フランスの航空会社は狂ってる!? | 西方見聞録(旧パリレポート)

西方見聞録(旧パリレポート)

2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

私の母の夢は、
・モンサンミッシェル(フランス)
・ロマンチック街道(ドイツ)
・プリンスエドワード島(カナダ)
に行くこと。

そんなわけで、
私がフランスにいるうちに
上の二つは行きたい、
(モンサンミッシェルとロマンチック街道)

ということで、
去年はモンサンミッシェルに行き、
今年はロマンチック街道に
行くことになって

親がフランスにやってきた
わけです。

—————————————-
パリのうちの家に
一泊して、

翌日、早朝、8時の便で
ドイツのニュルンベルクに
飛ぶため朝6時に家を出て、

40分ほどで
シャルルドゴール空港に到着。

いつものように、
オンラインで購入した
航空券を発行するため
エールフランスの
自動チェックイン機に
バーコードをかざすと

“チケットを発行できません”

の文字。

あれ、おっかしいなーぶー
いつものように
やってるのに。

何度やってもダメなので
仕方なく近くのエールフランススタッフに
“あのー、できないんですけど”

と聞くと、

フランスあー、じゃーカウンターに行って
発券してもらってください

とのこと。

“あ、そうなんですね、
わかりましたーぶー

とカウンターに行くと、
カウンターのおばちゃん、

フランス“この便はもうオーバーブッキングで
乗れませんね”

はいっ!?!?!?

“すいません、よく仰ってる意味が
分からないんですが滝汗


フランスあなた30時間前にオンラインで
チェックインしてないでしょ。
だから、もう席ないんですよ。

“は、はい??
いや、だってチケット
購入してますから”

フランス二日前のストの時に
欠航になって飛行機に乗れなかった方が
まだ今日までずれ込んでますので、
彼らがもう席を取ってるので
あなたの席はないです。
(二日前、エールフランスの従業員ストで
70%の便が欠航に)

“え???
な、何すか、それ???
びっくりびっくりびっくり

だって、
チケット持ってるんですよ、私。
滝汗滝汗滝汗


フランスなので、あなたの選択としては
キャンセル待ちをするか、
他の便に変更することです。

“へ?
キャ、キャセル待ち??
おかしくないですか、それ??”

フランスどうしますか?
あなたは選ぶことしかできません。

————————————-
ひ、酷い、、、
酷すぎる、、、、

そんな話って
ありますか?

勝手に私の席を
オーバーブッキングさせて、
「キャセル待ちしますか?」って

これがフランスです。

スト大国フランス。
もう、お客様のことはどうでもよくて
自分たちの権利を守ることしか
考えてない。

両親二人は、
“どうしたの?”と
とても不安そう。。

カウンターの人曰く、
フランスとりあえずチェックインを受け付けるから
手荷物検査やって
中に入ってサービスカウンターに行って
そこで待っててください

と。。。

え?
それだけ??

仕方ないから
とりあえず言われた通り
中に入ると、

え? サービスカウンターって
どこ??

分かりやすく
“サービスカウンター”などとは
どこにも書いておらず、

仕方なく、従業員が対応している
窓口を見つけ、
(めっちゃ列ができてる)
そこに並ぶことに。

並ぶこと30分。

私の番になって、
窓口の人に状況を説明すると、
その人が言うことも同じ。

フランス「もう、あなたの便は
いっぱいだから、他の便に
変更してください」

“え、その他の便って
何時発ですか?”

フランス「今日の夕方4時30分です」

“は??? 夕方4時30分って
そりゃないでしょ。”

フランス「もしくは、昼の12時にミュンヘンに
飛ぶ便があって、それには
3人乗れるから、
その便に変更にしますか?」

“は?
いや、何言ってるのか
よく分からないんですが、、

私はニュルンベルクに
行かねばならないんです”

フランス「あー、ミュンヘンとニュルンベルクは
遠くないからバスで移動できますよ」

“え、遠いでしょ、
何言ってるんですか?”

フランス「遠くないです。バスですぐですよ」

“は? ミュンヘンからニュルンベルク、
どれぐらいの距離あると思ってるんですか?”

フランス「バスでたったの1時間50分ですよ」
(iPadのグーグルマップを見せながら)

“は!? 
私たちにミュンヘンに飛んで
そこからバスでニュルンベルクに行けと、
そう本気で言ってるんですか!?!?

私は到着早々、
大事なビジネスのアポイントがあって、
(ほんとはないです)
どうしてもニュルンベルクに
朝10時にいなければならない。

だからその選択は
あり得ないです。

夕方4時の便に変更もあり得ない。

あと、私は親を今回連れてきていて、
親は日本からわざわざやってきて、
今●●歳で、
そんなミュンヘンからバスなんて
あり得ない。

もし夕方4時の便に変更するなら
エールフランスのラウンジを
使わせてもらわないと
話にならない”


そう怒り口調でまくし立てると、
窓口の人、
めっちゃ困った顔で
またiPadを操作し始めて、

フランス「朝の便だと、
一席だけなら確保できます。

ビジネスのアポイントは
あなただけですよね。

でしたら、残りの二方は
後の便に変更でもいいですよね?」

“いやいやいや、ダメです。
二人は高齢で外国語も話せないので
私と一緒じゃないとダメです”

“あなたはそれらの選択が
高齢の二人にどれだけの負担をかけるか
想像できますか?”

“あなたはもし
両親が体調を崩した場合、
責任をとっていただけるのですか?
エールフランスは、
高齢者にそのような仕打ちを
平気でする会社なのですか?”

と、さらにここでは書けないような文句を
畳み掛けること20分ほど。

ずっと、そんなこと言っても
状況は変わらない、
と言っていた窓口の人がふと、

フランス「あなたはどの国から来たんですか?」

と質問してきて、
それに対し

“日本です。
私はいま駐在でパリに住んでますが”

と答えると、

フランス「あなたの両親というのは、
どの人ですか?」

“あそこの椅子に座ってます。
彼らは●●歳で、
この旅行のためにわざわざ
日本からやってきました”

フランス「分かりました、ちょっと待っててください」

すると、
その窓口の人が奥に消えて
待つこと10分。

フランス「3人分の席を何とか確保すること
できました。
もうあなたと議論する必要はないです。
ただ、お二人をパスポートで
顔を確認させていただき、
そこでチケットをお渡しします」

え!?!?!?!?
チケット、発行してくれるの!?!!!

まさかの展開。
完全に諦めてたので
衝撃の展開!!!!

窓口の人がカウンターから出てきて
座ってた親のところまで行き
本人確認をした上で
チケットを渡してくれて、

フランス「Bon voyage(よい旅を)。
行ってらっしゃい(日本語で!!!)」

————————————-
まさかの
大どんでん返し急展開で
もともと乗る予定だった便の
チケットを手に入れることが
できました!!!

ほんと、
粘った者勝ちというか
多分、親を話に出したことが
結構大きかったのと、

もしかして窓口の方、
日本好きだったのかも。

“日本”という単語を出してから
急に態度が変わったので。

皆さんも、エールフランスに乗る際は
必ずストの情報はチェックすることを
お勧めします。

それと、オンラインチェックイン、
これも、絶対した方がいいと思います!

長くなりましたので
今日はこの辺りで。

では!