9月8日（木）
天気:晴れ
もうすでにマルセイユから
パリに戻ってますが、
マルセイユで
特に印象的だったこと、
もう一点あるので
それだけ書いておこうと
思います。
それは、
マルセイユで食べたブイヤベースが
これまで食べてきたものと
かなり違っていたことです。
美味しい、
美味しくないの話ではなく、
自分がイメージしているブイヤベースと
見た目、料理の出され方が
違うというもの。
自分がこれまで食べてきた
ブイヤベースは、
鍋に魚や貝などの魚介類、
野菜類が入った
トマトベースのスープ、
というものでしたが、
※実際は人生でそんなにブイヤベース、
食べたことなかったですが。。
ブイヤベースの里と言われる
マルセイユでは、
※自分が行った店（フォンフォン）では
まずはスープだけが出てきます。
どうやら、
ブイヤベースは
これだけ、のようです。
え？
これだけ？
魚介類は入ってないの？
というのも、
実はブイヤベースを頼むと、
最初にサービスさんが
魚がたくさん乗ったプレートを
厨房から持ってきて
「今日の魚です」
という感じで見せ、
説明してくれます。
その魚たちはどこに？
という疑問をよそに
「クルトン（少し硬いパン）の上に
アイオリソース（マヨネーズみたいなソース）を
乗せて、スープに浸して
食べてください」
と説明され、
言われた通り食べてみることに。
↓
こんなにソース乗せて食べて
間違ってない？
と、間違ってたら恥ずかしいので
少しビクビクしながら食べると、
パンにスープが浸みて、
ソースがアクセントになって美味しい(^^)。
とりあえず、
このパンとソースで
スープを平らげると、
スススっと
サービスさんがやってきて、
スープを再び注いでくれた後、
スっと魚が乗った皿を出してくれます。
数種類の魚とジャガイモが盛られています
この魚は、
最初に見せてくれた魚の
ダシを取り尽くした後のもの。
ダシは取られていますが、
身は残っているので、
スープと一緒に食べてください、
ということのようです。
つまり、
この魚の身は完全におまけ。
あくまでメインは、
スープです！！
※確かにダシを取られた魚たちは
たいして美味しくない。
魚たちは、
別に食べなくてもいいです、
ぐらいの勢いです。
実際、周りで
食べている方々は、
ほとんど手を付けない人も
見受けられました。
日本でブイヤベースを
食べたときは、
スープは魚介をかき分けて
スプーンですくって食べ、
食べにくいエビや貝を
皿の中でガチャガチャしながら
食べていたので、
マルセイユのブイヤベースは
だいぶ違うのだなと、
思った次第です。
※もちろん、マルセイユも
お店によってスタイルが違うので、
あくまで自分が食べた「フォンフォン」という
店のブイヤベースの話です
そして、肝心な
ブイヤベースの味ですが、
※フォンフォンの
かなり優しいお味。
ダシがかなり出ていて
それ以外の味は強く付けられていないので
人によっては「パンチが弱っ！」
と思うかもしれません。
自分個人的には、
しつこくないから
たくさん飲める、
しつこくなくて
美味しい(^^)
というものです。
しかし、
本音を言うと、
日本で食べていた
トマトベースで
ちょっと味が濃いめの
皿の中でガチャガチャする
ブイヤベース、
あの方が好みかもしれません。
おそらく日本だけでなく
パリでも、マルセイユ以外では
ブイヤベースと言えばそれだと思うのですが。。
マルセイユ名物のブイヤベースは
世界に広まる時に、
もっと食べやすく
美味しい料理に改良されて
私が日本で食べていたような
形になったのかもしれません。
本場の料理にがっかりすることがあるのは、
そのような理由なのかもしれません(^^)
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