英文法の勉強の中で、『感嘆文』を習いました。
「なんと~なのでしょう!」
といった意味の文ですね。
通常「What」か「How」で始まる文です。
ここまでは殆どの方が覚えているはずです。
しかし、このWhatとHowを、感嘆文でどちらを使うかが分からないという方はいらっしゃるかもしれません。
ザックリ説明しますと、
①Whatの後には「(形容詞+) 名詞」が続く
②Howの後には「形容詞」が続く
ということです。
具体的には、次の様な文が典型ですね。
①What a big house this is!
②How big this house is!
(a)「これは、何と大きな家でしょう。」
(b)「この家は、何とおおきいのでしょう。」
堅く言うと、①の意味が(a)、②の意味が(b)ですので試験などではそのように書くとよいとも思いますが、
社会人英語としては、何方の日本語も同じ意味ですのでどちらでもよいでしょう。
さて、このように感嘆文には基本的には「big」のような形容詞が登場します。
しかし、形容詞が無い感嘆文も存在します。
その感嘆文は、映画『ベスト・キッド』でも登場しました。
英語の原題は『The Karete Kid』です。
この映画はシリーズで作られていて、新しい映画にはウィル・スミスの息子とジャッキー・チェンが出ています。
この感嘆文が登場した映画は、1作目です。
悪ガキにいじめられて暴力を受けた少年 ”ダニエル” が、日系人の師匠 ”ミヤギ” から空手の指導を受けて、大会でその悪ガキに立ち向かうというサクセスストーリーです。
”苦しい立場にある若者が頑張って、最後に栄光をつかみ取る” といった物語に興味がある方には非常におススメです。
1985年に公開された30年前の映画です。現代の映画とは異なりますが、そこが良いとも言えるかもです。
さて、その感嘆文が登場するのは、
この映画で、ダニエルが師匠ミヤギから「自動車」をプレゼントされるというサプライズを受けるシーンです。
ダニエルは最初は遠慮して断りますが、ミヤギに押し切られます。
ダニエルは車に近寄り、言います。
"I can't believe it!"
更に運転席に乗り込み、
”Oh, wow!"
そして言います。
"What a gift!"
感嘆文ですが、形容詞はありません。
定型に当てはめれば、次の様な感嘆文になるでしょう。
"What a wonderful gift it is!"
この下線部が省略されているようです。
英文法の参考書『新マスター英文法(金子書房)』にも形容詞を省略できる感嘆文の例が紹介されています。
What [beautiful] hair she has!
What [terrible] fools they are!
日本語でも「なんという人だ」など、「どういう人だ」と言わなくても状況に寄って意味が分かります。
会話の状況で、「良い人」という話をしているのであれば、
「なんという人だ」と言うだけで
「なんと素晴らしい人なのだ」
と言いたいことがわかります。
困った人の話をしているのであれば、
「なんという人だ」と言えば
「なんと酷い人なのだ」
と言いたいことが分かります。
英語でも同じことなのですね。
形容詞が無くても、
「What (a) ~」で始めれば、
日本語で言う「なんという~」
と言いたいということが伝わるということですね。



