紛失ボタン "Lost Ticket" Button | zuzu's room ズーズーズルーム

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                               written by the runner of ちょっと訳して.com


本日の便利英語: 「駐車券紛失ボタン」 (英語はタイトルにあり)



ハーイ、ガイズ!

暑いワ、カンベンして。



みんな、クルマ社会と切っても切れないあの施設、

使うわよね?

そう、駐車場。

このアタシも使ってるわ。

そして便利な駐車場をさらに便利にしているのが、

そう、料金支払い機。

不思議と男子の声で語りかける支払機ってないわねえ、

どうしてなのかしら。

このアタシなら森山周一郎の声だとチップはずんじゃうんだけど。



あの料金支払い機のオンナ、優しい声して

実はあんたそれはそれは恐ろしい女なのって、知ってるかしら?

アタシはあのオンナのそんな本性を知ってしまったの。



それは去年の11月のことだった。

母が腕を骨折しちゃって日々市民病院通いをしていたこのアタシ。

財政の苦しいウチの市は、入院しようが治療しようが

駐車料金になんの手加減もしはしないの。

とはいえ、そこはやっぱり市民病院だから、料金は1時間100円。

まあそれぐらいは仕方ないわね。



ある夜、母の夕食を見届けて家に帰ろうと車に乗ったこのアタシ。

料金支払い機のあのオンナのところへ行ったわ。

「チュウシャ、ケンヲ、イレテ、クダサイ。」

いつもは「チュウシャ」あたりで駐車券を喰らわすこのアタシとしたことが、

この日は全部言わせてしまったのに、見つからないの、チュウシャ、ケンが!

サンバイザーのとこに挟んだハズなのに??どこにやったのかしら、このアタシったら!?

そんなこのアタシの状況のじょの字も気遣わないあのオンナ、

「チュウシャ、ケンヲ、イレテ、クダサイ。」

「チュウシャ、ケンヲ、イレテ、クダサイ。」

「チュウシャ、ケンヲ、イレテ、クダサイ。」

今探してんの!!ちょっと黙ってて!!

係員を呼ぼうにも見渡す限り人影はなし。

呼び出しボタンを押したって、ものすごく遠いところから

走って来させちゃかわいそう。ああ~どうしたらいいの??!!

あ?!何このボタン?!

「駐車券紛失」 ですって?!

やったワ。これよ!!いくわよ!プーッシュ!!



そのボタン、押してどうなって欲しかったかって?

知らないわよそんなの!

なんかイイコトあるよーーーーな気がバクゼンとしてただけよッ。



さ、プッシュ!!

どんなお助け機能がこのアタシを救ってくれるのかしら!?

ドキドキ!!

そして聞こえてきたあのオンナのセリフは、

このアタシの背筋を凍りつかせたワ。

「チュウシャ、ケンヲ、イレテ、クダサ・・・・リョウキンハ、18000、エン、デス!

ひいいッ!?!?!

ここここのオンナ、今なんてッ?!?!

バックよ!後退よ!!

何が何でも18000円払うってのだけはできない相談なんだッ!!

そしてもう一度車を停め、こけつまろびつ守衛室へ!!!

時速超音速よ!!



超音速ながらも守衛さんになんと言うか考えながら突き進んだわ。

「オラア、えらいえげつない商売してくれるやんけ!!」

ダメダメ!いきなりケンカ腰はマズイわ。

駐車券紛失したのは間違いなくこのアタシの落ち度だもの。

「あんさんとこどんな計算したはりますねん?1日停めても2400円でっしゃないかいな?

それをあんた、18000円て、そらちょっと筋がおかしいんちゃいまっか?!」

ダメダメ、これじゃまだ責め口調すぎるわね。

ここはやっぱりこのアタシにふさわしい洗練されたオトナの対応をしなくっちゃ!

「ハアハア、お忙しいところスミマセン。駐車券を失くしてしまったんですが、どうしたらいいでしょうか!」

結局コレでいったワ。あたりまえだけど。



そしたら信じられないぐらい怒られたの。

いまだに意味がわからないんだけど、守衛さんの理論では

”失くすなんてありえないハズ!!!”

みたいな感じで、その考え方をどうしても変えられないらしくて

ハナシはまったく平行線なの。

だって、このアタシは駐車券を失くしたし、

それを前提にしない限り何にもできないのに、

守衛さんは「失くしたはずがナイ!!」の一点張りなんだもの。



少し現実に目を向けてもらうしかないから、あくまで腰低く

「でも、本当に申し訳ないと思ってますけど、ご迷惑おかけしてすまないと思ってますけど、

でも持ってないものはどうしようもないので、どうしましょう?」

って聞いたら

「失くした場合は18000円なんですけどね。」

だって。

”失くした場合”って前提、作ってあるんじゃんヤッパリ?!(あたりまえすぎるけど)

いや、そんなことより、だからその18000円ってなんなんだあッ!?!?



ってのをどう丁寧に伝えたらいいのか。いや、この理不尽なペナルティを

どう回避すればいいのか?!

と考え始めそうになったところで、守衛さん

「もういいですわ!!今日は!!」

と言ってゲートを開けてくれたの!

?!?!?!?!?!

あのでも、通常の料金(250円)すら払ってないけど????

いえ!いいって言ってるんだから四の五の言わない方がいいわね!

気が変わって 「ヤッパリ18000円出せッ!」 なんてことになっちゃタイヘン!

って、出てきたの。

なんだかよくわからないけど、ありがとう、守衛ちゃん!!



思うに彼は「失くすハズなし」の前提を覆されたとき

全思考停止しちゃって、フラフラになって 

「もういいから消えて~このこと早く忘れたい~~~クラクラ~~」

ってなっちゃったのかも。

よくわかんない人だけど、そう考えるとちょっとかわいそうになっちゃう。

ごめんね。

これからもっと気を付けるワ。約束したわよ。



だけど、なんなの18000円、どっから出てきた??

あのオンナがそんな高額を口にすることがあるなんて!!

本当に恐ろしかったワ。

もう二度と「紛失」ボタンは押さないわよ。

みんなもあのボタンにだけは気を付けて。



じゃ、チャオ!




★ちょっとだけ解説★


ごめんなさい、本日の英語はタイトルだけなんだけど、

まあ覚えといて損はないじゃない?

英語には日本語みたいな、

”漢字をどんどんくっつけて熟語の名詞にしちゃう”の術

が、ないこともないけど、万能じゃないから

ものすごく簡単な文にするしかないことも多いの。


「駐車券紛失」ボタン

も、英語にかかると

「駐車券失くした」ボタン

になるというわけ。

ちょっとカワイイじゃない。



                                    written by the representative of translatethis.jp