「これで人生は終わっていくのだろうか?」 | ごっこ遊びdeキャラメイク☆ヒカリサス☆山本麻生(ヤマモトマイ)

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成長するまでに封印したキャラをやりたいことに合わせてごっこ遊びで開放するキャラメイキングのお手伝い
漫画好き


★ 今回は、焦りと不安を感じるあなたへのお手紙(小説)です。




出会いたかったもの




「これで人生は終わっていくのだろうか?」
袖黒子は、焦りと不安に苛まれていた。
旦那もいて、子供もいて、仕事も安定していて、「幸せな形」は揃っている。

なのに「何かやらないと終わる」という気持ちが追いかけてくる。

何をしていいのか分からずに、様々なユーチューブやブログ、本をかじった。

知識を得ると、少しだけホッとする。
「何かをやっている」という安心感が生まれて不安や焦りが、少しだけ緩和された。

知識で安心する日々。
そしてふと気づく。
「同じ内容に飽きたな…」
飽きた自分の手元には何もなかった。
以前と同じ、「何もない」。

何をやってるんだろう。私は。
仕事と家事をこなし、気がつくと1日が終わってしまう。
今日もまた、何もできずに終わる。
安心しようとしてユーチューブを開こうとした手が止まる。

これじゃ駄目だ。

「やらなきゃ終わる」
そんな黒子の目に「あなたのやりたいことを形にします」という広告が入ってくる。
以前は、邪魔にしか思えなかった。
今は、黒子をあざ笑っているような気がした。
詐欺を誘っているように見えた。

まてよ…

自分のお気に入りのユーチューバーが学校を開いていたはず。

黒子は、再び湧き上がった焦りと不安に背中を押されるように、起業塾へ通いはじめた。
そこのつながりで、いろいろな団体にも所属してみた。

起業塾で学んだことをベースに、ノートに様々なアイデアと計画を立てた。
やれそうな気がした。
キラキラした自分「やれる自分」をやっと手に入れられた気がした。

なのに、「告知を掲載する」
それだけのことが、臆病な私にはできなかった。

ママ友に知られることが怖かった。
職場にバレることが怖かった。
自分が似合わない無謀なことをしようとしていることをたくさんの人に見られることが怖かった。

なんて情けないんだろう。

そんなとき、いっしょに勉強している仲間が、自分のスキルを買ってくれた。
ノートに書かれただけのアイデアは、血肉を与えられ現実へと形づくられた。

うれしかった。


そうして過ごすうちに、周囲の新陳代謝がめまぐるしく行われていた。

動ける人は、キラキラしながら疾走してどこかに消えて背中も追えず、
「起業したいね」と笑っていた人たちは、会社員に戻る。

憧れと無念ともやもやは、感じる暇もなく日常が追いかけてくる。

仲間を手伝うことで、自分も何かをやっている気になれて、以前より安定していた。

でも、背中にこびりついた課題があった。
どうしても告知をネットに公開できない。
SNSで自分のノウハウや知識を披露することができない。

たまに来る仲間からの仕事は、とてもじゃないがお小遣いにもならないぐらいの金額で、結局自分は…

何がしたいの?

自問自答から離れられなくなった。

そんなとき、「ごっこ遊び体験カウンセリング」を見つけた。
聞いたことない言葉に惹かれてなんとなく気になって、なんとなく受けてみた。

バリバリの起業人のイベントばかりで疲れた心に、ちょっと抜けた魔法使いの装束に油断していた。

「普通の人と成功する人は、体験の処理が違う」

「成功する人は、やりたいことをすぐやって、検証して、また行動することができるが、

普通の人は、まず、やりたいことが恐怖袋に入っていて、取り出すことさえできない」

「恐怖袋」という言葉に自分の自問自答の日々が思い浮かんだ。

「恐怖袋をゆるめて、ビジネス脳を作ることがこの講座の目的です」

「恐怖袋に入っている封印した人格を拾いにいきましょう」


今までの講座は、頭を使ったけれど、この講座は体と心を使う。

今まで見たことのないアプローチに、時間があっと言う間にすぎる。

「私、こんなことにこだわってたのか」
恐怖袋が解体されていく。
あんなに黒子を追いかけたものは、終わると滑稽な遺物だった。

封印した自分がニョキニョキと生えてくる。
とまどうこともあるが、自信にもなった。
もう、私は動けるのだ。


「黒子さん、なんか、言うこと変わったね」
職場で言われて気づいた。
人の接し方が変わった。
毎日見るものが変わった。

「やらなきゃ」と言いながら、
気づけば告知をネットに出していた。

あんなに悩んでいたのに、乗り越え得るときはあっさりしていて、笑ってしまう。
前の自分はどんどん消えていく気がした。

以前感じていた「何かやらないと」という焦りは消えた。
今は、「これをやらないと」に変わってしまった。

乗り越えたと思っても自己嫌悪もハマるし、思ったより幸せじゃないし。

「何かやっていれば」キラキラ充実人生が待っていると思っていたが、
現実はそうでもないらしい。

けれど、今、「ちゃんとやっている」という手応えがある。
それは一人では得られなかったものだから。
だから、私は「ごっこ遊び体験カウンセリング」に出会ってよかった。

今なら分かる。
「恐怖袋」は、自分を守ってくれていた。
でも、もう、私は大人だ。
過保護な世界には満足できない。

袋をゆるめて自分に戻る。

おかえり「本当の自分」。

私は、あなたに会うために旅をしていたのかもしれない。

いままで袋に閉じ込めていてごめんね。

また、袋に入れちゃうかもしれないけど、ちゃんと取り出し方覚えたから、
これからの人生一緒に歩んで行こうね。


おわり



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