ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

今回から、

嫌われる勇気

ではなく、

(これは過去に紹介させていただきました(^^;)

 

あきらめる勇気

 

 

という本を紹介させていただきます(^^)

 

著者は、

私もいろいろと学ばせていただいている、

心理学博士、カウンセラーの

古宮昇先生です。

 

古宮先生と言えば、

「傾聴カウンセリング」

における日本の第一人者です(^^)

 

過去、このブログでも、

傾聴術 ひとりで磨ける“聴く”技術

プロが教える共感的カウンセリングの面接術

などカウンセリング関連の専門書を

紹介させていただきましたが、

今回は、

少し切り口の違った本、

どちらかといえば、

自己啓発的な本になります(^^)

 

タイトルは、

あきらめる勇気

 

この

「あきらめる」

というのは、決して、

厭世的、悲観的に生きるという

意味ではありません。

 

本質をあきらかにして、

不要なものは手放すこと。

 

そして、

「ホンネで大切なこと」

を優先して、

時間と労力を使う。

 

それを通じて、

人の役に立つ!

 

という、

むしろ、建設的な提言なんですね(^^)

 

冒頭に、

「本書のポイント」

が述べられています。

 

 

本書では、

将来の不安や、

過去の後悔や、

自信のなさのために

クヨクヨ生きるのではなく、

充実し、

意味の感じられる人生を

生きるために、

そして、

そんな自分を好きだと

感じながら生きるために、

大切なことをお伝えします。

 

 

 これは、

是非、知りたいですね(^^;

 

ポイントは、

以下の5つだといいます。

 

 

①死ぬ運命に直面する

 

②自分の心の声を聴く

 

③安定した心になる

 

④あなたにとって

「ホンネで大切なこと」

を明らかにする

 

⑤感謝の思いで生きる

 

 

今回は、

引用を交えながら、

 

①死ぬ運命に直面する

 

の内容を紹介、解説していきますね。

 

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人は、

「根源的孤独を生きている」

といいます。

 

 

人は、

生まれ落ちたときから、

死という未来に近づきながら

生きています。

 

死を考えずに生きることは

できません。

 

しかも、

「自分の人生の責任は

自分しかとれない」

という

厳然たる事実を

生きています。

 

私はそのことを、

「根源的孤独」

と呼んでいます。

 

この真実と向き合うことは

とても怖いこと。

 

ですから私たちは、

無意識にそれを

避けようとします。

 

 

そうなんです。

 

田坂広志さんも、

人生の3つの真実として、

こう述べています。

 

「人は、必ず死ぬ」

「人生は、一度しかない」

「人はいつ死ぬかわからない」

 

しかし、私たちは、

その真実から、

ついつい目を背けがちです(^^;

 

中華統一をして、

すべてを手に入れたかと思えた

「始皇帝」が、

ついに手に入れられなかったものが、

「不老不死の妙薬」でした。

 

どんな権力者でも、

死は避けようのない必然ですが・・・

 

身近なところで、

こんな例が紹介されています。

 

 

40代のある

ビジネスパーソンの女性は、

カウンセリングで

こう語りました。

 

「いつも

『時間がない』

という気がして

焦っているんです」

 

さらにその人は、

仕事はおもしろくないけれど、

会社や周囲の人たちから

昇進するのを

期待されていること、

 

その期待に沿おうとして、

やりたくもない

仕事をしてる、

 

生きている意味も

感じない、

 

と語ります。

 

その人が訴える苦しみは、

死に向き合うことを

避けているために

生まれています。

 

自分が想像している

周囲の期待、

世間的な常識にしたがって、

情熱も感じない

生き方をしているわけです。

 

 

うっ・・・

 

ちょっと

どきっとしました(^^;

 

 

しかしもし、

その人がガンで

余命宣告を受けたとして、

嘆き悲しんだり、

怒ったり、

絶望したりするのではなく、

死と本当に向き合ったならば、

生きることを真剣に

考えることになります。

 

そのとき、

まったく違う生きかたを

しはじめるでしょう。

 

同じ仕事をつづけながらも、

そこに意味のある目的を

本気で見いだそうとするかも

しれません。

 

あるいは

会社を辞めて、

本当にしたかったことを

始める可能性もあります。

 

 

黒澤明監督の名画、

「生きる」

では、

いわゆる、

「お役所仕事」

惰性で仕事をしていた主人公が、

ガンの告知を受けてから、

本当に住民のためになる仕事

というものに目覚め

熱心に取り組む姿が描かれていますが、

 

私たちは、

死に直面しないと、

ついつい、

惰性で生きてしまいがちです(^^;

 

 

私たちは

確実に

死に向かっています。

 

やりたくもない仕事をし、

本当にやりたいことを

せずにいる人は、

 

「人生の終わりがいつも

ぐんぐん近づいている」

 

という事実に

向き合うことを

避けているのです。

 

そのため、

人生の責任を

自分で引き受けて

自分の人生を真に

生きることを、

先延ばしにしています。

 

そして、

人生の終わりが

近づいているということを

知識としては

知っていますので、

終わりが来ることを

ただ怖れているのです。

 

さきほどの

ビジネスパーソンが

本当に怖れているのは、

真に生きないうちに

死が来て、

真に生きるチャンスを

永遠に失ってしまうことなのです。

 

「いつも

『時間がない』」

という焦りは

そこから来ています。

 

 

「時間がない」

と焦るのは、

真の自分を生きていないから、

 

そのまま死んでしまうのが怖いから・・・

 

なるほどです・・・

 

私は、

以前ほどは焦る気持ちは

なくなってきましたが、

でも、やっぱり、

真の自分を生き切った、

という感じは、まだありません。

 

したがって、

まだ、死ぬわけには、

いかんのです(^^;

 

もちろん、

私たちは、

食べていくためには、

やりたくない仕事を

せざるを得ない時もありますが、

そもそも、

それに執着することはないですし、

少なくとも、

その仕事を続けるならば、

その仕事に対する

自分なりの「意義」を見つける

必要がありそうです(^^;

 

悔いのない人生にするためにも・・・

 

次回に続きますね(^^;

 

今回も、

最後までお読みくださいまして、

有り難うございました😊