パリの三つ星レストランのオーナーがわざわざ通う、マグロを食べにセートへ! | 西方見聞録(旧パリレポート)

西方見聞録(旧パリレポート)

2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

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極上のマグロが食べられる街
セートへ!
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アヴィニョンから
南仏を巡る旅。

アヴィニョンを出て、
次に向かったのは地中海。

フランスの
地中海沿いの街と言えば、
マルセイユやニース、モナコ(独立国ですが)
モンペリエなどが有名ですが、

今回向かったのは
"セート"という街。

地球の歩き方でも紹介されていない
小さな港町ですが、
なぜ今回、あえてこの街に来たかというと
極上のマグロが
食べられるから!!!魚しっぽ魚あたま

新鮮で美味しいマグロは
パリではなかなか
食べられないのですえーんえーん

そんなわけで、やって来ました
セート!!(現地読みはセット)
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ボートが連なるハーバーの街です

一応、位置関係ですが、
フランス最大の港町、
マルセイユから
西に離れた所にあります。
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地図には書いてませんが、セートのすぐ近く(北東30㎞ぐらい)にはモンペリエがあります

ちなみに
この街で有名なものと言えば
"水上槍試合"。
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こちらは行った時に停泊していた"水上槍試合"の船!

水上槍試合とはセートのお祭りで、
猛スピードで交わる二隻の船に
それぞれ長槍の持ち手が立っていて、
これら二人は船の一番後ろで構えてるのですが

その船同士が交わる時に、
その槍の持ち手同士が
その長槍で相手を突いて
川に落とす、という競技。
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セートのHPより画像拝借! ちょっと見にくいですが、刺し違える競技です

二人とも盾を持っていて
その盾に長槍をついて
船から落ちなかった方が勝ち〜
てな競技です。

と、セートの競技を紹介しましたが
行った時はやっていなかったので
実際に見ることはできませんでしたが。。😭

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マグロ漁師が始めた海鮮レストラン
"La Senne"へ!
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水上槍試合はいいとして、
目的はマグロ魚しっぽ魚あたまです!
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運河沿いの、レストランエリアに向かいます

しばらく歩くと、
ありました! 美味しいマグロが
食べられるレストラン"La Senne"。
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えらい蔦に覆われてますが、、、

このレストランを知ったのは、
奥さんの友人の友人に
日本のテレビがフランスに取材に来た際
いろいろフランスを案内する
コーディネーターの方がいて、

その方が
「ここのマグロは凄い!」と
奥さんの友人が教えてもらって、
その情報が我々に伝わった、
というもの。

フランスの日本人ネットワークは
なかなか発達しているのですウインク


さて、早速店内を見ると、
いました! 新鮮な魚たち!!
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本日の魚たちが、飾られています(^^)

こちらのレストランのオーナーは
もともとこの地区では有名な
マグロ漁師のファミリーで、
2015年に自分たちのレストランをスタート。

レストランの前にはファミリーが持つ
大きな漁船が停泊していて、
その船でマグロや他の魚などを
買い付けてくるとのことです。

早速、そのマグロたちを
いただきます!!爆笑爆笑

と、マグロの刺身の前に
お通しが出てきました。
こちらもマグロ(^^)。
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軽く焼いたマグロと、イカフライのお通し

美味しー😍
速攻完食。

そして、そして、、
遂に

キターーー!爆笑爆笑

マグローーー!!!
と、鯛の刺身!!
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マグロ〜🤤! 写真奥ですが、、、

一切れ掴んで
口に運ぶと、、、

感涙!!!!笑い泣き笑い泣き笑い泣き

言葉を無くす
旨さです!!!

肉厚プリップリで
美味しさが詰まってます!

日本で食べる美味しい
マグロ!!

はー、久しぶりに
美味しいマグロ食べたー😭😭

と言うと、
"そんなのパリでも
食べられるでしょえー"

と思う方もいるかもしれませんが、
パリでこのクオリティーを求めると
とんでもなく高くなります。

と言うか、
かなりそんなマグロを見つけるのは
難しい、と言わざるを得ません!

その証拠に、
このマグロを食べにわざわざ
パリから大物が来るからです。

この日来ていたのは、
泣く子も黙る
パリの三つ星レストラン
「Guy Savoy」(ギ・サヴォイ)
のオーナー夫人。
(ちょー、カッコいい方でした!)

こちらのご夫人、
何と、このマグロを食べに
パリから来て3日間も通った
とのことでした!!

そんなパリの超一流レストランの
ご夫人が、私たちの前の席で
同じマグロを食べていたわけです。
(そんなに高くありません)

フランスで美味しいマグロを
食べる、というのは、
それほど難しいことなのです。

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さばいているのは、
やっぱり日本人の料理人!
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そして、このマグロを
さばいているのは、
もちろん日本人の料理人!
(料理人と言いますか、職人です!)

"としさん" という方で
この方がいるから
このレストランはこの刺身が出せる、
と言うわけです。

としさんはカナダに家があるのですが
マグロが取れる季節だけ
このレストランに来て、
魚をさばいている、
というわけです。

レストランに入った時に
すれ違ったので挨拶したら
ビックリしたような顔をされて

それからは、
刺身はとしさんが直接
厨房から私たちの所に
運んできてくれました!

としさん曰く、
「日本人がほとんどいない」街だそうで、
よっぽど日本語を話せるのが
嬉しかったのだと思います。

そして、お造りもいただき、
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採れたて、捌きたて! 身がプリプリで最高です!

そして、さりげなく付いていたのが
本わさび!!
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本わさび! としさんがすってくれました! ひゃー!感涙笑い泣き

すりたての本わさび〜。
日本で食べて以来です!

やっぱり美味しいー!!

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なぜここに
美味しいマグロが?
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ところで、何でここセートに
こんなに美味しいマグロがあるのか?

と、としさんに聞いたところ、
実は地中海は本マグロの有名な漁場、
ということでした。

ん?
本マグロって何ですか???イヒイヒ

恥ずかしながら、
マグロについて
何も知らなかったのですが、
としさん曰く、
地中海で取れるマグロは
クロマグロ。
つまりそれが本マグロとのこと。

マグロは
・本マグロ(クロマグロ)
・インドマグロ(ミナミマグロ)
・メバチ
・キハダ
・ビンチョウマグロ
など
(他に調べたらシロカジキ、メカジキ、マカジキ、クロカジキなども)
が主な種類で、

最高級なのは本マグロ。
脂の乗りが最上質で、
"海のダイヤモンド"と呼ばれるそうです。

本マグロはその
希少性からスーパーなどの
小売店ではほとんど出回らず
寿司屋さんで食べられているもの、
とのこと。

本マグロは日本近海でも採れますが、
近海ものはとんでもなく高く、
ほとんどは地中海や北米で採れたものを
冷凍して日本に輸入。

ちなみに、
地中海ものは三菱商事が輸入していて、
旬な時期に捕獲し、すぐに
冷凍保存して、
日本に持って行って売る、
とのことでした。
(三菱商事が全部やってるわけではないと思いますが)

なので、
実は日本で食べる本マグロは
冷凍ものが非常に多いらしいのですが、
(今は冷凍技術がかなり発達しているので、
流通が難しい近海ものの本マグロより
むしろ美味しい、とのこと)

ここセートのこのレストランが出す
本マグロは
もちろん冷凍していない本マグロ!

目の前の漁場からダイレクトに
持ってきているので鮮度抜群です!

さらに、こちらのオーナーは
有名なマグロ漁師ファミリーだったこともあり
選りすぐりの本マグロが手に入り、

さらにさらに
としさんが、その中でも
特に新鮮でいいものを選んで
店に出している、
とのことでした。
(選ばれなかったマグロが、市場に出回る、とのこと)

と言うわけで、
ここでは
最高級の本マグロを
日本では考えられない値段で
食べることができる!

そんなわけで、
フランスをよく知るコーディネーターや
パリの三つ星レストランの夫人が
足を運ぶわけです。

もう、フランスにいらっしゃる方で
マグロ好きな方には
是非是非お勧めしたいレストランです!!

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そんな希少なマグロを食べられる店と
知ってか知らずか、のフランス人
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また、こちらのレストランは
基本は新鮮な魚介を使った
地中海料理のお店なので、
もちろん刺身以外のものも
かなりハイレベル!
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オマール海老のグリル

ちなみに、
私たちの隣の席で
映画スター並みにカッコいい
フランス人男性と、そのお父さんらしき
おじさんが二人で食べてましたが、
二人が食べていたのはグリルなどの
焼き料理。

えー、せっかくこのレストランに
来てるのに、
マグロの刺身頼まないんだー。

もったいないなーぶー
多分、この店の売りを知らないんだろうなー。

そう思っていたら、

上の写真の
オマール海老のグリルが
私たちのテーブルに運ばれてくるや、

「それ、めっちゃ美味しいでしょ」ウインク

と、右手でグッド👍をしながら
ウインク。

いやいやいや!
確かにすごく美味しいですが
それより刺身でしょ!

と、突っ込みたかったのですが

あ、はい、、照れ

としか言えず、、、

教えてあげればよかった。。
(刺身、食べられない人たちだったかも知れませんが)

食後には、
地中海名物のレモンチェロ(右)と
左は、、、すいません失念しました、、、
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食後酒。レモンチェロは大好きでキュッと飲みましたが、左の赤い方はめっっちゃ強くてちょい甘めでキツかったです(>_<)


食後にとしさんが席に来てくれて
いろいろマグロについてや
このお店のことについて話を伺いました!

ちなみに、地中海の本マグロは
この時期からますます美味しくなるとのこと。

もし南仏(モンペリエ方面)に行かれる方は
ぜひ訪ねてみてください!!

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