両親とドイツ旅行(最終話です!) | 西方見聞録(旧パリレポート)

西方見聞録(旧パリレポート)

2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

両親とドイツ旅行。

毎回いろいろと大変な
父のエピソードを
もう2回書いてますが、
最後もう一回、これが最後です!

まだ過去2回の
エピソードを読んでいない方は、
話が入って来やすいので
ぜひお読みください。

—————————————
父と母は
昨年もパリに遊びに来て、

パリの主な所はほぼ巡り、
滞在中基本的にはフレンチを
食べていたのですが、

ずっとフレンチが続いたせいか
ちょっと疲れたみたいで、

4日目ぐらいに母が
「じゃー今日はうどんを
作ろうか」

と言うと
父、
やったーーーー!!!!
とまさかのガッツポーズ!!!



滝汗え!? そんなに、、、
というか、父のガッツポーズ、
生まれて初めて見た、、、

と、パリで母が作ったうどんを
夢中になって食べていた父。

—————————————-
そんなことが去年あり、

今回ドイツの食事が毎日
肉肉肉!
だったので

胃が疲れてるだろうなー、
と思い、
ドイツからパリに戻ったその日、
疲れてる体に鞭打って
私が味噌汁を作り、
ご飯を炊き、

さらに奥さんが前日に
そんな事もあろうと
和食のおかずを作って用意して
くれていたわけです。

ニコニコ「ご飯できたよー」

という呼びかけに
明らかに不機嫌そうな父。

ぶー「え? どうしたの?」

と聞くと、
どうやらフレンチを食べに行くと
思っていた所、
まさか家で食べることになり
テンションが上がらない様子。

ぶー「あれ、外に行きたかった?
明日レストラン予約してるから
今夜はこれでいいでしょ?」

ぶー「奥さんもわざわざ
用意してくれたし、食べよう」

明らかに、昨年の
ガッツポーズの時と違うテンション。。。

あれ、おっかしーなー、、、滝汗

とりあえず
味噌汁を出そうとすると、

「具は?」

と言うので、

ニコ「煮込んで柔らかくした
玉ねぎが入ってるよ」

と言うと、

「玉ねぎ、いらね」

滝汗え? あ、そ、そう?
じゃー汁だけになるけど、、、

そして、奥さんが
前日忙しい中作った、
ナスの煮浸し。

これを出そうとすると、
「ナスいらね」
(奥さんはその場にはいませんでした)

と言って、
まさかの手で払う仕草。。。

ショボーンもー、奥さんが
せっかく作ってくれたのに、、、

で、もう一品、
これもやはり奥さんが前日
作っておいてくれた
鶏肉の塩麹漬け。

これを焼いて大皿で出し、
取り分けようとした所、
大皿から直箸で食べようとするので、

ぶー「あ、ちょっと待って。
いま取り分けるから直箸で食べないで」

と言うと、

「じゃーいらね」

。。。

なぜかすねてしまって、
ほんの二口ほどご飯食べて
寝室に行ってしまったわけです。

日本で毎日世話してる
母と姉、ほんと大変だろうなと思うわけです。

—————————————-

思えばドイツでの食事も
なかなか大変でした。

まずフォークとナイフがどうしても
疲れるらしく、
毎回毎回箸が欲しいと連呼。

パンを食べると
「固ってなー」
を連呼。

毎朝ホテルのバイキングでしたが、
貧乏性が出て
必ず取りすぎて
「いやー、量が多過ぎるな」

おーっ!いや、バイキングなんだから、
自分が取りすぎてるんでしょ!

毎朝同じやりとり、、、

———————————————
そして、ランチやディナーで食べる
ドイツ料理、

日本人にとっては
なかなか食べきれない量が
出てくるのですが

父は小さい頃から
“食べ物は絶対に残すな!”
ときつく教えられてきたらしく、

絶対食べきれない量を
悶絶しながら
全部食べようとするわけです。

チュー「無理しないでいいんだよ、
気分悪くなったら大変だからやめて」

と言っても、
「いや、ダメだ。
出されたものは全部食べなければ」

と、口に押し込むように
全部食べようとするわけです。

なので、
結局一番若いわたしが
残りを全部食べる羽目に。
(私が残そうとすると、それを食べようとする)

いい姿勢ではあるのですが、
一緒にいるものは大変です、、、

——————————————-

そんな父と
ドイツからパリに戻って
チュイルリー公園を散歩していた時のこと。
(母も一緒に)

私が、チュイルリー公園について
説明をしていると
不意に父が歌い出す、
森昌子の『越冬つばめ』。

「チュイルリー、
チュイルリー らら〜♪」

「あれ、チュイルリーって
どうゆう意味なんだ?」

って、
おいーーー!!!おーっ!

それは”ひゅーるりー”でしょ!!!おーっ!おーっ!

これはマジで言っていて
しかも2度ほど聞かれました。。。

——————————————

そして、
父母二人の旅行写真は
全て私がカメラマンとなって
撮っていたわけですが、

一度だけ、

今回のドイツ旅行のクライマックス、
“ノイシュヴァンシュタイン城”で
母と私の二人の写真を
せっかくだから撮ろう、
となり、

父が写真を撮ってくれることに
なったわけです。

ニコニコ「じゃー、写真、
お願いします!
シャッター押すだけだから」

と父にカメラを渡し、
父がカメラを撮ろうとした
その時、まさか、
何と、

ファインダーが無いのに
無いファインダーを覗き込む父。。。

おーっ!「いやいやいや、液晶画面、
出てるじゃん!
それ見て写すんだよ!」

「あ、あー、そう? そうなの?」

マジか、、、と思いながら
ポーズを撮ってると、
ぎこちないけど
撮ってくれた様子。

ニコニコ「ありがとー」

と言って、
一応写真を確認すると、、、

まさかの!
と全く同じパターン!!

{940F7219-23EB-438E-B3E9-61B33CBA13F4}
し、城が、、、人物に被ってほとんど写ってない、、、

いやいやいや、
城映さないと、城!💦

と、再度お願いするも、
結果は同じ。。。

外国人にお願いした時
よくやられるこの撮られ方。

まさか父にもやられるとは、、、
{17627526-5A41-4B86-837D-B53F8945D101}
外国人に写真お願いするとよくある「人物が大事な風景に被るパターン」

父曰く、

「いやー、カメラ撮ったの、
もう何十年振りだよ」

なるほど、
そんな写真撮る機会ないのか。

そりゃ、無いファインダー、
覗いちゃうわけです。

—————————————-
という具合で、
だいぶ長くなりましたが
父の道中珍エピソード、

まだまだあるのですが、
そればかりになってしまうので
この辺にしておきます!

では!!