生徒全員の名前が ひとりひとり奏上されました ～合格祈願～
パンツスーツに、白髪のショートカット、
キリっと立つ そのオバサマのまわりを、
おなじくスーツ姿の女性が4人、取り囲んでいます。
ひとりがバインダーの書類を持ち、皆で何か確認している様子です。
神社境内では、あまり見かけない雰囲気、と思ったところ、
学校の先生たちでした。
生徒たちの、合格祈願のお参りです。
手にしていたバインダーの書類は、生徒の名簿でした。
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合格祈願の 祝詞（のりと） があります。
受験をする人の、住所とお名前、
そして、希望に応じて、
いつ、どこで、どんな試験を受けるのか、を具体的に奏上します。
いつもお守りくださっていることへの感謝を述べて、
一生懸命に勉強してきた、今までの頑張りが、
試験で十分に発揮できますようにと、
そして、めでたく合格となりますようにと、
お願い申し上げる祝詞です。
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お参りの先生たちは、中学校の校長先生と担任の先生たちで、
ご神殿では、生徒たち全員の名前が、ひとりひとり奏上されました。
先生たちの脳裏には、きっと、生徒たちの顔が思い浮かんでいたことでしょう。
指導する先生も、勉強する生徒も、一生懸命に頑張って、後は、
神社にて御祈願です。
めでたく合格の時には、
お礼のお参りも忘れてはいけないことを、
維摩会 春秋館で教えていただきました。
受験は、本人だけではなく、
ご家族やまわりの人たちにとっても一大イベントになりました。
皆の頑張りが、よい結果につながるようにと、願ってやみません。