「フランスパン」があると思いますが、
この「フランスパン」とは
〈バゲット〉を含めた
フランスの伝統的なパンの総称。
(日本での呼び名）
一般的に日本人が「フランスパン」と
言っているパンは〈バゲット〉を指すことが
多いと思いますが、
実はこの〈バゲット〉、
フランスでの消費量は年々減少。
まだまだかなりの量を食べてますが
少しずつフランス人はバゲットを
食べなくなっています。
一方、そのバゲットの代わり
フランスで消費が増えているのが、
フランス人がバカにしてやまない
（一方で憧れてる）アメリカ
の象徴〈ハンバーガー〉！
今年、ちょっと前ですが
この「フランスでハンバーガーが
バゲットより食べられている」
というレポートが発表されました。
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フランス人の中にはマクドナルドを
馬鹿にする人も多いですが、
実はマクドナルドの売り上げは、
アメリカに次いでフランスが第２位。
フランス人、
マックめっちゃ食べてるわけです。
“俺たちはマックなんて
低俗なフードは食べないぜ！”
なんてカッコつけておきながら、
実はガツガツとマックを食べてるフランス人。
いかにも外面だけええかっこしいの
フランス人らしいです。
（すいません、毒付きました）
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ただし、ハンバーガーは
何もマックだけではありません。
レストランというレストランに
ハンバーガーのメニューはあって
フランス人はよくオーダーするわけです。
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という事実をフランス人に話すと
「そんなわけない！ 我々は
バゲットを愛してるし、
サンドイッチにしたバゲットは
多分その統計外で、
我々はバゲットをサンドイッチで
食べることが多いんだ」
「バゲットだけで食べることは少なくて、
料理の付け合わせ的なものだからね」
と説明してくれましたが、
今回の統計。
サンドイッチも含めたものです、、、
兎にも角にも、
どんなにプライドを振りかざそうとも
フランス人はハンバーガーの美味しさに
勝てないわけです。
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ただし、
このハンバーガー文化、
もしかしたらすぐフランス文化のひとつに
カウントされるようになるかも
しれません。
フランスは日本と非常に似ていて
他国の文化を柔軟に受け入れる土壌があり
それをブラッシュアップさせて
自分の国のものにしてしまうところが
あるのです！
例えば、フランス料理。
フランス料理はもともとは
フランスの宮廷料理から来ていますが、
そのフランスの宮廷料理は
北イタリアのフィレンツェの宮廷料理から
来ています。
（王女の輿入れの際に伝わった）
フランスのパティスリーは
元はオーストリアの宮廷料理から来たもの。
パリの美しい街は
ロンドンを真似して作ったものですし、
パリの象徴、オスマン調のアパルトマンは
やはりイタリア（バチカン）の
デザインから来ています。
さらにフランス料理の話をすると
現在のフランス料理は
ロシア、スペイン、北アフリカ、モロッコの
テイストをふんだんに取り入れていて、
そして最近では日本料理から
強烈な影響を受け、
常に変化を続けています。
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さらに今日の話の〈バゲット〉ですが
実はこれすらも
フランスがオリジナルではありません。
オーストリアのとある軍人が
オーストリアで流行っていた長いパンを
パリで販売し、流行したのが始まりです。
彼が持ち込んだもう１つのパンが
クロワッサン。
フランスで人気のクロワッサンも
フランス発祥ではないということです。
何でもいいものは取り入れて、
それをブラッシュアップさせて
世界に広めていく。
日本とやはり似ている気がします。
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つまり、何が言いたいかというと
ハンバーガーもいずれ
「ハンバーガーと言えばフランス」
というぐらいブラッシュアップさせて
フランスがハンバーガーを
さらに美味しいものへと
進化させてしまうかもしれない、
そんなこともあり得る、
ということです。
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余談ですが、もう一つ、
フライドポテトを「フレンチフライ」
などと言いますが、
これもフランスのものではありません。
ベルギー発祥です。
でも「ベルギーフライ」ではなく
「フレンチフライ」。
その件については
ちょっと面白い話があるので、
また今度書きます！！
では今日はこの辺で！！
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