黄色いトマトが売っていたので、とりあえず買った。
ミニトマトの黄色いのはよくあるが、フルサイズトマトの
黄色いのは初めて見たような気がする。
味に違いがあるとも思えず、別に買っても買わなくても良かったのに
買ったのは、そこにあったから、である。
今日、起きて、朝ごはんどうしようかなと冷蔵庫を開けたら、
黄トマトと、カプレーゼをしようと目論んでバジルも買ってあるのを
思い出したが、ここのところ続いている寒さが、私から
”冷えた生トマトそのままいったろ”
という気概を奪っているため、考え直して、スパゲッちーにすることにする。
どうも黄トマトを買う資格もなかった私だ。
なんのビジョンもわくわく感もなく食欲のみを推進力に
ソースを作り、カペリーニを茹で、皿に盛って初めて
気がついた。
ハッ!!トマトソースのクセに黄色い!!!
そらそうなるやろ、であるが、
それが分からぬほど無ビジョン無想像で作ってしまったのである。
ビックリしたからには、無論、撮影だ:
水煮シーチキンとマッシュルームを具に、
カッテージチーズでカロリーを抑えつつクリーム性を持たせ、
隠し味程度にガーリックでコクを付与。
トマトの味は、トマト以外の何物でもなかったが、
面白いから売っていたらまた買おうと思う。
カプレーゼも2色でやったら目に楽しかろう。
さて、ふつうに美味しかったがもの足りず、デザートに進む:
楽焼の夏茶碗にプラスチックのスプーンの取り合わせが
無神経にうつるかもしれないが、
金属のスプーンで楽茶碗を傷めないようにという
茶の湯の精神からやっていることである。
しかし、さらに包み隠さず白状すると、
しかし、さらに包み隠さず白状すると、
色付きの、ことに空色のプラスチックのスプーンが非常に好きな私だ。
使い捨てのスプーンを洗って何百日も使う。
自分の基本の趣味からはまったく逸脱した
空色プラスプーンへの執着を自分でも不思議に思うが、
なにか、昭和へのノスタルジー的な心理かも知れない。

