『トップガン』に3回登場した重要表現『screw up』 | 「英語が話せるようになる本当の勉強法」のブログ

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ネイティブの英語を聞いていると、「頻繁に使われているな」と感じる英語表現がいろいろと登場します。

 

映画『トップガン』の中で何度も登場した表現があります。

 

"screw up"

"screw around"

 

これもネイティブが頻繁に使っている表現と感じているものの一つです。

 

 

『トップガン』の映画の前半10分数分の中で3回登場していました。

 

是非、押さえておきたい表現です。

 

 

 

 

"screw"は日本語でも使われている「スクリュー」です。

つまり、名詞では「ねじのボルト」、動詞では「回す」、「ひねる」のような意味です。

 

まず、"screw up"、"screw around" の意味を辞書で確認しておきます。

 

screw up [他動詞]

 1.~を(ねじくぎで)締める

 2.(勇気を)奮い起こす

 3.(紙などを)もみくちゃにする

  (顔などを)ゆがめる

 4.をしくじる、やり損なう

  台無しにする

 5.~で(人)をびくびくさせる

  不安にする

 

screw up [自動詞]

  へまをするへまをする

 

screw around [自動詞]

 (俗)くだらないことをして時間を浪費する

 

"screw up"は、「しくじる台無しにするへまをするへまをする」、

"screw around"は、「時間を浪費する

といった意味です。

 

 

 

 

映画『トップガン』で登場したシーンは次です

 

 

①パイロットが戦闘機内でパニックになるシーン

 

トム・クルーズ演じる主人公「マーベリック (Marverick)」が戦闘機の飛行演習中の出来事です。

有能なパイロット「クーガー (Couger)」が、ミグとの演習中にパニックになってしまいます。

 

マーベリックが、直ぐ近くを飛行するクーガーとマーリン(Merlin)の機に空母への期間を呼びかけます。

 

"Have you boys seen an aircraft carrier around here?" 

「この辺りで、空母をみなかったか?」

 

クーガーの操縦席の後ろに座っているマーリンが反応します。

 

"We got a little problem much here."

「まずいことになった。」

 

"That Mig really screw him up.

 I don't think he can make it back."

「あのミグのせいで、彼がおかしくなった

 このままでは帰艦できそうにない。」

 

このシーンでは、マーベリックがクーガの機を誘導して無事に帰艦させます。

 

 

②教官の指導を受けるシーン

 

①のトラブルを解決した後、マーベリックと友人で優秀なパイロットの「グース (Goose)」が教官に呼ばれるシーンです。

 

教官室で厳しい指導を受けます。

 

マーベリックの行動に行き過ぎが多いことについて、教官がその理由を問い詰めます。

「一体どういう積りだ?」と。

 

マーベリックは次のように答えます。

(聞き取りにくい箇所があり、少し補完した表現を含みます。)

 

"Just want to serve my contry and be the best pilot of the navy, sir!"

「国に尽くし、海軍最高のパイロットになる積りであります、教官!」

 

それを聞いた教官が言います。

"Don't screw around with me, Marverick."

 

直訳では、

「くだらないことを言って時間を浪費してはいけない」ですが、

ここでは、

「くだらんことを言うな、マーベリック。」

という意味でしょう。

 

吹き替えでは、次のように“意訳”されています。

「何が最高のパイロットだ。」

 

 

③ マーベリックが "TOP GUN" 行きを命ぜられたシーン

 

②の場面の中で、マーベリックはトップパイロットが集まる訓練場 "TOP GUN" 行きを命ぜられます。

 

これを命じた教官がマーベリックに言うセリフにも、"screw up" が登場します。

 

"You screw up this much, 

 you'll be flying a cargo plane full of rubber dog shit at Hong Kong."

 

「これっぽっちでも失敗したら

 香港から犬のshit を運ぶ輸送機に乗ることになということをな。」 

 

 

この映画の、ここまで10数分の間に、3回 "screw" が登場しています。

(これ以降は、まだ確認していません。)

 

 

この映画は、多くのセリフがはっきり発音されているので聞き取りやすく、英語のリスニングの練習としては非常に役に立ちます。

 

日本語の吹き替えや字幕と比較してみると、何れのセリフも意外とシンプルで難しくないことが分かります。

 

 

また、他にもいろいろと ”使える『生の』英語表現” が登場していますので、別の機会に記事で紹介したいと思っています。