パリの新名物、パリ・プラージュを見に行ってみた | 西方見聞録(旧パリレポート)

西方見聞録(旧パリレポート)

2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

7月31日(金)
天気:快晴

再び天気が良くなり
夏らしい日になったパリ。

パリの夏の風物詩と言えば
パリ・プラージュです。

パリの真ん中を流れる
セーヌ川に砂浜を敷いて
人工のビーチを作って
夏気分を楽しもうという企画です。
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セーヌ川の3箇所で展開。最も長いところでは、3.5㎞砂浜が続きます

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2002年から始まり、ことしで14回目

フランス人は夏季休暇を
非常に大事にしていて、
中には1ヶ月とる人も
いるらしいですが
彼ら・彼女らが向かうのは
概ねフランス南部地中海沿いの
リゾート地。

しかし、もちろん
休暇を取れない方も
いらっしゃいます。

そこで前のパリ市長が
考案したのが
このイベント。
7月20日から8月18日まで
開催されます。
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パリ・プラージュの日本人向け広告。どこで開催されているかなどの、情報が掲載されています

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パリの中心地シテ島周辺の川沿い、パリ市庁舎前(マップ上)とパリ右上に位置する運河沿い(マップ下)で展開

イベントが始まった
当初は、
この企画に反対する声も
大きかったらしいのですが、
今ではすっかり
パリの名物イベント。

そう言えば、
エッフェル塔を
建てた当時も
反対する声が
多かったそうです。
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建設された当時(1887年)は、パリの街にそぐわないと、強い反対にあったそうです

しかし今では、
すっかりパリの顔。
エッフェル塔なしのパリは
考えられません。

パリ・プラージュも同じ。
そのうち、セーヌ川の全域が
砂浜になり、
夏だけではなく
一年中砂浜が敷き詰められる
ようになるかもしれません。

エッフェル塔しかり、
パリ・プラージュしかり、
ベリブ(自転車シェアシステム)や
オートリブ(電動カーのシェアシステム)
など、新発想のものを
強いリーダーシップで取り入れて、
それが見事に成功しているパリ。

それでいながら
景観は絶対に壊さず、
それらを街に調和させていく。
そのうまさには
素晴らしいものがあります。

まー、調和など全く考えずに
テイストがぐちゃぐちゃで
雑多な東京の街も
もちろん大好きですが。