「コバンザメ」は名称が「ーサメ」と付きますが、サメの仲間ではないということをご存じでしょうか。
と言いましても、私自身、それを知ったのはそれ程昔のことではありませんが。
サメは軟骨魚類ですが、
コバンザメは硬骨魚類です。
コバンザメは、学術的には、「スズキ目」に属する魚です。
「コバンザメがサメではない」とすると、
コバンザメは英語で何というでしょうか。
辞書、インターネットで調べてみました。
コンサイス和英辞典には、つぎのように記載されています。
コバンザメ(小判鮫)
a remora
a sucker fish
a remoraの発音は、 [rémərə]です。
suckerは、「吸いつき」や「吸盤」といった意味ですね。
この辞書によると、「shark」という単語はありません。
インターネットでも調べてみます。
コバンザメ
学名:Echeneis naucrates
英語名:Live shark sucker
ここには、「Live shark sucker」とあります。
ここに「shark」という単語がありますが、
「コバンザメがsharkの一種」
という意味ではないと理解できます。
つまり、
「生きた鮫(Live shark)にsuck(吸いつく)する物(sucker)」
インターネットで、「コバンザメを英語では?」を検索してみたところ、次が紹介されていました。
これは、「魚」のコバンザメの英語表記ではなく、
「コバンザメのような人」を説明した英語のようです。
clingy person
hanger-on
clingyは、「まとわりつく」といった意味です。
hanger-onは、私の辞書には「コバンザメ」との説明はなく、次のように書かれています。
hanger-on [名詞]
居候、腰ぎんちゃく、
子分、取り巻き