せっかく両替をしたのに 100円硬貨を入れてしまいました 👛~おつりはどこに~👛
市内のバスは、降車する時に料金を支払うシステムになっています。
運転手さんの傍に立っているのは、
おばちゃま~50歳代くらいでしょうか~と、そのお母さまらしきご年配の女性の二人連れ、
おばちゃまが、千円を両替機に入れました。
百円硬貨が9枚と、十円硬貨が10枚、出てきます。
そして、運転手さんに運賃をお尋ねしました。
おひとり220円、おふたりで440円です、と、運転手さん。
おばちゃまが、運賃を入れるところに、両替した硬貨を入れました。
アッ、おつりは出ないんですよ、と、運転手さん。
だから、両替をしてもらっているんです・・・、と。
おばちゃまは、どうも百円硬貨5枚を入れてしまったようです。
後ろにいたお母さまらしき人は、
いいよ、いいよ、降りよう・・・、と言って、
ふたりはそのままバスを降りていきました。
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バスも電車も、スーパーでもコンビニでも、
支払方法が多様化しています。
現金払いでない方法も多くなっているようですが、
現金で支払うときでも、お店によって方法が異なり、
レジの人に現金を渡さない場合のシステムも、さまざまです。
初めてのお店は、どのようにして支払うのか、戸惑うことも多いです。
パソコンやスマホが使えないと、社会についていけなくなる、と
維摩会 春秋館でお聞きしたことを思い出します。
パソコンやスマホだけではなく、
色々な支払いの機械やシステムにも対応できないと、
スーパーでのお買い物も、できなくなりそうです。
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バスの中で、
両替をしてください、おつりは出ません、
とのアナウンスを、確かに聞いた覚えがありますが、
初めて乗るバスであったりすると、支払い方法は分からないものです。
増してや、色々なボタンや投入口が目の前に並んでいたら、
なにがなにやら、わからなくなります。
まったくの勝手な思いではありますが、
いいよ、とそのまま降りてしまったおばちゃまとおばあちゃまに、
運転手さんから、おつりの60円を渡してあげることはできなかったのかしら、
と思ったのです。
現金を扱わないようになったり、
機械を媒介するような支払いになったりしても、
事情はどうであれ、おつりはお返しする、という社会のままであってほしい、
と思ったのでした。