新国立劇場バレエ団「白鳥の湖」観劇 | Fのバレエ日記

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こんばんは、Fです。

 

10月の終わりに新国の白鳥を観に行きました。

みなさまが素晴らしい感想を既にたくさんブログに書かれていて、今更感しかないのですが、自分の記録として書いておこうと思います。

 

一年越しに実現した新国のピーターライト版の白鳥、とても楽しみにしていました。

白鳥は劇場では観たくない派だったのですが、今回は3回観劇しました。

 

やっぱり、白鳥は長いな。というのは変わらないけれど、ピーターライト版の白鳥は、最初から最後までストーリーが分かりやすくて(白鳥の一般的なあらすじを知っているからというのもあるとは思うけど)謎の登場人物が1人もいなくて、突然知らない人が出て来る…それがクラシックバレエだよ、と思っていた考えを覆されました。

 

ピーターライト版はたぶん映像で観たことがあるのだけど、記憶にはなく。最後2人とも死んでしまう。ということだけは覚えていました。いきなりのネタバレ。

結末だけ知ってるってどうなの。

 

10月26日。

この日は、オデット・オディールは柴山紗帆さん、ジークフリード王子は井澤駿さんでした。

クルティザンヌの配役の変更があって心配していたけれど、オデット・オディールは踊られるということで、体力的に厳しかったのかしら?紗帆さんの白鳥、観られて良かったです。

登場から美しく、

紗帆さんのアラベスクの美しさよ!

 

井澤さんはさすがの王子様でした。王子様と言えば井澤さん。ずっと王子でいて欲しい。

ベンノと王子の服装が似ていて、途中で見分けが付かなくなったりしたので、ベンノは、あの、派手な道化の衣装とか着ていて欲しかった…と密かに思っていました。

 

 

10月30日。

この日はマチソワしました。

 

マチネは、オデット・オディールは米沢唯さん、ジークフリード王子は福岡雄大さんでした。

 

男性ダンサーについては私の中では注目度は低く、やはり観たいのはいつも女性ダンサーなのですが。福岡さんは、さすが新国で長年プリンシパルを務められているだけあって、登場からプリンスでした。いやぁ、キュンとしちゃったもん。福岡さんファンのみなさま、すみません。

 

唯さんのオデットは、ちょっとオデットにしては自己主張強めな感じがしましたけど、オディールがその上を行く感じでした。

オディールは、最初から勝ち誇っている!

あんなに自信満々で、オデットとは見るからに別人じゃん!と思うけど、顔が似ているからって騙されてしまうのが、ジークフリードの悲しさよね。

 

ところで、王妃が都さんに見えて、芸術監督が王妃!?と思ってオペラグラスで確認してしまった。

 

ソワレは、オデット・オディールは小野絢子さん、ジークフリード王子は奥村康祐さん。

イメージの中のジークフリードに一番近かったかな。

押しが弱い感じとか。

 

絢子さんのオデット、オディールの使い分けはさすがという感じ。オデットの的確なマイムとか悲しく美しい存在感とか、そこから魅惑のオディールへの切り替え、ほんとに完璧でした。

 

では。