違いがわかる 集団下校の小学生  ~それぞれの個性が輝く~ | 今日の恵み  維摩会 春秋館の恵み

今日の恵み  維摩会 春秋館の恵み

         ~今・ここへ~

                     

 

 

 

      ランドセル 違いがわかる 集団下校の小学生 ランドセル                        ~それぞれに個性が輝く~ 

 

 

黄色い帽子、

白いシャツ、

紺色のプリーツスカートか半ズボン、

ランドセルは赤か黒、

白い靴下にスニーカー。

 

小学3年生くらいの集団とすれ違いました。

集団下校のみんなです。

 

体格の違い、髪型の違いはもちろんなのですが、

なんというか、みんな本当に、

その子、なのです。

 

一番前のちょっと背の高い、利発そうな女の子、手には黄色い旗を持っています。

目が合うと、ちょっと会釈をしてきました。

そのあとに続く女の子、

何やら楽しそうにおしゃべりをしています。

 

男の子も、なんとなくまとまっていますが、

女の子よりも、バラバラに歩いていて、

ヤンチャな感じを受けます。

 

そしてその集団をはなれて、女の子も男の子も、

少し遅れて歩いてくる子が数人。

 

こんにちは、と挨拶をしてくる子、

じっと、私の顔をみて、ぺコンと頭を下げる子、

私の顔を見ているだけで表情が変わらない子、

そもそも、目が合わない子・・・。

 

暑い一日です。

真っ赤な顔をした子がいます。

かと思うと、暑さなど関係ないような涼し気な子。

どことなく楽しそうな子、

真面目そうな子、

この子、いたずらっ子で落ち着かないだろうなぁ、と思えるような子・・・。

もちろん、

スマホをみている子は、ひとりもいません。

 

**********

 

学校の時のクラスのみんなは、

とても懐かしく、よく覚えています。

私の時は、ひとクラスがだいたい40名。

いつも、男子のほうがひとりふたり多いクラスでした。

 

全体的なことを考えるとき、

このひとクラスを思い浮かべると、実感がわきます。

全体の1割、と言えば、

このクラスのなかの、4人ほど。

二人に一人が癌にかかる、と言えば、

クラスメートの半分が癌にかかる、などなど。

このような見方は、

維摩会 春秋館で、たとえ、としてお聞きしたことがありました。

 

**********

 

この集団下校の小学生、

みんな同じ制服なのですが、

ひとりひとりがとても個性的に見えて、

すれ違いながら、ひとりひとりを見るのが、とても楽しかったのです。

 

今どきの若いタレントは、私には、だんだん区別がつかなくなってきました。

皆、カッコよく、カワイイのですが、

どこか、同じようにみえてしまいます。

 

それに比べると、この小学生、

みんなそれぞれで、はっきりと違いがわかります。

それぞれに個性が輝いているのです。

このまま、この子はこの子、でスクスク育ってくれたらいいなぁ、

と思いながら、すれ違ったのでした。