英和辞典だけでなく”英英”辞典を併用すると役に立つことがあります。
映画『MIB III』の後半に登場する表現に次があります。
flip on (人)
その場面は、ウイル・スミス演じる主人公の「Agent J(エージェントJ)」が宇宙人のGriffin(グリフィン)と一緒にロケット発射場に向かう場面です。
途中でグリフィンが一緒に行くことを拒みます。
Griffin:
"I have to go now."
「もう行かなくちゃ」
Agent J:
"What? No, no, no. Come on."
「えっ?いやいや、来いよ。」
Griffin:
"You don't need me anymore."
「もう、僕は必要ない。」
Agent J:
"Griff, dont start flipping on me."
映画の日本語訳では、このflip on meの文を次のように言っています。
「おい、変なことを言うなよ。」
flip を辞書で確認します。
flip [他動詞]
1.(指先などで)~を軽くはじく
2.~をぱっと動かす
3.~をひっくり返す
4.(チャンネル)を次々に切り替える
flip [自動詞]
1.(~を)強く打つ(at)
2.ぐいと動く、ひっくり返る
3.かっとなる、キレる、
頭がおかしくなる、大いに興奮する[喜ぶ]、
舞い上がる
英英辞典には、次のように書かれています。
flip
suddenly become very angry or lose your self-control
この映画のシーンでは、英和辞典の「頭がおかしくなる」では少し意味が違うように思います。
ましてや「かっとなる、キレる」などは全く違います。
似ている意味ですが「lose your self-control」の方は、「きちんとした判断ができなくなる」というような意味ですので、このシーンにマッチするように感じます。
英和辞典も2冊を比べると理解が深まることも珍しくありません。
