さて、宿坊の方はどんな塩梅かと言いますと。
家具やしつらえが、めっちゃオシャレ!
こちらは2階の階段室脇のロビー。
この椅子めちゃくちゃ座り心地が良かった!
階段室の照明もオシャレ。
向こう側に見えているのが大浴場です。
ちゃんと男女別に分かれています。
宿坊といえば精進料理!
こちらは夕食の様子。
ただ、こちらはホテルではないので、
食事も団体行動、修行の一環なのですね。
18時から夕食なのですが、
10分前には全館に館内放送がかかり、
食堂(じきどう)に来るよう指示があります。
そして、いただきますの前に
修行の言葉を唱えてからいただくのですが、
この日は
『30分で夕食を食べ終わるように』
と指示がありました・・・。
なかなかに修行。
当然アルコールなどはありません。
そして、前に見えるお箸は、
一旦部屋に持ち帰り、翌朝も持ってきて使います。
いわば『マイ箸』。
そして、なんとなんと!
この日は、夜7時から
地蔵堂にて、院代(住職代理)の南直哉(みなみ じきさい)氏が法話をしてくださいました!
南さんのエッセイなど、以前に読んだことのある私は、
めっちゃミーハー的な感じでワクワク聞きにいきました🎵
ラッキー!
(地蔵堂に登る渡り廊下)
いやーもう、お話がめちゃくちゃ楽しかったです!!
扇子の使い方とか、まるで噺家さんみたいだったし、
話のテンポもすっごく良くて、
めっちゃ引き込まれました・・・!
恐山では幽霊なんて出ませんよ!
むしろ亡くなった人に成仏しないで今も存在していて欲しい、
亡くなった人に会いたい、
そういう人の心が恐山信仰を作るのです。
といった話が、とても印象的でした。
だって、お地蔵さんとか風車とか、門前の売店で売っているものは、別に最初から売っていたわけじゃなくて、
参拝する人たちが勝手に持って来て、そこかしこに置いていってしまうんですって。
それを見た人が「自分も備えたい、売ってないか」とあまりにも問い合わせが多いから、売店を作って売るようになったのだそうです。
ああ、なんか、わかる気がする・・・。
草を結ぶのも、あちこちにタオルが結んであるのも(遠くから霊が帰ってくるのが遠くて大変だろうという気遣いだそうです)、全部、参拝の人たちが勝手に始めたことだそうです。
そうして、お寺のお坊さんたちが何を言ったわけでもないのに、参拝する人たちが勝手に、まことしやかに、いろんなことを言い始める、やり始める、それを見た人たちがそれを真似する。
そうして作られて来たのが、恐山信仰。
ひどい人は、勝手に墓石を持って来て、土台まで作って、境内に置いていっちゃうそうなんですよ!ひゃー!!セメントまで持ち込むって相当な執念ですよね・・・。
実際に、
「え?なんでこんなところに、墓石が??」
みたいなのがありましたが、お坊さんが見ていないところで勝手にやるんですって。びっくりすぎる。
(あまりにも増えすぎて我慢の限界が来ると、一斉に撤去するそうです)
亡くなった方の遺品も、持ち込むだけでなく、ひどい人は宅配便で送りつけて来たりするらしく(受け取らないそうです)、いやはや・・・大変ですねえ・・・。
そんなこんなで、周りには何もありませんから、夜も真っ暗になりますし、WIFIもなければ電波もないので、携帯電話も使えません。
大浴場で気持ちよく温泉につかった後は、夜9時過ぎには全員グースカ寝てました(ちなみに消灯時間は夜10時。だって私たちみんな、この日の朝は超早起きでしたから、めっちゃ疲れてました)。
翌朝は5時にはすっきりと目覚めて、朝風呂へ。
6時30分からの朝のお勤めに参加します。
早朝からお店が開いてる!スゴイ!!
地蔵堂と本堂と、2ヶ所で行われる朝のお勤めに参加した後は、みんなそろって、7時30分から朝食です。
これも、全館放送で呼び出しがかかります。
朝食メニューはこんな感じ。
今度は
『20分で食べ終わるように』
との指示が
ひえ〜!!
もう、みんな、無言で必死で黙々と食べます。
ただ、これ、見た目以上に、相当甘いんですね。
私は、東北の味に慣れているので平気でしたが、
他のみんな、特に西から来たチームは、
慣れない味に苦戦していました。
特に右上のリンゴは、砂糖と塩で軽く煮てあって、この味付けがちょっと・・・という感じのようでした(私は平気でした)。
食文化にもいろいろありますよね〜。
ちなみに今回の食事、私たちの隣には、
山形県から来た団体さんが座っていました。
そして、ジップロックに入れた薄皮小茄子の漬物を持ち込み、仲間内で回しながら食べていたんです。
私は見慣れた風景でしたが、他のメンバーはびっくり。
「え、食中毒とか大丈夫なん??」
なんて言って驚いていました。
これ、山形県内のどこでもかは分かりませんが、
私がかつて住んでいたエリア(県南の置賜地域)では、
本当に普通の習慣なんです。
この夏の短い時期にしか出ない
『薄皮小茄子』
という、小さな丸茄子があって、これが皮が薄くて美味しいんですけど、漬けるのが難しいらしいんですよね。
特に、美しい紫色を出しながら柔らかく漬けるのに、技術がいるんですって。
多くの家では、その家のお父さんが漬けて、それをお母さんたちがよそで自慢する、という感じでした。
なので、どこかに出かけるときは、
「まさに今このタイミング!」
という感じで、張り切って、自慢の漬物を持ち寄るわけです。
山形県は
『西の京都、東の山形』
というほど、豊かな漬物文化があります。
いろんな種類の漬物が各地にあって、本当に美味しいんですよ〜
さてさて、この日は朝から、境内の神社へ。
宿坊のすぐ脇に、八大龍王とお稲荷さんを祀った場所があります。
階段を登っていくと、こんな感じ。
そこからの見晴らしが最高!
めっちゃ遠くまで見渡せる〜!
こちら側は、昨日歩き回った地獄エリア。
マルハナバチが、足に花粉をつけながら、一生懸命に蜜を集めていました。
続きます!












