中世イギリスの雰囲気が色濃く残る "チッピング・カムデン" | 西方見聞録(旧パリレポート)

西方見聞録(旧パリレポート)

2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

-------------------------------------
チッピング・カムデンで知る
イギリスと羊の大事な関係
-------------------------------------

パリから車でイギリスへ
一人旅。

ロンドンからまーまー近い
"イギリスで最も美しい村々"
と言われる【コッツウォルズ】の
6スポットを回って行きますが、

前回の、
「20世紀の英国庭園を代表する
"ヒッドコート・マナー・ガーデン"」
から次のスポット、
"チッピング・カムデン"
を巡って行きます。

-------------------------------------
チッピング・カムデン、と聞いて
ピンと来る日本人は
なかなかいないと思いますが、

ここはその昔、
中世の時代に羊毛取引の
中心地として大いに栄えた場所。

つまり、羊毛市場として
名を上げた村です。

〈ふーん、羊毛市場かーぶー

と、
羊毛産業をあなどってはいけません!!おーっ!おーっ!おーっ!

日本人にとって羊毛とは
これまたピンとこないかもですが、

イギリスを知る上で
羊毛産業は
絶対に! 欠かせないもの
だからです。

というのも、
イギリスという国は、
かつて大英帝国を築き、
今もアメリカと並ぶ
金融大国、経済大国、力のある国!
となっていますが、

実はそんな世界で
存在感を出し始めたのは
産業革命の時代から!(18世紀後半)

それまでは、
イギリスの産業といえば
羊毛の生産!
しか、ほとんどなかったのです。

イギリスの羊毛生産の歴史は長く、
11世紀から18世紀まで。

実に700年以上もの間、
イギリス=羊
だったわけです。
(極端にいうと、ですが、、、)

というわけで、
イギリスを旅していると、

これでもか!!!!
というほど、羊の放牧を
目の当たりにします。
{027A923B-93E3-4CBA-B924-ADCC3852BC33}
羊、かわいいですね(^^)

{A15B9753-5890-47D2-943E-1110F9CC11FB}
とても臆病なので、止まって見てると、向こうもこちらをじーっと見てきます

最初は「おー、羊。牧歌的な風景だなー」
と、テンションが上がっていましたが、
あまりにイギリス全土が羊だらけで、
途中から日本の田んぼと
ほぼ同じ立ち位置であることに気づきます。

前述の産業革命とは
すなわち、

①毛織物(羊の毛・ウールの織物)から
綿織物(綿の織物)への転換
②生産力の向上
③それに伴う動力の開発→大量生産時代→植民地獲得時代
→世界帝国へ

ということですが、

大事なのは、

毛織物産業は歴史があるので、
既得権益が強く、
よって新規参入を認めない(保守的)。

それに対し、
綿織物産業は新しい産業だったので
既得権益がなく、
そのころカトリックから別れた
イギリスに

プロテスタントやユダヤなどの
お金は持ってるけど
カトリック社会で生きにくい人々が流入。

彼らの資本力が綿産業に
流れて、産業革命は加速。
(もちろんイギリス国教徒の資本力も)

強いイギリスの誕生!

を迎えました。

そんな理由もあり、
保守的だった羊毛産業の中心地、
コッツウォルズは
産業革命から見放され
時が止まったわけです。
(コッツウォルズが石炭に恵まれない地だったことも要因)

と、長ったらしく書きましたが、
つまり、チッピング・カムデンとは
そんな昔のイギリスの産業で
重要な役割を果たした場所なのです。

------------------------------------
チッピング・カムデンの目玉、
中世の羊毛市場へ!
------------------------------------
では、早速中世イギリスの
雰囲気が残るチッピング・カムデンの
村の中へ!
{239535CE-6A27-4F1C-813F-B3ABB22E0A09}
中世ヨーロッパっぽい建物が、ずらーっと並びます!

村は小さく、
1キロに満たないメイン通り
一本だけです。
{8C2079FB-1048-4CA4-B9CF-048E689A40AB}
イギリス国旗〈ユニオン・ジャック〉がなびいています!

その村の中心地にあるのが、
例の"羊毛市場"!
{D1621CC8-68A4-473B-9AAF-062DC26A5D76}
町のシンボルとなっている塔の前にある大きや入り口が二つ、口を開けている建物です

{AB034322-37DC-4F8E-A95C-F6FCC6228184}
こちらが羊毛市場だった建物!

市場、巨大な建物と思っていたら
かなり小さい。。
中に入ると、、、
{CEC67254-3655-46E8-80D8-7939D7A5BB75}
当たり前でが、もう何もありませんアセアセ

ここで羊毛を取引していたのですねー。


と、街の雰囲気を十分堪能した所で
次の場所へ!

次はブロードウェイ・タワー、
ストウ・オン・ザ・ウォルド、
そしてバートン・オン・ザ・ウォーターを
巡ります。

【イギリス・コッツウォルズを巡る旅】
{05A35C4E-0DDD-47CB-931D-6CBF7FB62437}
矢印のように、北から南に向かって巡って行きます

--------------------------------------------------------
〈シェアミィ〉という
「経験」のフリマサービス作りました!

子どもの受験、妊活、子育て、
セドリのやり方、フォロワーの増やし方など
一歩先を行く先輩の「経験」を
オンライン通話で気軽に聞くことができます!
※通話料無料
※登録料無料
※顔出し無しOK!

もちろん、販売者としても
ご自身の「経験」をメルカリみたいに
気軽に販売できます!

一度サイトを見てみてください!