いやはや、カッコ良かったです!
メキシコでのハミルトン。
今年のメキシコGPは、タイヤと路面温度の関係で目まぐるしく速いマシンが変わっていくという珍しい予選の展開だった。
ハミルトンはQ2トップタイムで通過していたため、今季2回目のポールも期待していたのだが6番手留まり。
決勝のロングランペースに望みを繋ぐという、昨今のハミルトンではよく見る展開だった、悔しいけど。
スタート直後にペレスが自爆した事で、ポイント争い上はまた2位獲得の望みも出てきたし、順位を一つ上げた。
その後数周でリカルドを攻略し、サインツの後ろで表彰台圏内を狙う展開に。
そのサインツもピットインでアンダーカットに成功し、後は第一スティントのペースがほぼ同等だったルクレールとフェルスタッペンを捉える事が出来れば。。。
状況的にはフェルスタッペンが2ストップ、他の上位勢は1ストップになりそうな感じだった。
が、マグヌッセンがクラッシュした事で赤旗が出てレースの半分あたりでギャップはリセットされる。
メルセデスはミディアム、他の上位勢はハードで再スタート。
再開後のフェルスタッペンのペースは相変わらず憎たらしいほど速かった上、ハードタイヤが合わなかったのか再開後のペースがイマイチになっているルクレールの後ろでペースを抑えれる上にミディアムは最後まで走れるか微妙な状況だった。
ほどなくして、ルクレールを攻略したもののフェルスタッペンを追いかける程のペースはなくマネジメントに徹すると最終ラップにファステストラップを記録!
レース後の無線でも今季で一番嬉しそうな感じでした。
それにしてもカッコ良かった。
ハミルトンが履いたミディアムタイヤは最終的に40周も走った状態で最速ラップを記録した。
ラッセルや他のミディアム勢は全然ペースも落ち、ハード勢にやられていたのに、だ。
また、今回コース上でのオーバーテイクはリカルドとルクレールだけだったのだが実に見事だった上、クリーンで低リスクなものだった。
フェルスタッペンのようにシーケンスの違いと圧倒的なDRS使用時のトップスピードで抜くわけじゃなく、かといってノリスや角田のようにリスキーさを伴うようなアグレッシブ剝き出しなものでもない(実際角田は追い越し時の接触により大きく順位を落としている)。
フェルスタッペン追撃も最初から諦めていた訳ではなく、残り10ラップくらいの時に一度プッシュしてラップタイムを確認していたハミルトン。
その時のタイムが、タイヤを守りながらクルージングしていたフェルスタッペンより0.1秒くらいしか速くなかったため、10秒以上あった差をひっくり返すのは不可能と判断しタイヤマネジメントに徹し、ファステストラップを最終ラップで記録。
カッコ良すぎるでしょうw
もし、ペレスからチャンピオンシップ2位を奪い取る事ができなかったとしても、誰もペレスがハミルトンより上のシーズンを送ったとは思わない事でしょう。
シンガポールやアメリカのように、コース上最速のハミルトンを観た訳でもなかったけど、今年一番カッコ良いハミルトンを観れたレースだったので大満足でした!
残りのレースも頑張れハミルトン!
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