なに力団の方ですか? A Head of What-fia, Did You Say? | zuzu's room ズーズーズルーム

zuzu's room ズーズーズルーム

翻訳者が書く英語・日本語ブログ English/Japanese Blog
ごくたまに英会話レッスン! With Free English Lessons (Rarely)
                    

 

 

 

筆者は、16年にわたってただ1本のサングラスを使ってきた。

コンタクトレンズ時代に買って、コンタクトレンズをやめてからは度を入れて

使い続けてきたサングラスだ。

メガネは気が向いたり飽きたり度が進んだりするたびに買い替えるが、

サングラスはずっとこのカルバン・クライン1本で来た。

筆者に似合っていると思うし、なぜか知らぬが、安い眼鏡店がいっぱいできたのに、

度が入れられる安価なサングラスの選択肢は非常に狭いから、新しいのを買うのが

億劫だったのだ。

 

 

理由は不明だが、筆者はメガネにキズをつけない達人らしく、

いつも眼鏡屋に驚かれる。

このカルバン・クラインもまったく無傷で16年というわけだが、

さすがにもう1本ぐらいあったっていいのではないかと思って、

新しいのを買った。

 

 

カルバン・クラインが非常にクセがなくてどんな服装とも合わせられるのに

対して、今度のはナカナカのクセモノだ。

もし今度のをまた15年も20年も使うとすれば、筆者はこれをバアサンになっても

使うことになる。

そう思うと、バアサンになってからでは選びにくいようなものを今のうちに買って

慣れておき、難なくクセモノなバアサンになれるようにしておこうと考えついたのだ。

 

 

目が悪いのも筆者ほどともなると、ものすごく困ったことが一つ生じる。

メガネを買う時、そのフレームを試着した自分が本当には見えないのだ。

失敗して一度も使っていないメガネがこれまでに2本ある。

だからいつも、メガネ選びは半分カケなのだが、

メガネはJINSで買うからいいのだ。どんなに高くても1万円そこそこで済む。

しかし、久しぶりに普通の眼鏡店で選んだこのサングラスは値段がガチだ。

従って、このカケは数万円をドブに捨てるか否かの大勝負であった。

 

 

メタルフレーム、ティアドロップ、少しミラー入りのマーク・ジェイコブスを

試着した自分は・・・チョイ悪。

もっと若い頃ならこんなのかけて歩いた日には、トラブルが向こうからやってきてしまう

とこだったかもしれないが、この筆者もダテに年を取ってきたわけじゃない。

なんとか乗り馴らせそうじゃないかこのジャジャ馬を。

こんなのかけれるバアサンになれたらイイと思う。

 

 

「コレください。」

というわけで、10日ほど経って出来てきたのを取りに行き、

かけてみるよう促されて度の入ったそのサングラスをかけた。

そして、このジャジャ馬をかけた本当の自分の姿を

初めて見た。

この大勝負、筆者は大負けしたのか、勝ったのか?!

 

 

まず見えたのは、サングラスでグレーのフィルターのかかった店員、そして店内、

それから鏡の中の筆者・・・・

そこにいたのは、チョイ悪、というより・・・・・・・・

極悪人であった。

 

 

コイツ・・・いや、こ、このひと、いや、こちらのかた、

葉巻、似合いそー。

どうぞどうぞ、え?全館禁煙・・・書いてました?いいんですよそんなんそんなんどうぞお吸いください。

普段からマシンガン、撃ってそー。

どうぞどうぞ、撃ってくださいもどうぞ、マシンガン持たしたら日本一ですよねホントですよね。

人に道、二度と聞かれなさそー。

大丈夫です大丈夫です、もっとどうでもいいことしかしてない人に聞きますんで、どうぞ

人殺しとかお仕事なさってください~。

 

 

エライもん買っちまったぞオイ自分。

と自分の姿にビビったが、大勝負に勝ったか負けたか、というと、

なんか・・・・なんか・・・・

なんか勝った気がする。

だって負けそうにないもんあの鏡にうつってる人。

 

 

持って帰って再び鏡の前でかけてみた筆者の自分に対する第一声は、

「コオオ~ワアア~!」

であった。さらに、もうちょっとであやまりそうになったけど、

コレは自分なんだ、と自制した。

翌日、かけるのがためらわれたが、慣れなければならないので、

とりあえず人に会わないところから、ということで、車の運転時からかけ始めたら、

結局のところ、かけた自分は自分からは見えないがゆえに、

自分ではゼンゼンなんともないことがスグ分かった。

だから、他人からどう見えているか知らないが、自分の抵抗感はたちまちなくなった。

 

 

だが、ちょうどその夜、友人Y子とご飯の約束をしていたので、感想を聞いたら

「ゼッタイ道きかへん。」

とのことであった。

わかるワー、筆者もこんな人に道きくぐらいやったらもう迷っとくワ。

 

 

次にウチのボケたおしまくり中のバアサンにかけてみた。

特養に非情の世界、持ち込んでそー。

てか、もう特養でなく高級ケア付きレジデンスなんとかに見えてきた。
 

 

バアサンは、

  「どう・・・?ちょっとシャキっとして見える・・・?」

などとかわいらしいことを聞いていたが、いやもうあんた

しゃき・・・・とかもうそんな段階ではなく、

死ぬまで極悪非道のまま行こうとしてそー。

こんなバアサンとの付き合い方、まるで不明。

あの野郎のオシメの替え方なんじゃい、とかいって「内山」とか「島木」とかに指示して

シマツされそー。

 

 

コワイけどオモシロイのでしばらくバアサンのこの状態を鑑賞していたが、外す。

外したら、バアサンの顔が、反動で

エエエ!?ここまでだったか?!

というほどのフガフガのホケホケの感じに戻ったので、

このサングラスの威力のスゴさがハンパないことがさらに確認された。

 

 

そんな筆者の新しいサングラスでえすドキドキ