26日までお彼岸です ~向こう側の岸ってどこ?~ | 今日の恵み  維摩会 春秋館の恵み

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        晴れ 26日までお彼岸です お月様                  ~向こう側の岸ってどこ?~

 

 

今年は、9月20日から9月26日までが、お彼岸です。

その真ん中の秋分の日、9月23日が彼岸の中日(ひがんのちゅうにち)と呼ばれます。

春分の日の時も、同じになります。

 

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彼岸とは、向こう側の岸、という意味ですが、

仏教では、

 理想の世界

 迷いの此岸(しがん)に対し、さとりの世界

 生死の海を越えたさとりの岸

 ニルヴァーナの境地

 無為の岸

を意味しています。

 

こちら側の迷いの岸から、

向こう側のさとりの岸をさしていうのが、彼岸です。

 

お彼岸の間に、

お寺では、彼岸会(ひがんえ)と呼ばれる集まりが営まれます。

在家の人は、お墓参りをし、

僧侶から読経やご法話をいただきます。

 

春分の日と秋分の日は、昼夜の長さが同じになる時です。

このことから、

お釈迦様がお説きになられました 中道(ちゅうどう) の教えに通じる日と考えられました。

そして、仏道修行として、彼岸会が定められたそうです。

彼岸会は、聖徳太子(574-622) の頃から始まったとも言われています。

 (参照 『広説佛教語大辞典』)

 

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郷里では、

お彼岸の中日には、お墓参りに行き、

おはぎをいただく風習があります。

 

維摩会 春秋館で、仏教の教えを学ぶようになるまで、

お彼岸の時にはお墓参りに行く、としか思っていませんでした。

仏教修行の目指すところが、彼岸なのだと、初めて知りました。