ハーイ、ガイズ、元気だったかしら?
先日、美容院に行ったときのことなんだけど、ってハナシなの。
このアタシの髪を10年以上も切り続けてくれているのは
美容師シンゴ。
初めて出会ったときの美容師シンゴはまだ25歳の若造で、
顔立ちはカッコイイんだけどヤンキー色が強くて
頭がイイのもわかるんだけど、話す内容もヤンキー的で
ヤンキー性が皆無なこのアタシとは、美容師でなかったら
どんな付き合いも始まんないはずのコだったんだけど、
それまでこのアタシの髪を切ってきたどの美容師よりも腕が良くて
一生この男について行こうって思ったから、美容師シンゴが店を2回も変わっても
ついて行ってるってワケなの。
その日、シャンプーに始まってカットしてブローして
最後に2つ折り式鏡を渡されて
「後ろはこんなんなってます。」
になったときのことだったワ。
美容院では人生初の経験なんだけど、切った自分の髪の毛がどういうワケか
口の中に入っちゃったの。
自分のものとはいえ、髪の毛が口に入ったときって、どうしてこんなに
キモチ悪いのかしら?ってぐらいキモチ悪いじゃない?
このアタシもこのイマイマしい一本を一刻も早く口の中から除去したいから、
舌で口の外に持ってって、舌の先についたその毛を指で取り除こう
としたんだけど、うまくいかなくて、どうしてもどうしても
取れないの。
取れたかな?って思って舌を引っ込めたら、やっぱりまた毛も入ってきちゃう。
今度こそ取れた!って思って話し出したら毛が舌の上でタテになって
上顎までツンツンしたりして、とにかくものすごくしぶといの!
たった2,3センチの、しかも異物とも言い切れない、さっきまで
このアタシから生えてた毛がたった1本口の中にあるだけで、
もう他のことが考えられないぐらい生理的嫌悪
って感じになっちゃうのって超不思議。
美容師シンゴが、
「口に毛エ入りました?大丈夫ですか?」
って聞いてくれるから、大丈夫って言おうとするんだけど
大丈夫じゃなくて、
「大丈・・・いや、出えへん、あ、出た?いや、出てへん!」
なんて目を白黒させてるうちに、
「俺、取りましょか??」
って言うもんだから、それも悪いような、それに恥ずかしいような、
と思ったけど、やっぱり観念して舌を出してうなずいたこのアタシなの。
ここでこれ読んでくれてるガイズに質問よ。
自分の舌についてる異物を他人が 「取ってあげましょう。」ってなったとき、
どんな取り方を想像するかしら?
このアタシの考えたのは、たぶんすごく一般的じゃないかしらって思ってるんだけど、
あそうね、ヒトに舌の上の異物を取ってもらうのがまず全然
一般的じゃないかもなんだけど、ここはひとまず
ヒトに舌の上の異物を取ってもらうことになったバアイとしては、
すごく一般的じゃないかしらって意味なんだけど、
ティッシュペーパーかなんかで取ってくれるんだろなって思った
このアタシだったワ。
そのへんが当たり前ラインじゃなくて?
でも美容師シンゴは当たり前の男じゃなかったの。
「取りましょか??」
にこのアタシがうなずくや否や、その同じ位置からいきなり右手を出して
このアタシの舌にくっついた毛を、美容師シンゴは素手で取ったの。
親指と人差し指で、つまんで取ったの。
このアタシ、この世に生を受けて数十年。
もう大抵のことでは驚かなくなってきてるけど、これにはだいぶん驚かされたわ。
とりあえず毛が取れてスッキリ自由になった口で、
「エエエ!?!?!素手で取るのオ!?!?」
ってまあまあ大声出したら、美容師シンゴ
「お客さんの舌さわるん、久しぶりっスわ。」
って言うじゃない?
ひ、久しぶり?!?!ってコトは、
「前にもチョイチョイお客さんの舌触ってたのっ?!?!」
て聞いたら、美容師シンゴは一呼吸 間をおいて
「いやまあ、あんまりないっスね。」
だとさ。そりゃそうよね。
ナニが「久しぶりっスわ。」なんだよ?ってか
「あんまり」ってのもなんなんだよ?
始めはいくらこのアタシの舌とはいえ、ヒトの舌を素手で触って
キモチ悪くないのかしら??って心配してあげてたんだけど、
美容師シンゴったら、その手を洗うでもなく拭くでもなく、
そのままレジに行ってお会計して上着はどれでしたっけとかいって
上着を着せてくれて、最新式のドライヤーの話かなんかを少ししてから
いつものようにホストのような両手包み込み式の握手をして
お見送りしてくれたの。
こいつホントに気にならないんだな・・・って思ったころから
口の中の美容師シンゴの触ったところを中心に、なんかの味がしてきて、
それと同時にピリっとする刺激も出てきたわ。
それで今度は自分の心配が始まったの。
美容師シンゴは、おそらく手を洗わない男。
いろんな客の髪やらパーマ液やらヘアカラーやらお金やらを触りまくって
そのままこのアタシの舌を触ったもんだから、味だの刺激だのが
してくるってコトなのではなくて?!?!
結局このアタシの方がちょっとキモチ悪くなっちゃったんだけど、
でも待って。
エロいこととは無縁のこのアタシの近年の生活の中で、
コレは画期的にエロい出来事だったような気もするんだけど!!!!!
だから、ま、いっか。口の中がちょっとぐらいキモチ悪くても。
だって、エロとは、平時にはちょっとキモチ悪いぐらいのはずのことを
楽しむことを言うものなのだもの。