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年の瀬もいよいよクリスマス加減となってまいりました。
年越し蕎麦の用意はできましたか。
さあ、本日は「落ち葉」の 回 でご紹介した会話をもとに
また他のフレーズを学んでいきましょう。
前回は:
そんなことどうでもいいだろ
Who cares?
の学習をしましたね。
本日は:
もうだめだー!
It's over!
です。
ギブアップしたいとき、意思表示ができなければ、
どうなると思いますか?
そうですね、ギブアップできなくなってしまいます。
国際社会でそんな困ったことにならないよう、
本日のフレーズも、しっかり身につけてまいりましょう。
前回と同じとはいえ、まるで同じでは
気持ちが続かないかもしれないので、本日は
丁寧文にしてみたのですよ。
とても上品に仕上がりました。
気持ちもサワヤカにお勉強致しましょう:
前回 までのあらすじ
本日のフレーズ22 でアナコンダに飲み込まれたロバートさんは、マイケルさんに
アナコンダに下剤を飲ませるようお願いしたのですが、飲ませようとしてご自分も
飲まれてしまったマヌケさんなマイケルさんなのでした。
マイケルさん 「もうだめですよ~!私たち終わりですよ~!ちきしょーです~!」
ロバートさん 「おバカですね、諦めてはいけません!出る方法を考えるのです!」
マイケルさん 「ですがー!」
ロバートさん 「そうだ、きみ、下剤はどうなさいましたか?!」
マイケルさん 「持ってきておりますよ。ホラ。」
ロバートさん 「ホラ、じゃありませんでしょう!なぜ早く言わないのですか!それで出られますよ!」
マイケルさん 「どうするのですか~?」
ロバートさん 「下剤を胃の中にバラまけば、私たちも下されますでしょう。」
マイケルさん 「そ、そうですね!きみ、頭いいです!あ!でも!」
ロバートさん 「な、なんですか?どうされましたか?」
マイケルさん 「きみ、服を完全に溶かされて、マッパでらっしゃいますよ。
よろしいのですか、そんな様子でシャバに出られて?」
ロバートさん 「今そんなことどうでもよろしいでしょう!困ったおバカさんですね!」
マイケルさん 「ええー!本気ですか?わたくしは恥ずかしいですねー。」
マヌケここにきわまれり、といった殿方ですね。マイケルさんは。
(注:英語は丁寧文になっていません)
Previously in Today's English:
Robert, who was swallowed by an anaconda in Today's English 22 ,
asks Michael to administer the anaconda with cathartic pills, and
in doing so, Michael got also swallowed. Nice work, Michael.
Michael "Oh, sh**! It's over, man! We're so history, man!"
Robert "Don't be stupid! We can't just give it up here! Think! There's gotta be some way out!"
Michael "But how ~??"
Robert "Hey! What did you do with the cathartic pills?!"
Michael "I have them with me. See?"
Robert "You can't be saying "See?" or some crap like that! We can get out!"
Michael "But how ~??"
Robert "Scatter them in the stomach and we'll be run off!"
Michael "Yeah! That's right, man! You're so frickin' smart, man! ・・・Wait!"
Robert "What? What's wrong?!"
Michael "Your clothes has been totally digested, man! You're so naked!
You can't go back to the world like that!"
Robert "Who cares?! Stupid a** hole!!"
Michael "What? Are you serious? I'll be frickin' embarrassed, man!"
・・・Michael, King Moron of the universe.
いかがでしょうか?
もうだめですよ~!
It's over!
です。
overとは、「ゲームオーバー」のオーバーですから、
「終わった」という意味です。
つまり、「もうだめだ」といっても、
「もうこれ以上の努力はムダだ」
というニュアンスのダメ加減のときに
使うのです。
ゆえに、次のような日本語にも対応します:
もうおしまいだ!
終わった・・・・。
もう終わりにしよう。
もう諦めよう。
いいですか?いいですね?
そういうわけですよ。
ささ、忘れないうちに、早く何かもうダメな感じの
事態を招き、実際に使ってみてはいかがでしょうか。
★ ボーナス知識 ★
あ、そういえば、この例文では、
It's over, man!
と、最後に、man がついていましたね。
これは何かと言うと、なんともいえません。
なんとも言えないので、日本のラッパーさんたちなども
そのまま「メーン」って言っている気がします。
訳語はないのですが、語尾を
「もうだめです」
というより
「もうだめだぜ」
みたいにする効果があるのです。
語尾に man をつけて、なおかつ洗練された
賢い感じになることは不可能です。
たいへんカジュアルな関係で、人物評価が下がる心配のない
場面でのみ、相手のこともよく観察した上で、
どうしても使いたければお使いください。
ただし、女子が使うのは全然ダメだと思います。
アバズレた感じにまでイッキに評価が下がることでしょう。
★ ボーナスオフィスイングリッシュ ★
きれいごとばかりでは、英会話はなりたちません。
時には心を鬼にして、お下品なフレーズも
ご紹介していかねばなりません。
さ、というわけで:
アホ マヌケ ボケ
系の罵倒にピッタリなのが
moron
という言葉です。
stupid とか fool
などでも、もちろんいいのですが、
moron
の方が、日本では比較的知られていないので、
よく英語知ってるナ、って思ってもらえる利点があります。
それに、心なしかマヌケな感じが強いです。
上の会話の最後:
「マヌケここにきわまれり」
に使いました。
それにいたしましても、マヌケご本人に
直接おっしゃることはなさらないことをお勧めいたします。
人間関係はヤハリ、和をもって尊しとす、みたいな。
ご本人のいらっしゃらない赤ちょうちんや更衣室で、
「あのバカ社長」「例のボケボケ新人」
などをまとめて表現できる:
that moron (あのアホ)
など、いかがですか?
とはいえ、やはり、和をもって尊しとす、ですよ。ネ、聖徳太子。
それではまた、次回お会いしましょう!
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