たかが体毛、されど体毛、
人間になぜ体毛があり、
いや、進化の歴史からすれば、
厳密には、
人間になぜ体毛が残り、
それが現代社会に生きる人々を悩ませるのか、
もはや『溺れる時代』とも、
弁当製造工場とも、
なんのつながりもない、
話にそれていくのです。
そもそも600万年前、
人類が現代に繋がる
他の類人猿と分岐し、
アウストラロピテクスとか、
ネアンデルタールなんて呼ばれる、
初期人類への進化を成し遂げた時、
すでに体毛は減る一方で、
頭髪以外の体中の毛が薄くなっていったのは、
人類学の成果として、
はっきりしていることです。
色々な説があるものの、
いったん、僕の考えでは、
持久力を維持する、
つまり発汗作用の進化により、
蒸発させるために不要になり、
さらに身を守るために、
身に毛皮などを身につけたことが、
薄くしていくことに拍車をかけた、
と思っています。
そして、最終的に
身を守らなければならない箇所、
つまり、
頭部であるとか、
わきの下、陰部については、
密生した毛が残った、、、
しかしながら、
なぜ男だけ、
年齢とともに
急速に頭髪が衰えるのだとか、
そう言ったことは、
まだ定説がありません。
実はこれ、
前々章の『美臭』中で、
『イージーサン』について触れた際や、
もっとさかのぼると、
『石文』での大学受験の話の際にも、
多少の言及をしています。
しかしながら、
ここではっきりとしておきたいこともあり、
僕は思い切って、
自らの半生にまつわる、
そう、毛について、
少しばかり語っておこうと思いました。
僕が、特に
その、、、、毛を意識したのは、
不意の出来事で
風呂場から上がってきたばかりの、
真っ裸の叔母を見た小学2年の時でした。
股間には、湿気を感じそうな、
濃い陰毛が、はりついてみえました。
それは、大人になることかもしれない、
僕はそう自分に言い聞かせるたびに、
大人とは、
なんと奥深くて、
秘密の味がするものなんだと感じたものです。
ところが、
僕の体毛は中々生えてきません。
成長が遅かったのかもしれません。
しかし別段、
それを危惧していなかった僕に、
衝撃の瞬間が訪れたのは、
小学6年生のときです。
となりの小便器で用をたしていた、
小山くんの股間のあたりに、
ふいに目がいったのです。
その時は、
見ようとして見たわけじゃないんです。
しかし、
僕の目は釘付けになってしまいました。
うっすらと、
毛が生えているじゃないですか、、
「それ!」
僕は上ずった声をあげ、
彼の股間に顔を近づけていました。
「うわっなになに」
小山くんは慌てて体を引こうとして、
便器から小用を外してしまいました。
それから、大騒ぎです。
なんだなんだと友人たちが駆け寄ります。
僕は興奮して、
「小山くん、毛が、毛がある」
「え~っ!」
それでみなが
小山くんに注目したわけです。
その時にはもう、
彼はズボンをはいていたんですが、
半べそかいていました。
僕は悪いことしたなって
気はあったんですが、
これはのんびりしてられない、
そう強く感じました。
まだ僕には、
毛が生える兆候なんて
まるで見られなかったからです。
今、、、こうして書いていて、
あまりにしょうもないこと書いているな、
とは分かっています。
しかしながら、
ここを書ききらないと、
なぜ僕が、
ペルー人から渡された
怪しい薬に
拘泥したのかはわからないのです。
毛にまつわる思春期の戦慄、
明日に続きます。
プロジェクト358日目。
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<span style="color:#ff0000;"><strong>2019/7/2 358日目</strong></span>
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