天気:快晴
再び天気が良くなり
夏らしい日になったパリ。
パリの夏の風物詩と言えば
パリ・プラージュです。
パリの真ん中を流れる
セーヌ川に砂浜を敷いて
人工のビーチを作って
夏気分を楽しもうという企画です。
フランス人は夏季休暇を
非常に大事にしていて、
中には1ヶ月とる人も
いるらしいですが
彼ら・彼女らが向かうのは
概ねフランス南部地中海沿いの
リゾート地。
しかし、もちろん
休暇を取れない方も
いらっしゃいます。
そこで前のパリ市長が
考案したのが
このイベント。
7月20日から8月18日まで
開催されます。
イベントが始まった
当初は、
この企画に反対する声も
大きかったらしいのですが、
今ではすっかり
パリの名物イベント。
そう言えば、
エッフェル塔を
建てた当時も
反対する声が
多かったそうです。
しかし今では、
すっかりパリの顔。
エッフェル塔なしのパリは
考えられません。
パリ・プラージュも同じ。
そのうち、セーヌ川の全域が
砂浜になり、
夏だけではなく
一年中砂浜が敷き詰められる
ようになるかもしれません。
エッフェル塔しかり、
パリ・プラージュしかり、
ベリブ(自転車シェアシステム)や
オートリブ(電動カーのシェアシステム)
など、新発想のものを
強いリーダーシップで取り入れて、
それが見事に成功しているパリ。
それでいながら
景観は絶対に壊さず、
それらを街に調和させていく。
そのうまさには
素晴らしいものがあります。
まー、調和など全く考えずに
テイストがぐちゃぐちゃで
雑多な東京の街も
もちろん大好きですが。