フランスという国の国民性? | 西方見聞録(旧パリレポート)

西方見聞録(旧パリレポート)

2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

日本でもおそらく、
かなり報道されていると思いますが、

先日フランスのシンボルとも言える
ノートルダム大聖堂が炎上しました。

このことは、
フランス人にとって
計り知れないほど悲しいことは
想像に難しくありません。

その火災から3日経ちますが、
フランスの報道を見ていて思ったのは
犯人探しをしない

ということです。

私は別にフランス人が
凄い!

と積極的に言いたい訳ではないですが

報道だけでなく、
フランス人の友人と話していても
「誰のミスだ」とか
そのような話にはならない、
ということです。

もちろん、それは
私の周りの人間だけで
犯人はだれだ!と話している
フランス人もいるかもしれませんが、

テレビでもそのようなことには
触れませんし(私が見ている限り)
感覚的にそのような風潮がない、

と強く感じます。

それより、報道や友人との話で
多く上がるのが
どう修復するか、という話です。

「パリ市庁舎が焼けた時も
修復でもっと綺麗になった」

「誰々が、修復にどれだけ寄付した」

「マクロンが5年で直すと言った」

など、
〈どう直すか〉もいう
とても前向きな話ばかりです。

確かに、
原因は修復工事のための
電気系統の漏電が原因か?

というような話は聞きますが、
だれだ!!!???

と、特定の個人に攻撃をするような
報道は私の見る限り見かけません。

もう起こってしまったことは
悲しいけど仕方がない。

次をどうするか、

そこに焦点を当てていく。

私もそのような考えで
生きていけたらな、
と思わせられました。

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そして、
今日、ノートルダムの横を通ったら
まだ、近寄れませんが、、、

何と、もう修復工事らしきことを
始めていました!
見えますでしょうか? もう白いカバーがかけられています

はやっ!びっくり

常に前向きに生きる、
フランスに考えさせられることは
まだまだありそうです。