学校では習わなかった英語 | 「英語が話せるようになる本当の勉強法」のブログ

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私が中学で英語を習ったのは、もうかなり前のことです。

もう50年位前になります。

 

実社会で英語を聞いて話すようになってみて、「学校で習った英語とは違う」と感じることがあります。

あまり多いわけではありませんが。

 

 

「もう一度言って下さい。」

 

これを英語にする場合、私は次のように習いました。

 

"I beg your pardon?"

 

これは間違いではないのですが、この表現は殆ど聞いたことがありません。

映画などのかしこまった場面で聞くことはままありますが。

 

私自身、聞き直す場合は普通

"I'm sorry?"

と言っています。

 

これを単に "Sorry?" "Excuse me?" と言うことも、たまにあると思います。

 

アメリカなどでネイティブ同士の会話を聞いていて、非常に頻繁に使われている表現は、

"What's that?"

です。

 

I'm sorryの方は、「アール(r)」の発音さえ正しくできれば言いやすいのですが、

"What's that" は、少々厄介に感じています。

 

カタカナで言うと、「ホワッツ・ザットゥ」となりますが、「ホワッツ」の「ツ」の直後に続けて「ザットゥ(that)」の「ザ」の「th」を舌を噛んで発音するのが困難という意味です。

 

「ホワッツ」を発音した直後に「th」できないために、「that」ではなく、「zat」つまり、"What's zat?" と発音することはできます。

 

ネイティブ達は、この"What's that" の発音で、「th」をきちんと発音しているのでしょうか。

 

このケースでは、ネイティブでも普通に舌を噛むことはできず、下を前歯の裏に宛てるだけではないかとも想像しています。

 

私も"I'm sorry.や "sorry?" だけでなく、"What's that?" も使ってみようかと考えています。

 

 

アメリカに住むなどしていて、"What's that” という表現を使い慣れている方もいらっしゃると思います。

「that」の「th」の部分でしっかり舌を噛むかなど、何かご意見がありましたらお聞かせ頂きたいです。

 

 

”学校で習った英語と異なる” ということでは、

「はじめまして。」

もその一つです。

 

"How do you do?"

と習いましたが、実際にアメリカなどに行ってこう言われたことはないかもしれません。

 

私が二十歳の頃にアメリカのスタンフォード大学の学生に会って、私から

"How do you do?"

と言い、相手の返答が、

"Hi."

だけだったことは以前の記事に書いたと記憶しています。

 

学校で習ったのは、「"How do you do?"というと、相手も"How do you do?"と返す。」でしたが、返答が「Hi.」だけで拍子抜けをしたことを40年経った今でも覚えています。

 

「"Hi" でいいのだ。」と納得した記憶もあります。

 

このスタンフォードの会話以来、初対面の人に会った時には私は How do you do? とは言わず、

"Nice to meet you."

と言っています。

 

 

このように、”学校で習った英語とリアルの英語が異なる” ということについては他にもいろいろとあります。

 

学校教育もいろいろと改訂を繰り返しているようですので、今の中学ではこのギャップは埋まっているのでしょうかね。

 

 

私は、私の時代の学校の英語教育が間違っていたとは考えていません。

 

「もう一度言って下さい」を"I beg your pardon?" と言うことを教えることは必要ですが、

それに加えて、日常では "I am sorry?" や "What's that?" などが使われていることも教えて頂いた方が良かったように思います。