催が出来ました

 

今回は阪急の西宮北口駅からタクシーを使い聖和キャンパスに向かいました JRは遅延とかが当たり前に有る為授業に間に合わないと大変なことになります

 

関西学院大学教育学部にある聖和キャンパスに到着

 

 

 

 

去年に引き続きなので 校舎内の 非常勤控室で待機し

担当の先生が出迎えに来て下さりました

 

 

1回目の授業は17時でしたので ゆとりをもって講義の準備もできました

 

そして 17時になり 講義の開始  先生が前もって 資料を事前配布しなかった理由の説明 資料デジュメを見るのではなく 当事者の生の声を聞いて授業を受け感じ取って欲しい旨をお伝えして下さりました

 

そして 私にバトンタッチ

講義内容は去年と同じ

 

 

 

私自身が学生時代に経験した「性別違和と学校生活」のテーマとしてエピソードを紹介し

現在 性的少数者の扱いと 私の時代の扱いなどを比較してお話をさせて頂きました

変わった所

変わらなかった所

良くなった所

悪くなった所

の気づきを持ってもらえたのではないかと思います

 


登壇の流れは

幼少期
小学生時代
中学生時代
高校生時代

と分けそれぞれ経験したエピソードを紹介させて頂きました

その後

学校生活で辛かった事
無意識に傷ついていた事
同級生から気付いて欲しかった事

を当時の心の内を明かし そして現在の学生と比較して当時何が違っていたのかを絡めて伝えさせて頂きました


そして・・・

最後に

区別は差別の始まりである
特別扱いを望んでいなく
皆と同じように生きて行きたいだけを伝えました

区別する事で分断が生じ紛争が起こる

現在 区別する方向へ向かって活動を勧めている当事者団体や活動家 更に反トランスジェンダーの行き過ぎたバッシング ルッキズムを利用一部の性犯罪事件多数取上げ 健全な多くの当事者で真剣に悩んでいる事実を無視し湾曲 悪意を持って印象操作を行い嘘やデマを拡散させることにより陥れ 何も知らない方々へ不安や恐怖を与え トランスジェンダー全体を性犯罪者であるように仕掛ける事に対し 私自身非常に憤りを感じている

LGBT理解促進法や昨年10月静岡地裁や最高裁の審判によって追い打ちをかけ炎上してしまい区別の強化になってしまっている現状

必要最低限の区別は必要であるが(身体に関わるトイレ温泉医療など当事者の実生活や社会的な人との関わりなどで考慮は必要)


区別する事で 全ての人が生きやすくなると思われがちだが 実は 生きにくくさせている現状が有る


性別や人種国籍、障害疾患などで区別するのではなく

全ての人が お互いにマナーやモラルなどの道徳観と持ち あらゆる人に対して 思いやりや優しい気持ちを持つ事が 性別以前に人として当たり前の事を1人1人持ってもらいたい

その心が有れば 区別する必要がなく
全ての人が生きやすくなると感じている

 

当団体は あらゆる場所にて 講義や研修をさせて頂いています 殆どは どのように配慮すればよいの? 対応対策は? と異常なぐらい質問され トランスジェンダーは特別扱いを望んでいると勘違いされ ケッタイな邪魔くさい人たちと間接的に思われている

 

そもそも  配慮や気を遣うなどの心遣いはトランスジェンダーだけではない 

男性も女性も 配慮や気を遣うなどの心遣いは必要ではないでしょうか?

 

男も女もトランスジェンダーも同じ人であり人間であります

 

人として接するのはどんな属性であれカテゴリーであれ当然

男女と言う区別から物事を考えるから差別が生じ 優勢と劣勢が分かれ差別が生まれるのではないでしょうか? 区別によって差別が生じても優勢の方が劣勢を支援するサポートする事が本来あるべき 正しい区別であり 社会的に正しい区別をしないと行けないのではないかと私は感じています

 

 




授業担当の先生から 教職員から見て学校生活上で当事者との関わりについて質問を頂いたので回答 学生さんが自分なりに感じた事をレポートにて記載していた内容を見てみると 伝わっていたのが嬉しい 3人ご紹介させていただきます

 

  • 苦難を乗り越えてこられたからこそ、考え方が素敵だなと感じました。おっしゃっていた中で、印象的だったのが、教員からの生徒に対する接し方の話でした。個性を殺さない、個性を尊重する。一人一人性に対する違和感が違うから、子供の目線になって、子供の妥協点的なものをヒアリングし、学校の集団生活と照らし合わせて、可能な限りの支援をする。支援しすぎると、特別扱いになるので配慮しながら、男とか女とか関係なく、統一的に接するといった学びができました。
  • 山﨑先生が仰られた「学校生活=集団生活なので全ての子どもの個性を尊重するのは難しいのかもしれないが、その子どもの個性を殺してしまうのも駄目で、学校行事などでそこまで影響がなければ配慮してあげたり、その子の違和感に寄り添ったりすることが大事。違和感は人によって違うためマニュアルはつくれない。その子の妥協点をヒアリングして、どこまでサポートできるのか(学校生活に当てはめて、特別扱いにならないライン)を考えて支援することが大切。」という言葉を、将来教育者を目指す身として、ずっと大切に心に留めておきたいと思います。
  • 先生はいじめの発端としてもなり得るし男女どちらのグループにも入ることが厳しいため結局は孤立したり中々相談できる人がいなかったことが今日の話を聞いてわかったのだが、自分が今できることとしては相談できる相手になりたいなと感じた。僕が質問した答えに関して「トランスジェンダーとかそういう目で見てしまうからこっち側も相手側も相談しにくいんでしょう。だから次の日には何事もなかったようにおはようでも言って仲良くしてあげて」というセリフが印象に残った。だから誰が相手で今回の内容のような相談が来ても自分は関係ないんだ、ではなくて、自分が当事者になった気持ちになってされたら嬉しいことを考えて行動していけるような人間になりたいと思う。そしてトランスジェンダーの人は自分が望んでいた性になられないだけで人一倍全ての生活を苦労したり悩んでいるということを知ったので、なるべく差別されないような取り組みとかもあれば自分も積極的に関わっていきたいと感じた。
 
次回ブログは 2024年5月31日 2回目の授業での講義レポートを紹介します

 

 

昨年 2023年6月30日 授業での講義レポートを紹介ご覧になって下さい

 

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当事者と面と向かい インターネット上での文章や動画では伝わらない リアルな情報を「目と耳と表情、息遣い 所作」などを通じ 「生の声」を通じ 体感を通じ 知って頂く活動を行っています

 

生身の当事者と同じ空間で知りえる物が 

一番大切だと 当団体設立当時から拘り プライドを持って活動を行っています

 

 

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