元気発信します
みなさんは、君津市立中央図書館を利用したことはありますか?
こちらの図書館は10年前に、「図書館友の会きみつ」のみなさんの
図書館建設運動によって建設されました。
私も、開館当初から頻繁に利用させていただいております。
広くて清潔で、蔵書も多く、何時間でもいられる素晴らしい施設です。
「図書館友の会きみつ」のみなさん、署名活動など、
どれほど努力されたことでしょうか。ありがとうございます。
さて
昨日9月21日(日)に、君津市生涯学習交流センターで行われた
図書館友の会きみつ『図書館とアウトソーシング(民間委託)を考える会』学習会に、参加させていただきました。
公共施設を民間委託することで、雇用や経済の流れが生まれたり
市の財政が良くなると言われたりもしますよね。
わかりやすく言いますと、
図書館を民間の管理会社にやってもらえれば、そこで働く人の給与、
物、設備も民間の間でお金が動きます。
その分の公務員人員も減り、維持費もかからなくなり、市の経済面から考えると、良さそうな気がします。
今回の学習会でも、某有名レンタル屋さんとコーヒー屋さんがコラボした佐賀県の図書館が例に出されるなどしました。
が、民間委託も良い部分と悪い部分、賛否両論です。
今回は『図書館とアウトソーシング(民間委託)を考える会』学習会
ですので、図書館に焦点を当てたお話になりますが、
ここで考えたいのが『図書館の役割』です。
図書館の役割は、単なる貸本館ではなく、
その地域ならではの地元の産業や伝統に関する資料を詳しく揃え、
そこで知識を得ることで子どもたちの郷土愛を育むことができる場であること、
図書に関する知識が豊富で、親身になって相談にのってくれる司書がいること
などが挙げられると思います。
今や小学生でも調べものはインターネットを使う時代です。
しかし、膨大な情報があふれる中で、必要な情報を探すのは大変です。
不確かな情報もたくさんあります。
けれども、図書館の書架に行けば、厳選された質の良い情報源が並んで待っていてくれます。
著者からすれば、本は買って読んでほしいと思うかもしれません。
でも、子どもの気持ちを言わせてもらうと…学生はお金が無いんです。
少し気になっても、ホイホイ購入することはできません。
けれども、図書館があれば、少しでも興味のある本を手に取って読むことができるのです。
それをきっかけに、好きな作家の本を全巻揃える、なんてことにつながるかもしれませんし。
子どものころから本に、活字に親しむことで豊かな心が育まれます。
また、正しく図書館を利用することで社会性も身に付きます。
こうやって考えていくと、図書館の管理体制がどうあるべきか見えてきますよね。
世間では、公的施設の民営化を!なんてよく聞きますが…
みなさんはどう思いますか?
君津市立中央図書館
住所
〒299-1152 君津市久保2-13-3
Tel 0439(52)4646
Fax 0439(52)4746
開館時間
火~日 午前10時~午後6時
休館日
月曜日・国民の祝日・年末年始(土・日に重なる祝日は開館)
https://www.city.kimitsu.chiba.jp/library/index2.htm
子どもの図書コーナーも充実しています、
紙芝居、雑誌、DVD、CD、コミックなどもたくさんありますよ!
※写真は図書館2階からの眺めと、「みんなの図書館 8月号」
(6ページにわたり図書館友の会きみつさんの活動が紹介されています)

