エキゾチック"サンドニ通り"で、もう一つのパリを発見!! | 西方見聞録(旧パリレポート)

西方見聞録(旧パリレポート)

2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

7月25日(月)
天気:晴れ

パリは、
シャンゼリゼ通りや
凱旋門、ルーヴル美術館、
エッフェル塔など、
華やかなイメージを持っている方も
多いと思いますが、
※昨日のブログに書いたような場所!

一方で、
猥雑な雰囲気を醸し出す
移民の街もあり、
その二つがときに背中合わせで
共存しています。

その代表的なカルティエ(地域)が
サンドニ通りです。
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この通りを知らずして、パリは語れません!

サンドニ通りについては、
かなり前に一度書いたことがありますが
パリは二面性を持つ街。
一方の華やかな面だけを見ていたら
本当のパリを理解することはできません。

前回行った時は、
ちょっと怖くてあまり
じっくり見ることができませんでしたが、

今回はフランス人の友人と
一緒に行ったので安心!
詳しく案内もしてもらいました。



パリは、いわゆる白人の
フランス人が住んでいる街と理解していると
シャルルドゴール空港に降り立ったとき
衝撃を受けます。

半分は黒人、アラブ人、アジア人?
そして残りの半分も
血が混じっている方が多く、
パリで純粋な白人のフランス人を探すのは、
結構大変です。


移民の他にも出稼ぎで
パリに来ている外国人が多く、
例えばアパルトマンの管理人は
ポルトガルやスペイン人、
修理工の方はポーランド人、
観光のトゥクトゥクとスリ、
乞食はルーマニア人、
エッフェル塔のお土産売りはチュニジア人、
街の水売りはインド人、
(工事の人足は他民族)

と、出稼ぎ系は職種で
民族が分かれていたりします。

※例えばポルトガル人は、
パリで稼いで、ポルトガルで家を買うそうです。

要は、パリは他民族による
スーパー共同体で、
彼らの作る街も、もちろん
パリの一風景なのです。



話が大きく逸れましたが、
戻ってサンドニ通りです。

この通りは、
パリ最古の道の一つで、
何と約2000年の歴史があります。

フランス歴代の王が
パリに入るときには、必ず
この道をパレードしながら通ったという
由緒正しい道です。

しかし!
今は何とも残念なことに、
娼婦が集まることで有名な
何とも猥雑な通りになってしまっているのです。

中でも有名なのが、
サンドニ通りから伸びる小さな通り
ブロンデル通り。
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細くて短い通りです


友人が「ここは、夜は凄いよ〜」
などと言ってる最中、通りの写真を
撮ろうとしていると、

ゴリゴリの娼婦が
凄い勢いでやってきて、
「写真、ダメダメ!」
と真顔で迫ってきます。

あ、これは危ない!
というのも、彼女たちの後ろには
必ず怖い方々が控えているため。

彼女たちがしていることは
全て違法なので、
証拠を撮られると困るために
写真を撮らせないようです。

さすがのフランス人の友人も
「ここはひとまず、立ち去ろう」と
そそくさ退散したため、
写真は諦めてその場を去りました。


そんなサンドニ通りですが
さすが歴史ある通りなので、
古いパサージュが随所に残っています。
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パサージュ・デュ・グラン=セール。19世紀のアーケード付き商店街です

中に入ると、
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何ともいい雰囲気! サンドニ通り沿いとは思えません!

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毛糸など織物の糸を扱うお店。縫物は日本が先進国で、パリでも日本の織物は人気! 日本の縫物の本がたくさん売ってました
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こんなところでも、日本の高い技術が評価されています!

続いて、アンティークショップへ!
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年代物の小物などが並びます

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かなり古い扇風機。かっこいい!

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昔のワープロ。クラシカルでいい雰囲気を演出してくれそう!

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ちょっと写真はごちゃごちゃしてますが、、昔のランプです

友人はここでこのランプ、
買ってました。。
凄いな。。どう使うの??


このパサージュを出て、
別のパサージュへ。
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小さくて短いパサージュです

写真で婦警がバイクの駐禁切っていて、
この1分後慌ててパサージュから
男性が駆けつけ、婦警に切符の無効を乞うも
返事は「ノー!」。

男性はしょげて
立ち去っていきました。
セ・ドマージュねー
(残念!)

で、パサージュの中は、
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素朴なパサージュ!

ここは、少し寂しげでした。

と、サンドニ通りを
満喫して通りから少し外れた道を
歩いていると、
前に現れたのが、豪華な装飾のアパルトマン。
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一階にモノプリ(ちょっといいスーパー)が!

実はこのアパルトマン、
かつてパリで一世を風靡した
フェリックス・パタンという
食料品店チェーンの本社が
あったところ。

すぐそばに、
パタンの大型店があった
建物もあります。
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これまた立派な建物です

かつては、
ラファイエットやボンマルシェをも
凌ぐほどの店舗だったとのことですが、
経営の失敗により倒産。

パリの街にあるエピスリー(食料品店)は
このパタンの店だったものが多く、
そこで働いていたアラブ人が
パタンの倒産後店を引き継ぎ、
それぞれ自らの店名で現在展開している
とのことです。

そのため、
エピスリーの店主といえば
アラブ人、という図式が生まれたわけです。


実はサンドニ通り界隈は
パリの一大ユダヤ人街。
キッパを被ったユダヤ人を
(被ってないユダヤ人も)
そこかしこで見ることができます。

ちなみに友人は
ユダヤ人を毛嫌いしていました。
やはり差別は今でもあるようです。
(経済的、政治的なことでも、ユダヤ人は
敵が多い印象です)


と、今回もとりとめなく
書いてしまいましたが、
この通りは夜は
一人で(特に女性)歩くのは
避けたほうがいいと思います。


ただ街はエキゾチックなので
発見が多くて面白い!
(人足目当てに、インド人が違法に路上で
スーパー激安ランチを売ってる姿は、
ニューデリーで見た風景に似たものがありました!)

行かれる方は、
昼間に男性同伴で!

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