初めて知った 暖秋の候
~時候のご挨拶~
届いた研修会の案内文は、
「暖秋の候、皆様にはお変わりなく・・・」
と始まっていました。
暖秋(だんしゅう)という言葉を初めて知りました。
****************
手持ちの国語辞典には、暖秋、という項目がありません。
ネットで検索したところ、ありました。
その説明は
「平年(1991‐2020年の平均)に比べて気温の高い秋のこと」
「気象庁による3階級表現で9‐11月の平均気温が「高い」に該当した場合の秋」
とあります。
気象庁の「天気予報等で用いる用語」では、見つかりませんでした。
残念ながらネットでの検索は得意ではなく、下手ですので、
他に何かよい説明があるかもしれません。
****************
気候がかわり、時候の挨拶が変わり、
それにつれて、
ものの見方考え方も変わっていくのでしょうか。
もちろんそれは表面的なことであって、
ものごとの本質は変わりません、と思うのです。
維摩会 春秋館でお聞きする仏教哲学や西洋の哲学でも、そのように説かれます。
その本質は、どのようにして捉えたらいいのか、
そこが問われるところとなりますが、
まずは客観的な視点で、論理的に物事を捉えることから、かもしれません。
****************
従来であれば、
11月の時候の挨拶には、晩秋とか、立冬、向寒、などが使われています。
とはいえ、
暖秋という表現がしっくりくる、このごろの秋です。
秋の在り方もイメージも変わっていくのかもしれないなぁ、と思ったのでした。