私は『紙』の辞書を使っています。
『紙の辞書』のいい点の一つは、”関連した単語” を纏めて見てまとめて学習できることです。
”関連した単語”は、その関連性から記憶し易いという利点があります。
今回はその例として、接頭辞の "self-" を取り上げてみます。
中型の英和辞典では、"self-" で始まる単語が100数十個掲載されています。
"self-" に続く単語は既に知っているような難しくないものが多く、組み合わせて知ることで、ボキャブラリーを容易に増やすことが出来ます。
例えば、「”独学”は英語で?」と思うこもしれません。
しかし、"self-"の付く単語を知っておくと、正解は至極簡単です。
self-education
self-study
self-taught
つまり、「独学」は「自己教育」、「自己学習」ということですね。
三省堂の「デイリーコンサイス英和辞典」にも100以上の"self-"の単語が掲載されています。
その中で、覚えておくと役に立ちそうな単語を列挙してみます。
self-abandoned 捨て鉢な
self-addressed 返信用の、自分あての
self-analysis 自己分析
self-assertion 自己主張
self-awareness 自己認識、自覚
self-catering 自炊(用)の
self-centered 自己中心の
self-checkout セルフレジ
self-conciet(ed) 自負心、うぬぼれ
self-confidence 自信
self-congratulation 自己満足
self-conscious 自意識のある
self-contradictory 自己矛盾の
self-control 自制、克己
self-criticism 自己批判
self-defense 自衛
self-destruction 自滅
self-development 自己開発
self-devotion 献身
self-discovery 自己発見
self-doubt 自信喪失
self-education 独学
self-employed 自家営業の、自由業の
self-esteem 自負(心)、自尊(心)
self-evidence 自明の
self-examination 自省、反省
self-fulfil(l)ment 自己実現
self-government 自治、自制
self-indulgence わがまま、放縦
self-interested 利己的な
self-knowledge 自己認識、自覚
self-portrait 自画像
self-realization 自己実現
self-sacrifice 自己犠牲、献身
self-satisfaction 自己満足
self-sufficiency (自給)自足、うぬぼれ
self-worth 自尊心
どれも、通常の会話でよく登場する言葉だと思いますが如何でしょうか。
これらは ”抜粋” ですので、一度辞書をざっとご覧になってみて下さい。
ところで、私は参考書や辞書は複数冊を用意しておくことをおススメしています。
「参考書を1冊に絞って、それを何回も徹底的に勉強しなさい」
というアドバイスを聞くことがありますが、これは参考にすべきではないと思います。
例えば英文法の参考書は、2冊以上を使うことで、
「1冊目では理解できなかったが、別の参考書を読んでよく分かった」
ということがあるはずです。
「"情報源"は、多いほど良い」が正しい考え方です。
さて、私は書斎に3冊の英和辞典、1冊の和英辞典、1冊の英英辞典、2個の電子辞書、その他PCを活用など、多くのリソースを活用して英語を調べています。
その内の一つが、三省堂の
「デイリーコンサイス英和・和英辞典」です。
これは、私が20歳のころから使っています。
スマホで単語を調べるようなことができる前の時代です。
常に持ち歩いて、必要時に活用していました。
これまで4冊ほど買い替えたと思います。
現在でも書斎や職場においてあります。
簡単な単語の意味を調べる時に活用し、単語の用法や例文を知りたい時には中型の辞書やインターネットを使っています。