「サイ」、「カバ」を表す英語には、省略形があるから便利です。
「サイ」は、「ライノウ(rhino)」、「カバ」は「ヒッポゥ(hippo)」ですね。
短縮形ではない、元の単語は「サイ」も「カバ」も長い単語です。
英語の先生方は別として、この二つの単語のスペリングも正しく覚えているという一般の方は多くはないのではないかと思います。
発音も結構厄介です。
サイ
rhinoceros
発音:[rainá:sərəs]
カタカナで書くと、
「ライナーサラス」という感じ。
カバ
hippopotamus
発音:[hipəpá:təməs]
カタカナで書くと、
「ヒッポパータマス」という感じ。
もう一度、短縮形を確認します。
サイ「rhinoceros」の短縮形
⇒ rhino
発音:[rainou]
カタカナ発音で「ライノゥ」と言えば通じます。
この時、先頭の「r」の発音が出来ていることが前提です。
カバ「hippopotamus」の短縮形
⇒ hippo
発音:[hípou]
カタカナ発音では、「ヒッポゥ」で通じます。
さて、このように英単語とその短縮形を辞書で確認することはできますが、問題は、実際の会話でどちらが多く使われているかということです。
私はこれまで実際の会話でこの単語が登場した記憶はありませんが、映画ではよく聞くことがあります。
昨日の記事で紹介した映画『ジュマンジ』でも登場しました。
テレビゲームの中に入り込んでしまうお話しです。
ゲームの中で、大きなカバに食われてしまうシーンがあります。
ゲーム中ですので、直ぐに生き返りますのでご心配なく。
カバに食われてしまった人が言います。
「ライノウ(サイ)に食われた。」
それを聞いた友人が言います。
「ライノウじゃあないよ。ピッポゥ(カバ)だよ。」
この映画では、短縮形で表現しています。
他の映画『Ture Crime』でも、短縮形が使われていました。
小さい娘を動物園に連れて行こうとしているクリント・イーストウッド扮する父親が
「ヒッポゥを見に行くぞ!」
と言っています。
一般的には、短縮形が使われているということでしょうか。