こんばんは。Fです。
ついに、念願の
「竜宮」観ました!
昨年、ギリギリまで観劇を悩み、明日行こう!とチケット予約したその日の夜に公演中止の連絡が来た「竜宮」です。
一年越しの観劇となりました。
今回は、26日16時と27日12時半の2公演を観劇しました。
7月26日16時は
亀の姫:米沢唯さん
浦島太郎:井澤駿さん
時の案内人:貝川鐵夫さん
この回は、2階席で観ました。最前列のセンターど真ん中。
唯さんの踊りを上から観たいと思って2階を選んだのですが、この席で正解だったと思います。
クラシックだとジゼルや白鳥のコールドメインの演目以外は1階席の方が好きなんですけど、
この「竜宮」は床にプロジェクションマッピング?のような(立体ではないので、正確には違う名称かも)映像が映し出されているので、2階席から観た方が、床の映像と踊りが一緒に楽しめました。
観る方は楽しい、床の映像ですが、踊る方は大変だろうな…と。
ポアントで踊る場合は、何か落ちていたりとか床が見えないと心配にならないかな…とか、
映像が動いている時のフォーメーションは場所がわからなくならないかな…とか。
ぐるぐる渦巻の上でピケターンしていたのは、もう、さすが新国のダンサーという感じで。さすがプロでした。
そして、待望の亀の姫!唯さん!ですが、可愛かったです。
登場の足を持ったリフト、男性が女性の脹脛あたりを抱えてお尻の下から持ち上げているリフト、なんていうのかな?とにかくすごく難しいリフトでの登場も全くぶれなく、リフトっていうか空飛んでるの?という感じで、さすがです。そこから別の男性の肩の上に乗り換えたり、何とかかんとか…すごく難しいことしてらっしゃるのに、全然揺れないし、どんなトレーニングしたらあんなに体幹強くなるんですかね!?
亀独特の?おっとりゆったりした感じとか、キラキラの衣装を着ていてもギラギラせずに上品な仕草も素敵でした。
あの、唐突なウサギとの対決の余裕の表情が、なんとも亀の姫の人柄を感じさせるシーンでした。
唯さんは、本当に軸がぶれないし、踊りが不安定になることは一瞬もないのに、それなのに役にもなり切っていて、すごいという言葉でしかあらわせないボキャブラリーの無さが悲しいけど、本当にすごいダンサーだなと思います。
コロナ禍の昨年制作された作品だからなのか、姫と太郎のパ・ド・ドゥが寂しい感じがしたけど、コロナ収束したら、別れを惜しむシーンとか改版されるのかな?と期待します。
それとも、純愛の2人だからあれでOKなの?
王子様系の井澤さんも浦島太郎似合ってました。
あと、時の案内人、貝川さんも演技派で「白鳥の湖」のロットバルトとか「マノン」の看守とかの悪い役のイメージがあったけど、時の案内人は当たり役と思いました。
27日12時半は
亀の姫:柴山紗帆さん
浦島太郎:速水渉悟さん
時の案内人:中島駿野さん
この回は、1階席の通路後ろのセンターで観たのですが、1階席だとやっぱり床が見えにくくて、せっかくのプロジェクションマッピングがもったいないなと思いました。踊りを正面で観るのには、ちょうどいい席でしたが。
そして、紗帆さんの亀の姫!とにかく、可愛い!可愛い!可愛い!
恥じらいの仕草とか、太郎が竜宮城に来てくれて嬉しい!とか、帰っちゃうの…悲しい。とか感情の表現が、とにかく可愛かったです。
太郎の速水さんは、なんか強そうな太郎で、わっぱ6兄弟とか1対6でも一撃では…とか思ってしまった。
アブデラクマンの印象が残っていた?
ウサギとカメの競争とか、わっぱ6兄弟の登場とか、観にきている子供たちが「頑張れー」みたいになるはずだったのかな?と思って少し寂しい気がしたけど、次の再演時には、そういう掛け声もできるようになっていたらいいなと思います。「ブラボー」も。
あと、私の勉強不足なのだけど、竜田姫の役どころが2回観てもイマイチ?わからなかった。
何か古典芸能的な作品に出てくる方なのかしら?美しい美和さんが素晴らしく踊っていらしたので、なんの意味もない役だとしても大歓迎なんですけど!まあ、クラシック作品にも意味不明な役って結構あるよね…。
では。