パリに来て変わった自分 | 西方見聞録(旧パリレポート)

西方見聞録(旧パリレポート)

2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

私の学生時代の友人が
日本からフランスに遊びに来ていて
今朝、パリを発って行きましたが

その彼と夕飯を食べながら、とか
食事の後とか、だらだらと
まー、色々な話をしたわけです。
夜10時を過ぎてもこの明るさのパリ。オーダーしてる私を友人が撮った写真です(^^)

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その友人との話はいつの間にか
フランス革命の話や
カトリック、プロテスタントの話、
さらにヨーロッパで迫害されてきた
ユダヤ人の話に。

いや、”話になった” と言いますか
私が熱くなって話していただけなのですが、

さらに話は加熱して
フランスのオランド前大統領の政策や
マクロン大統領の話、
さらにEUやグローバリズムの話、

グローバリズムから資本家の話、
お金のシステムの話、
信用創造の話、

などを
畳み掛けるように
彼に話していたわけです。

かなり熱心に話してしまったのでしょう、
話してる途中で
友人が突然、
「って言うか、どうした?」
「いつからそんな
小難しい話をするようになった?」

と、完全に苦笑いで引いている様子。

それは当然の反応でしょう。
パリに来る前は、そんな話一度たりとも
したことなかったですから。

しまった、やってしまったアセアセ💦
パリに遊びに来る友達に、
よくやってしまうんですよねー、、、

で、私は彼に言ったわけです。

「いや、フランス人の友人と
いつもそんな話ばかりしてるんだよ」

「そのフランス人の友人は、
おれが宗教話なんか全然知らない、
って言うと、
〈それじゃ、資本主義が何なのかも
分からないじゃん〉
〈無知なだけ、損する人生だね〉
って言うわけだよ」

「で、悔しいから
自分も色々調べるようになって、
日本にいる時は関心なかった話も
知りたいと思うようになったんだよ」

そこから私はさらに加熱し、

日本のメディアはなぜ
問題の根本の話をしないのか!

日本のメディアはなぜ
どうでもいい人の揚げ足をとる
話題ばかり報道するのか!

そんなんじゃいかん!!!おーっ!

もっと、どうすれば
みんなが豊かになれるのか
根本的な問題を露わにして
みんなで情報を共有して
議論すべきだ!!!


と語ったら、
彼が一言
「ってか、
幕末の志士みたいだな」
と。。。

さらに、
「で、そんな話をして
何が言いたいの?」

と言われ、
私が答えたのは、

「知らないより知ってる方がいいだろ」
「何も知りません、お任せします、
じゃ、好きなようにされるだけ!」
「ちゃんと知識を持っておくことが
抵抗するときの手段になるんだよ」

と熱弁しましたが、
「信用創造の話を
知ってたからってどうなるの?」
「そんな話、
日本でしたら嫌がられるよ」

と言われてしまいました笑い泣き

分かってる!
おれもそう思う。
だから、パリでしかしないけど、
今、パリにいるからこの話を
してるんだよ。

と話したところで、
私も落ち着いたわけです。

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しかし、
この友人は
まー、とにかく頭が良くて
ユーモアのセンスも抜群。

一を聞いて十を知るタイプで、

私の熱弁を終始呆れ顔でふーんと
聞いていたのですが、

私が話し終わると、
あれだけ関心がなかった風だったのに
矢継ぎ早に話した私の話が頭にしっかり入ってて、
「フランス革命後の資本家たちの役割は?」
とか、
「信用創造で膨れた経済における、銀行の役割は?」など
かなり核心的な質問を
ポロリポロリと投げてくるわけです。

私は、
知ってることや思っていることを
話すことはできるのですが
(支離滅裂に)

頭が悪いので、
核心をついた質問に
的確にズバリと答える能力はなく、
彼への回答は曖昧に、、、

これ、奥さんにもいつも
そんな感じで、
奥さんにダメ出しされてるんですけどねー、、、

もっと勉強しなきゃダメだ!
と改めて思ったわけですが、
そんなことしてたら
ますます日本に帰ったら
変な人になってしまう!!(>_<)!

パリに来て変わってしまった自分。
日本に帰ったとき、
普通でいられるかちょっと不安です、、、