今日はあの日から一年目ですね。
私は曲がりなりにも阪神大震災を経験した1人ですが、
あの大災害に勝る災害が起こる日が来るとは、思ってもみませんでした。
日に日に被害状況が明らかになり、ついに犠牲者が20000人を超えてしまって、
絶句するしかありませんでした。
少しだけ放出された、絶大な自然の力によって、人間の造ったものはあまりにも
無力に崩れ、人々は、何もかも失って打ちのめされてしまう。
そんな中で、お互いへの思いやりと感謝をいつにも増して思い出し、
そのことで少しずつ希望を取り戻し、日常を取り戻す日に向かって歩き始める。
その健気な人間の本質もまた、自然がくれたものなのですね。
だから、人間は自然との調和をもっともっと大切にしなければ、と思うのです。
自然と乖離した文明の便利さの追求は、もう終わりにしなければなりません。
私は原子力発電に強く反対します。
原子力発電をやめて電気が足りなくなるなら、私は不便を受け入れたいと思います。
そして、未曾有の災害に際して日本人の見せた秩序を重んじる心と、
民族にしみこんでいる礼節の精神に世界が感動したことを、
政府に思い起こしてもらいたいのです。
そして、その民族性を汚し続ける態度を改め、真実はどんなに苦いものであろうとも重んじ、
礼節と良識にかなった姿勢で問題にあたることが最良なのだということに、
思い至って欲しいと思います。
いつか日常を取り戻す、と書きましたが、東北では阪神でかかった以上の
時間がかかるでしょう。
放射能汚染もまだまだ収束しないのかもしれません。
それでも、前を向いて少しずつでも歩いて行って下さればと思います。
日本中の人々が応援しています。どうぞ希望をお忘れになりませんように。